−経営理念を新たにした理由について教えてください。
フロイデ株式会社は2018年に代表1名の経営体制から大きく変化し、新たな飛躍の時を迎えました。「1000人の未経験者をエンジニアにする」というミッションはグループ全体としては今後も不変ですが、フロイデ単体としては成長のフェーズが変わってきたため、一つ階層を上げた目的・目標を2020年より再定義する運びとなりました。
−具体的に大きく変わった点はどんなところですか?
これまでは未経験者を育て、できる限りローコストでお客さまにエンジニアリングサービスを届けることを主軸にしていましたが、日進月歩のIT業界で生き抜いていくために、優秀な経験者を積極的に採用し、常に新しい挑戦ができる体制を整えようとしています。同時に既存メンバーのレベルも底上げしながら、お客さまに提供する価値を向上させることで、単価アップにもつながっています。当然売り上げも上がったため、昇給の機会を増やしたり、賞与での還元が実現できるようになりました。
−これからのフロイデが描くビジョンについて教えてください。
「福岡で一番エンジニアが働きたい会社」になることを目指します。給与や勤務時間など定量的な面だけでなく、より主観的な意味での実現です。例えば社員が「あの会社で働いてみたいけど、今の自分のレベル的にとりあえずフロイデでいいや」と思っているうちは駄目ですし、逆に社外から見て「フロイデで働いてみたいな」と思ってもらえるようにならないといけない。人々の主観が「評判」という形になり、福岡のIT業界で認められる存在になって初めて一番だと言えると思っています。内向きに聞こえるかもしれませんが、エンジニアが働きたい会社を目指せば、必然的に優秀な人材が集まり、お客さまにもっと付加価値の高いサービスを提供することができる。そうすることで最終的には、テクノロジーでよりよい未来を創ることができると信じています。
−直近の展望について教えてください。
まずはフロイデ単体で100名体制にしたいと思っています。今は基本的に受託型ですが、今後は自社サービスの展開も考えており、人的リソースなどの面からもスケールメリットを重視しています。福岡が本社で100名超のIT企業はなかなかないですし、それをクリアすることでまた新たなステージに進んでいきたいですね。