当社に入社した経緯は?
もともと武蔵工業大学(現東京都市大学)大学院在学中にOSの研究を行い、IPA未踏スーパークリエータに認定していただいたことをきっかけに、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。学生時代にアプリ開発とOS開発を一通り経験し、大学院修了後は多くの人と一緒に開発ができる環境を求めて株式会社日立製作所 中央研究所に入所。そこでは、当時興味を持っていた組込み機器向け基本ソフトウェアの研究開発に携わりました。 その後は、より顧客に近いところでの課題解決がしたいと思い、株式会社豆蔵で研究開発ドメインのシステム構想・開発支援を経験。さらに「自社プロダクトに携わりたい」という思いから、SaaSスタートアップのCTOとして技術戦略策定や組織立ち上げなどを経験しました。 スイッチメディアに入社したのは2020年のことです。入社の決め手は、IoTデバイスを持っている企業の方が私自身の強みを活かしやすいと考えたから。スイッチメディアでは、視聴率データを収集するためのIoTデバイスを自社で開発しており、またIoTデバイスだけでなく、Webシステム・IoTデバイス・ビッグデータと分野横断で開発にチャレンジできる点も魅力的でした。 また、スイッチメディアでは自社で希少性の高いデータを収集しており、純粋にビジネスとしての面白さと可能性も感じました。テレビは数千万単位でメッセージを届けられる数少ない媒体であるものの、その視聴者情報は収集しようと思っても簡単には集められません。そういった希少性の高いデータを自分たちで収集・分析して、顧客にSaaSという形で提供している点で、当社のビジネスは自由度と独自性が高いと思います。 顧客がインサイトを得ることができれば、結果として消費者により多くのメッセージが届き、業界の考え方も変えていける可能性があります。スイッチメディアなら、そういった世の中への影響度のある重要な仕事ができて面白そうだと思いました。