クレジットエンジン創業の経緯を教えてください。
原体験といえるものは、東日本大震災の復興支援事業として被災企業に対して融資業務に携わっていたことですね。被災から立ち直ろうと必死に方法を模索している人たちへの融資なのに、従来通り、多くの書類を作成する必要がある上、融資の審査にも時間がかかっていたのです。「これでいいのか?」とどこか引っかかるものを感じていました。 その後、MBAを取得するために行ったアメリカでオンラインレンディング市場の盛り上がりを目の当たりにしたとき、日本でも広がる可能性があると感じたのです。オンラインの強みは、手間の削減と時間の短縮ですから、自分の中で引っかかっていた課題感を解決する糸口になるかもしれないという期待感もありました。 金融業界については私自身にそれなりの知見がありますし、公認会計士の資格を持つフルスタックエンジニアやコンピュータアーキテクチャにも長けた機械学習エンジニアなど優秀な人材との出会いもあり、起業を決意しました。
その後、メンバーも徐々に増えていますが、スタッフへの想いや期待することについてお聞かせください。
現在メンバーは11名いますが、みんな専門領域を持っているプロフェッショナルたちです。ですので、互いに刺激し合いながら各々が専門性を伸ばしていける場所にクレジットエンジンがなれればいいな、と。そして、当社を離れていった後も、「クレジットエンジンにいた」ということが、メンバーのキャリアにプラスになればいいと思っています。 期待することは、各々の専門性をウチのビジネスで発揮することですね。また、能動的に動いてくれることも重要です。少人数の会社なので、みんなが自分の業務範囲を制限することなく、幅広く携わっているため、一人でも指示待ちで立ち止まったりすると、ビジネス全体に影響が出てしまうかもしれないからです。逆に、プロアクティブに働きたいと考えている社員にとっては、新しいチャンスがいくらでもあるので、貴重な経験を積めると思います。
内山さんの仕事観について教えてください。
仕事観ですか? 難しいですね。長期的にどうありたいか想定して、今を考える、でしょうか。 常に先にある目標を頭のどこかで意識しながら考えるようにしています。 あとは、自分にはできないことが多いので、人にどうやって協力してもらうかは意識しています。 Tech企業はどこもそうだと思いますが、プロダクト開発やサービス運営を行う上で必要な専門性が多岐にわたります。テクノロジーやサービス構築、リスク管理、ユーザや市場動向の分析をはじめとしたマーケティング。当社であれば、金融目線も知識も欠かせません。到底すべてを一人でこなせるわけがないのです。それに、一人ですべてをやろうとすれば、決して私の限界を超えることはできませんよね。その天井を突き抜けて、より大きな可能性を求めるためにも、多様なバックボーンを持つプロフェッショナルたちの力が必要なのです。
最後に求職者へのメッセージをお願いします。
日本におけるオンラインレンディングはこれから伸びていく市場です。これからどんどん面白くなっていく分野でもあります。その世界にいち早く取り組みはじめた当社には、他社にはない経験と蓄積があり、今後も確実に増えていきます。このアドバンテージは結構大きいのではないでしょうか。 また、新たな市場を開拓していく醍醐味も、日本の中小企業や個人事業主を資金調達の面から支援する意義も実感できるはずです。本当にいろいろなチャンスや経験が待っている会社だと思います。 自分を高めたいと思っている人、個人として何か追求したいものを持っている人、その追求したいものと当社の方針や事業領域が合うのであれば、ぜひ来てほしいと思います。