株式会社IMAGICA IRIS

日本有数の映像関連企業グループであるIMAGICA GROUP。
国内最大級のポストプロダクションである株式会社IMAGICA Lab.をはじめ、映像制作分野を中心に、多彩な企業が名を連ねている。

株式会社IMAGICA IRIS（イマジカ・アイリス）は、IMAGICA GROUP内のベンチャー企業として2019年1月に誕生して以来、“デジタルマーケティングにおけるクリエイティブ制作”を軸に事業展開してきたWeb広告代理店だ。Web動画を始めとするデジタルコンテンツの制作からマーケティング、広告運用までを総合的に提案していくクリエイティブ&マーケティング集団である。

同社の代表取締役である根本敦史氏は、IMAGICA IRISのビジョンやミッションについて、次のように語る。
「当社はお客様の“伝えたい”と、ユーザーの“知りたい”を繋ぐ懸け橋となることを、ビジョンとして掲げています。これまで制作会社は完成したクリエイティブを納品するまでが事業領域でした。しかしデジタルマーケティングを取り入れていくことで、ユーザーに直接届けることが可能になります。私達のミッションは品質と価格で評価されてきたクリエイティブに「効果」という付加価値をつけることで、それらを生み出すクリエイターの価値を最大化させていくことです」

Web広告などのデジタル分野においては、従来のテレビ番組やCM番組といったマス広告とは違った方法論によるマーケティングが必要となる。特に大きく違うのが、広告の効果がほぼリアルタイムで計測・追跡できるという点だ。そのため、マス媒体向けに広告代理店、制作会社、ポストプロダクションなどの分業化が進んできた映像業界の枠組みを超えて、よりタイムリーに臨機応変な対応が求めらている。

映像業界有数のクリエイティブ力にデジタルマーケティングを掛け合わせることで、本当に伝えるべき情報を盛り込んだ動画を制作し、ユーザーに届けるまでをワンストップで対応していく。そうして映像業界に変革をもたらそうとしている新しい存在、それがIMAGICA IRISなのだ。

親会社であるIMAGICA GROUPは映像制作の歴史が長く、クリエイティブ力の高さで評価が高い。映像業界でデジタルマーケティング領域を担う同社は、グループ内ベンチャーとしてスタートし、“映像クリエイティブ×デジタルマーケティング”をキーワードにデジタル領域を開拓し続けている。

インターネットの普及やスマートフォンなどデバイスの多様化に伴い、プロモーション手法として動画を扱う企業が増えた。制作だけでなく総合プロモーションを提案する同社はグループの中でも期待が高い。近年、安価で簡単に動画を作成できるサービスが増えてきているが、あらゆるジャンルのクリエイティブを高い品質で内製でき、デジタルマーケティングの知見を併せ持っているのが同社の強みだろう。

「IMAGICA GROUPは映画やテレビ、アニメ、CMなどの映像制作でグループ各社が独自の強みを持っています。それだけでなく、Webページ制作の会社、出版社、クリエイティブ人材を派遣する会社など、カバー領域は多岐に渡っています。当社はこうしたグループ内のリソースを、デジタルマーケティングを軸として繋ぐ役割も担います。
動画は、メディアの特性に合わせて制作しなければ見てもらうことすら難しいとう事実があります。だからこそ “何が伝われば正解なのか”といったコンセプトの企画を出発点に、“どういう流れで、どのような見せ方をすれば効果を最大化できるのか？”といった観点に立って動画を制作しています。
また、それによりクリエイター自身の価値観も変わっていくと考えています。
デジタルマーケティングにおいては、広告や動画の効果が可視化されます。誰が、いつ、何を見て、どういう反応があるのか。自分が作る動画の“かっこいい”の評価軸が分かりやすいんです」。

5G時代の到来やSNSの隆盛により、これからは動画がさらに身近になると予想される。動画時代における本当のクオリティとは何なのか？
理由を持って動画を作成するマーケティング×制作力は「必ず世の中から必要とされる」と同社は確信している。

メンバーの多くが20代から30代で、とても風通しがいい。社員の自主性を大切にしており、「やりたい」といったことがそのまま業務の目標になることも珍しくない。

「会社の雰囲気もいいですし、しがらみもありません。みんな年齢が近いこともあり、上下関係にうるさくないですし、お互いをリスペクトし合いながら仕事をしています。時には議論を戦わせることもありますが、そんな風に言い合える関係を大事にしています」。（根本氏）

社員の役割やポジションも固め過ぎないというのも、特徴のひとつだ。根本氏はIMAGICA Lab.で社長賞を受賞しているほどの営業力がありながらプロデューサーとしても活動、エディターからプランナーにキャリアチェンジしたメンバーもいる。動画制作スタッフも同様に動画制作のみに留まらない役割を担っている。自分の役割に線を引くのではなく、幅広い仕事を行うことで刺激を高めているようだ。

最後に、根本氏に今後迎える仲間に期待していることを伺った。
「当社はIMAGICA GROUPの中にいますが、ベンチャーとして裁量を渡されたので、自走していくことをみんなにも求めていますし、これから迎える方にも自分で考えて自走できる意識を期待したいですね。横を見れば色んなグループ会社があって、とがったクリエイティブ能力を持っている人がたくさんいます。彼らと一緒にやっていける経験はなかなかないんじゃないかな。動画制作やプロモーションを自分でやっていきたいという人には、とてもいい環境だと思います」

事業規模の大きいIMAGICA GROUP内のグループ会社でありつつも、若い経営陣が裁量を持っているため、事業を進めていくスピード感もある。スタートアップしたばかりの企業であり、一緒に事業基盤を作っていくチャレンジができるのも面白いだろう。