株式会社SEVEN

広告会社の株式会社SEVEN。ブランディング、コンサルティング、プロモーション、リクルーティング、Webサイトの企画・制作・運営、映像の制作等広範な領域を手がけている。同社のコンセプトは“考え抜くクリエイター集団”だ。

「クライアントのオーダー通りつくるだけでは、クライアントに満足してはもらえません。マーケットやターゲットの調査や社会情勢の分析等も行い、どのように表現したら伝わるかといった設計をしっかり行った上で、クリエイティブを考え抜いています」とクリエイティブディレクターの伊草氏は言う。

例えば、色の選択。感覚的な要素が強く、クリエイターの好き嫌いで選びそうなものであっても、同社は一定のエビデンスに基づいて選択している。
「なぜその色なのか、位置や大きさはそれでいいのかといったことを徹底的に詰めています。あらゆる要素の理由について、クライアントに質問されても論理的にきちんと回答し、納得してもらうようにシミュレーションしています」（伊草氏）

なおかつ、“作って終わり”ではない。出稿後に反響の状況をリサーチし、次回の改善策を提案する。このようにしてPDCAを回す形でクライアントと長く取引を続け、信頼関係を構築しているのだ。このような姿勢やアウトプットがクライアントから高く評価されており、独自のアンケート調査で次のようなコメントが寄せられたという。

「いつでも仕掛けてくれる」
「いつでも違った答えをくれる」
「いつでもヒントをくれる」
「いつでも結果に寄り添ってくれる」
「いつまでも支えてくれる」
「いつでもこちらの目線・市場の目線で考えてくれる」

業界のポジションとしては、テレビCM等多額のバジェットを得意とする大手広告代理店と、単発のWebサイトやグラフィック等の制作を得意とする制作会社の中間に位置し、ミドルバジェット領域において1社で“コンサルティング×マーケティング×クリエイティブ”を提供。年々ハイバジェットの取引も増え、この領域には同社のようなプレーヤーが少なく、存在価値を発揮している。

同社の設立は2011年2月。代表取締役でクリエイティブディレクターの河野将之氏が6名のメンバーとスタートさせた。SEVENの社名は、スターティングメンバーが7名であったことに由来する。

創業理念は「ワクワクする世の中に」。この言葉に込めた思いは、次のとおりだ。
「私たちはコミュニケーションを通じて、
企業や社会のチャレンジをより良い方向性へと導くために存在します。
それによって、私たち自身も成長し、幸せになること。
その相互作用によって、もっと世の中をワクワクするものにしたい。
それが私たちの意志です」

当初は企業の全体像を伝えるコーポレートコミュニケーション領域を強みとしていたが、ブランド領域、PR領域へと事業ドメインを拡大。ブランドマネジャー認定等の資格も保有している。

そんな同社では、2014年から毎年、ベンチャーと大手が集まるイベントに参加している。大手企業のマーケティング責任者と、同社のような制作会社や広告代理店等が集い、マッチングが生まれるイベントだ。同社は事前に参加企業を調べ上げ、自主的にプロモーションやマーケティングの企画書を作成して提案しているという。
「頼んでもいないのにプレゼンされて、相手にびっくりされることが多いですが、喜んでもらえます。当社にしてみれば、考える力を試し、取引に繋がるいい機会になっています」と伊草氏。

また、クライアントから「面白いことを提案してほしい」といった要請が入り、バックオフィススタッフも含めて全員で案を出し合うといったこともしばしば行われるという。これらのように、常に“考える”機会をつくり、能力向上を図っている点は大きな特長だ。

2022年3月現在、同社のメンバーは約25名。クリエイティブディレクターはじめ、プロデューサー、アートディレクター、（Web / グラフィック）デザイナー、コピーライターが揃い、内部制作体制を確立。

