報道を担う新聞社は、典型的な情報産業ですが、読者に届ける印刷商品である「新聞」を日々製造するメーカーでもあります。その技術部門は、記者の取材・執筆、原稿の送稿、紙面編集から印刷工場へのデータ送信、発行部数や輸送の管理まで、各過程の業務を処理するシステムの構築を担当します。メーカー的な専門知識と、最新のIT知識を活用した先進的開発へのチャレンジを並行して担うため、総合力を持ったエンジニアを、日々の実践を通して養成しています。
新聞の基幹業務だけでなく、販売や広告、出版の営業部門や人事・経理部門など社内の各種業務を円滑に進める運用管理システムとインフラの構築も担当しますが、なかでも、デジタルメディア事業の多様な展開に対応するシステムの構想・開発という新領域の重要度が高まっています。
可搬性に優れた情報機器のマルチメディア化、スマート化、無線通信回線の高速大容量化に沿って、個人を取り巻く情報環境が激変しつつあります。そのなかで、自ら豊富な情報を収集し、それを編集する能力も備えた特異なコンテンツプロバイダーである新聞社も、紙の情報発信だけだった時代から姿を大きく変え、進化しようとしています。
その未来を決めるのは最新のテクノロジーと創造性に他なりません。毎日新聞は、メディア企業の明日を切り開く、若きエンジニアを求めています。