代表取締役社長　高桑 慎介氏 1978年生まれ。2004年、株式会社クラブネッツに入社。執行役員、東日本営業部長、上席執行役員モバイルソリューション事業本部長を経て、2016年7月に株式会社バリューワンを設立。代表取締役社長に就任する。

社員に対して、どのような想いを抱いていますか？

いつも感謝しています。企業の成長は社長一人でどうにかなるものではありません。私一人でできることなど、限られていますし、私の能力の限界が会社の限界にもなりかねません。社員たちが自身の成長と会社の成長を重ね合わせて頑張ろうと思うことが大切です。そのために会社としてできることは、環境を整えることです。だから、今以上に皆が、重要な仕事や決断できる機会をつくるなど、もっともっと会社をよくしていける環境づくりを行い、社員やご家族にまで誇りに思ってもらえる会社をつくっていきたいと思っています。 ただ、私自身、仕事を上手くいかせたいという気持ちが強い傾向があるので、この気持ちをいかに抑えて見守るかが、今の課題でしょうか。社員は、「そんなことはない」といってくれるのですが（笑）

では、社員に期待することは何でしょうか？

大きく2つあります。 1つ目は、会社の成長とともに、人として内面的にも成長していってほしい事です。 私たちバリューワンは「クライアントファースト」を胸に、お客様が「お付き合いして良かった」と言っていただけることや、サービスを提供する社員一人一人が「やりがい」「責任感」「使命感」を持ち、会社と共に成長し、関わる全ての取引先との長期的な信頼関係の構築ができる企業を目指しています。そこを軸に発展させていければ、結果的に業績もあがっていくと考えています。その為には、社員みんなに成長して貰わなければなりません。ここでいう成長とは、ビジネスを前進させるためのスキルだけでなく、人間として、社会人としての成長も含んでいます。まじめさや誠実さ、謙虚さを失う事なく、経験を積み、努力を重ねられる---そんな人としての幅も広げていってほしいと思っています。 2つ目は、皆で協力し、一緒に張りのある組織を作り上げていく事です。 今後、弊社は既存事業も伸ばしつつ、これから3つ目、4つ目の事業を創出して、今以上にお客様のお役に立てる存在になっていく必要があります。その為にも「共に働く仲間が誇りに思って貰える会社創り」「組織基盤の構築」「幹部社員、部門長、次世代リーダーの創出」「事業領域の拡大」を皆で力を合わせて、実現させていきたいと思っています。組織を作り上げていく事が、社員一人一人の成長にも繋がると考えておりますので、皆で同じ目標に向かって取り組んでほしいと思っています。

社員のモチベーションアップのために意識、工夫していることはありますか？

その月に目立った功績を残したメンバーに対して月間MVP表彰をしたり、メンバーで相談して誕生月の社員に「その人らしいアイテム」をプレゼントしたりしています。 野球チーム活動やバーベキューといったイベントも行っています。また、珍しい手当として、禁煙手当制度というものもあります。喫煙をやめた人だけでなく、元々煙草を吸わない人にもつく手当で、これをきっかけに禁煙に成功した人もいます。 その他、2020年3月以降は社員の安全確保を目的として 在宅勤務制度を導入し、現在も運用しています。 特にエンジニアメンバーは生産性も上がっているため、今後も継続を検討しています。

最後に、応募者へメッセージをお願いします。

私自身、ベンチャー企業に入って勉強させていただいたという思いが強くあります。ベンチャーは、人も仕組みも整っていない中で事業成長を推し進めていかなければならないため、短い時間で体験できることが本当に多いと感じています。それは、大手企業の安定した環境とは180度違うかもしれませんが、そのような熱気とチャンスに溢れた環境こそ、自分には合っていると思う人は、ぜひ、一緒に会社を盛り立てていってもらいたいと思います。３年後には、今とはまったく違う会社の姿を見ることができるはずです。お待ちしています。

社長にとっての仕事観について教えてください。

私はバリューワンの前身であるクラブネッツに入社する前、ある企業にて法人営業をしていました。大手企業の開拓など、多数の実績をあげていたのですが、あるとき、まだまだ未熟な自分が恐くなりました。「このままでいいのか……」と。自分をもっと太く成長させ、もっと経験を積みたい、そのためにはベンチャーのような環境に身を置いて様々な経験を積んでみたい…。その想いを胸に入社したクラブネッツで、営業部門や新規事業責任者など、様々な経験を積ませて頂いたことで、本当に自分の成長に繋がりました。 この原体験があるので、私にとって仕事とは自分自身を成長させてくれるものだと考えています。また、仕事で結果を出すためには、誰かのお役に立つこと、必要とされることが重要と思っており、このことも忘れないよう、自分に言い聞かせています。あとは、同じ志ある仲間と何かを創り成し遂げていくことを大切に思っています。