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インタビュー画像 石川 英典 所属:企画開発部 部長 エンジニア 出身大学:千葉大学大学院 出身学部:医学薬学教育府総合薬品科学専攻

ご経歴について教えてください

千葉大学大学院にて医学薬学教育府総合薬品科学を専攻していました。 病原菌の酵素分子を薬の分子の研究をしており、これは病原菌がどのように薬に対してどのように耐性を獲得していくかをコンピューターシュミレーションで解析していくものです。繰り返し条件(パラメータ)を変えながら実験を重ね溜まったデータを分析する、この方法自体は今のインフルエンザやコロナワクチンの研究の主力になっているものです。 インターネット黎明期の同時期から自ドメインを取得し、自宅サーバ運用を行っており(このサーバは現在も稼働中で20年以上バージョンアップを乗り越えて運用中)卒業後は大手IT企業でミドルウェアの企画・開発・検証・拡販も含めて10年以上の一貫した経験があります。

プライム・ストラテジーへの「入社の決め手」と「現在の担当業務」は?

◆入社の決め手について (1)オープンソースの開発を行なっている (2)オープンシステムのエコシステムを広げようとしているビジネス展開に惹かれました。 PostgreSQL、更にその前、学生時代はFreeBSD(フリービーエスディー)ユーザーグループなどをやっており、オープンソースの世界に幅広く長く関わっていた為、いかにオープンソースの仲間を作ってその上でビジネスをしていくか、そこをビジョンに掲げているところが大きな決め手となりました。 (3)自由にチャレンジできそう 大企業では色々なしがらみ、制度がありうまく行かないところもありますが、プライム・ストラテジーは自由に開発ができそうだと感じました。 実際に現在はリファクタリングを始めKUSANAGIでは新しい技術を使っており、非常に楽しく開発ができています。 (4)「転職イベント」でプライム・ストラテジーのことを初めて知りましたが、その際に接した当時の代表取締役であり創業者の中村を始め、社員の方々のひととなりが気に入ったというのも大きなポイントです。 ◆担当業務について 開発部の部長として当社自社開発プロダクト「KUSANAGI Stack」 ・超高速CMS実行環境「KUSANAGI」​ ・高速化エンジン「WEXAL® Page Speed Technology」​ ・戦略AI「ONIMARU® David」 の開発を行っております。 部長という立ち位置ではありますが、8割程度はプログラムを書いたり、コーディングレビューなどを行っております。

入社前と後で感じたギャップはありましたか?

入社の決め手で、自由にチャレンジできることを上げましたが、入社後のギャップとしては自由過ぎる(笑)と感じました。 例えばソフトウェアの開発でいうと、大体は明文化されたプロセスがあってそれに沿って仕様書を作成・検証方法などを検討していき、ドキュメントもあって然るべきですが、そういったものがなく(笑)制度・プロセスがふんわりしているところがあります。 それが一番衝撃でしたが、逆に自分でそれを作ることができるので、できているところに加えて自分の過去の経験から加えたり、あるいは必要ないものは入れないなど、自分で整えることができるので、ある意味よかったと思っています。 スピード重視、柔軟に自由に作れるというのが今の時代には合っていと感じています。

入社後に「苦労したこと、大変だったこと」「価値があると感じたこと」は?

◆入社後に苦労したこと、大変だったこと これもまた自由過ぎるところになります(笑) リソース周りの話しになりますが、例えば開発環境を例に上げると、各自がそれぞれVMを立ち上げて終わったら閉じて落としてない場合っもあれば、着けっぱなしになっていたり、止めたはいいが終わった後で削除してない・・・ セキュリティグループ、SSHなどをブロックしていないなど各自バラバラだったり・・・ など、検証環境になると各自の環境がバラバラだと結果が変わってしまうことがあるので、それを揃えることが大事なことになるので揃えるには時間が掛かり大変でした。 ソースコードはきちんと管理されていましたが、それ以外の開発環境周りについて整っていなかった部分を揃えて行くのは苦労しました。 現在では開発部では統一のルールの元で開発環境を整えられたので、そこから更に一歩進めて自動化を推進しています。 そうなりますと各自ルールに従って作るのではなく例えばコマンドを叩くだけ、またWebからクリックするだけになれば尚よく、開発者の負荷が減り、且つ開発者皆が同じ環境のものが作れるように推進を進めています。 ◆入社して価値があると感じたこと トレンドである技術を実際に取り入れて開発できるところです。 自分で勉強をして試しに作ってみるということはありますが、実際にそれをプロダクトに反映するということは、なかなかない事だと思います。特に自分がこれまで関わってきたミドルウェアの領域では割と保守的なところがあり、新しい技術を使うことがあまりありませんでした。 今の開発ではKUSANAGI(OS)という保守的な部分を保持しながら、WEXAL(Engine)、David(AI)という逆に攻めるものがあるのでこちらに関しては新しい技術をどんどん使ってものを作っていくということができたというところです。 また実際に新しい技術を使ってみてもの作りをし、それを実際にお客様に使っていただき短時間でフィードバックを得るという環境はなかなかないことなので非常に価値があると感じています。

最後に現在会社選びをされている皆様へメッセージを頂けますか?

自分自身がこの会社に入って楽しく働けるかということをまず考えて欲しいです。 「楽しい」の概念は人それぞれですが、その会社に入って楽しんでいる自分を想像できるかを考え、それが描けることが大事だと思います。

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