株式会社ジャスト

非破壊検査によって、あらゆる建築・土木構造物の調査・診断をワンストップで行う事業を展開している、株式会社ジャスト。第三者機関としての公正、中立なサービスを通じ、社会インフラでもある構造物の安心・安全の確保に努めている。1972年の設立以来、黒字経営を続けており業績は右肩上がりで、業界トップクラスのシェアと技術力を持つ。

そんな弊社が目指しているのは、既存のインフラをより長期的に使用していくことで収益を見込む、ストック型社会の実現である。2011年に起こった東日本大震災の影響もあり、建築・土木構造物の調査・診断の重要性が見直されてきたが、そうした大規模な自然災害の他にも、構造物の老朽化や耐震強度偽装事件など、構造物の安心・安全に関する社会的な関心は高まっている。環境保全や資源の有効活用を図ろうという気運の高まりも後押しとなり、同社の営業においても95％が既存クライアントからのリピートによるもので、同社への調査依頼は増え続けている。

しかし、建設業界においては人手不足が大きな課題となっており、省人化と業務効率化は必要不可欠な状況だ。そこで同社が力を入れて取り組んでいるのは、点検記録のデジタル化アプリ開発とAIを活用した診断業務の効率化である。

【橋梁点検アプリ”タテログ】
”点検技術者の「負」を100%解消する”をミッションに自社サービス「タテログ」の開発を進める。
橋梁点検では非効率なことばかり‥煩わしい入力作業、手作業による膨大な転記など、建設技術者が本来集中すべき仕事ではないことに作業時間を取られてしまうことが大きな課題です。
タテログは橋梁点検調書作成をDXで圧倒的に効率化するクラウドソフトウェアです。

【下水調査アプリ”スマカン”】
下水管の全国管路総延長は48万km。維持管理ニーズは急上昇です！
そこで開発されたのがスマカン、新技術として注目される広角展開式カメラ調査用ソフトウェアです。
AI活用、UIUX追求など、最新技術を駆使して、下水管調査をDXします！

タテログもスマカンも現場の”課題”からプロジェクトがスタートしています。
ジャストでは年間5000棟以上の構造物調査の実績があり、現場の課題が山積しています。

例えば、橋梁点検アプリ「タテログ」はジャスト社内に土木部があり、橋梁点検業務を行っています。
現場のメンバーからは、膨大な入力作業や転記作業など、単純業務が全体の30%くらいありストレスが多いという声がありました、、、。そこで、エンジニア・デザイナーと橋梁技術者がタッグを組んでプロジェクトがスタートしました。

当社の強みは、現場課題の解像度と現場メンバーからのフィードバックを開発に活かしながらアジャイル開発する力です！

本社オフィスは横浜市青葉区にある、東急田園都市線の江田駅近く。住宅街であるため、通勤ラッシュに巻き込まれることもなく、リラックスして働ける環境だ。また、オフィス近くにある社員寮や借り上げ社宅を利用することも可能。

その本社オフィスでアプリ開発を推進しているイノベーション企画部は、「楽しく」「敬意」「コミュニケーション」「Be Positive」という4つのチームポリシーを掲げている。

現在、イノベーション企画部のメンバーは、男性が12名と女性が3名のチーム構成で、20代から30代のメンバーが中心である。メンバーの前職は、ゲームやアプリの開発、医療系の画像処理を開発していたエンジニアなどで、建設とは異なる業界から転職してきた。

建築・土木構造物という社会インフラを維持管理していくためにも、必要不可欠な事業であり、これからの世の中でますます必要とされる。市場性も将来性も非常に高いプロジェクトである。