「仕事の相談が増えており、当社でプランニングを行いクリエイティブは外部に依頼するケースが増えてきました。プロデューサー、クリエイターが不足していますので、『Green』で採用したいと考えています。ぜひアクセスしてください」と伊草氏は呼びかける。ものづくりが好きで、制作だけでなく企画力も高めたいというクリエイターや、Webやグラフィック、映像と幅広く手がけたいというクリエイターには最適な環境といえる。若いメンバーでも要求水準が高い大手有名企業のプロジェクトに加われるチャンスが豊富にあるので、成長しやすい環境があるといえるだろう。

そんな同社の魅力について、メンバーは次のように話す。

「クライアントとの距離が近く、こちらの提案に耳を傾けてくれて、当社をパートナーとして見てくれているケースが多いと感じます。取引年数など無関係に頼ってもらえることがあり、やりがいを感じますね。期待に応えるのにハードルの高さを感じることも多々ありますが、社内にはワクワク前向きに考えていこうという気概や雰囲気があるので、もがき苦しむことも楽しんでいる感じです」（クリエイティブディレクター・伊草俊洋氏）

「クライアントから求められるアウトプットのレベルが高いので、クォリティに徹底的にこだわる風土が根付いています。1本のキャッチコピーをつくるのに、“千本ノック”的に何本も案を出すといったこともよくやります。社内には、メンバー同士に『手を抜かずにやろうぜ』といった暗黙の了解があると思いますね。ストイックでいて穏やかな性格の人ばかりなので、人間関係の良さも魅力ではないかと思います」（コピーライター・一藁雅之氏）

「入社してまだ3年目ですが、あるプロジェクトでプロモーションの企画づくりから参加させてもらっています。まずは実現性等の制約を設けずに考えてみようという空気があり、アイデアを広げられてワクワクしますね。また、入社してすぐ『タマちゃん』と呼ばれるようになり、皆さん何かと明るく声を掛けてくれます。困ったことはすぐ教えてくれるので、安心して働けますね」（アシスタントデザイナー・玉那覇響氏）

社内の親睦を深める機会としては、毎年、家族同伴の社員旅行を実施している。最近では沖縄を3日間旅行した。費用は家族分含めて全額を会社が負担し、日ごろのメンバーの頑張りに応えている。その他、上層部とメンバーとの1対1での飲み会でコミュニケーションを深めたり、全体によるビジョン研修といった機会も設けられており、コミュニケーションは活発。

ワクワクした仕事をし、自身のレベルを高めたいクリエイターにとって、見逃せない募集といえるだろう。

■WORK01.食品会社大手 マーケティング施策
SEVENの事業領域
・マーケティング調査後のターゲット分析、策定
・マーケティングプランの立案
・ブランドコンセプトの考察、策定
・各コミュニケーションツールの企画
┝ ブランドサイトのリリース
┝ キャンペーン立案、運用
┝ タレント提案、アサイン
┝ 各種クリエイティブデザイン
┝ 商品パッケージ開発
┝ SNSの運用
└ オンライン、オフラインメディアの運用
等を実施。

【チーム体制】
プロデューサー3名、CD1名、映像ディレクター1名、AD2名、コピーライター2名

■WORK02.アミューズメント会社大手 ブランディング施策
SEVENの事業領域
・ブランド調査後のターゲット分析、策定
・ストアーブランド開発
・マーケティングプランの立案
・NPS調査
・各コミュニケーションツールの企画
┝ 動画コンテンツの開発
┝ 各種クリエイティブデザイン
└ オフラインメディアの運用
等を実施。

【チーム体制】
プロデューサー1名、CD1名、AD1名、コピーライター1名

■WORK03.化粧品会社大手 マーケティング施策
SEVENの事業領域
・マーケティング調査後のターゲット分析、策定
・マーケティングプランの立案
・各コミュニケーションツールの企画
┝ ブランドサイトのリリース
┝ 動画コンテンツの開発
┝ 各種クリエイティブデザイン
└ オフラインメディアの運用
等を実施。

【チーム体制】
プロデューサー2名、CD1名、映像ディレクター1名、AD1名、コピーライター2名