株式会社博士.com

2大主力事業は企業向け「動画企画制作コンサルタント事業」と「不動産会社のホームページ制作」。
株式会社博士.comは、不動産関連企業のホームページの企画制作から保守運用までを一気通貫で行う他、企業動画を内製化できるクラウド動画作成ツール「メディア博士」にて事業展開を行うベンチャー企業だ。

設立時から「不動産特化型のWebサイト事業」という主軸は変えることなく、東京都・吉祥寺を拠点に前進し続けてきた。競争が激しいIT業界の中にあり、25周年を迎えた同社は、飽くなき挑戦のため新たな事業計画の実行に乗り出した。毎年売上を順調に伸ばす中、既存事業の強化と共に、動画事業を推し進める新たなメンバーを求める。

不動産業に長く携わっていた創業者が、「不動産業界のイメージを明るいものにしたい」と1998年に立ち上げたのが同社だ。インターネットの利用がようやく一般的になりつつあった時期、不動産に関する豊富な知識と経験を活かして不動産会社のホームページ制作を手がけるところからスタートした。実績を重ね、「不動産会社にとって最適なWebノウハウ」を蓄積していった。こうして同社は業界内で独自の地位を築いていく。

しかし、WEBの世界は変化が早く競争も激しい。高い評価を得ながらもその地位に安穏とすることなく、新たな挑戦に挑み続けた。それが誰でも簡単に動画を作成し、スピード感をもってビジネスに活用出来る「メディア博士」だ。

コロナ禍において社会が変容していく中、ビジネスシーンでも対面でのコミュニケーションがままならなくなり、社外だけでなく、社内に向けても動画を活用する企業が増え、動画作成ツールの需要も高まっている。

博士.comでは長年WEBコンサルティングを行ってきたノウハウを活かし、多種多様な業界でニーズに応じた動画作成をサポートしている。

常に前進・挑戦をモットーとする同社は、時流を見据えた新たな成長戦略を打ち出した。それは、動画事業である。人事を含むビジネスサイドの主任である藤森貴子氏に話を聞いた。

「Webの世界で、もはや動画は外すことができないムーブメントです。当社が扱う商品は【メディア博士】という誰でも簡単に動画作成が出来る企業向けクラウド動画編集ツールです。そして、動画を作ることが目的ではなく、見て欲しい人に見てもらうことを目的としています。」（藤森氏）

社員が撮影した商品の紹介動画や社員紹介、会社案内などで、気軽にプロモーション動画を撮影しサイトへアップできる。

「現在、当社内では動画活用をあらゆる角度から分析し、社員間でディスカッションを行っています。“ニッチな領域に伝わりやすい動画とは？”、“有効な動画発信方法とは？”、“求める表現に必要な機能は？”などテーマは多岐に渡っています。試行錯誤しながら作り上げた動画制作システムと動画コンテンツは、日々進化を遂げながらも、誰でも簡単に扱えるツールという主軸を維持し、お客様の事業活性のソリューションとして急成長中です。」（藤森氏）

このように動画へ注力する方向の同社だけに、経験者はもちろん、動画領域への興味や志向があれば、業務をいっそう楽しめるだろう。

一方で、同社は一社の顧客に対して最初のヒアリングからコンサルティング、実際の制作、運用、その後の改善提案・実施に至るまで、基本的にひとりの担当者が一貫して関わる。それだけに動画のみにこだわるのではなく、全方位的に顧客の課題解決や提案をしたいという人物がマッチする。

「ただし一社一担当制といっても、チーム全体で案件の進捗を把握し、サポートし合っているので抱え込むのではという心配は無用です。相談やアドバイスが日常的に行われていて、担当者が案件をリードしつつもチーム全体で取り組んでいく感覚です」（藤森氏）

それだけにひとりで黙々と進めたいタイプよりは、周囲と活発な意見交換をしながら仕事を進めるチームワーク重視型の人材を求めたいという。

「チームワーク」は同社を語る上で外せないキーワードだ。その理由は前章で触れた通りであり、円滑なチームワークは活発なコミュニケーションがあってこそ成り立つというのが同社の考えだ。実際社内の雰囲気は「和気あいあい」という表現がぴったりで、社員が笑顔で会話を交わす様子がそこかしこで見られた。

「不動産に特化した事業内容や動画への新たな取り組みなどに興味を持っていただけたら嬉しいですし、経験者はもちろんのこと、WEB業界未経験でもそれに通じる社会経験があれば歓迎です。また協調性があり仲間を思いやれる方という点を重視しています。」（藤森氏）

アットホームな社風という表現はありきたりではあるが、同社にはそんな温かみを感じる。話を聞いていると、吉祥寺というオフィスの立地も関係あるようだ。住みたい街ランキングで長年上位をキープする吉祥寺にオフィスを構えたのは、不動産関連事業者としてのこだわりなのだ。

さらに社員の特徴として、多趣味であることを付け加えたいと藤森氏は話す。
「なぜか多趣味な人が集まっているんです。マウンテンバイクやゴルフ、マラソン、ツーリング、釣り、キャンプなどのスポーツ系もいれば、美術館巡りや音楽ライブ、マンガ・アニメ、アイドル、料理、お酒が好きなメンバーもいる。それぞれが仕事と生活のバランスを取りながら、楽しんでいる印象です」（藤森氏）

多様な個性が集っていることは、仕事の面にもプラスになっている。固定観念に捉われない柔軟な発想が大事なのだ。

「プライベートでの趣味は一見関係なさそうで、様々な創造性をもたらしています。会社としても、アイディアや意見をどんどん発信してほしいといつも伝えています。常に発言を求められるので、自分の考えを持つことが大事だし、否定せずにまずは耳を傾けようという風土が自然と根付いています」（藤森氏）

同社が創業以来変わらず大切にするのは、”社員がイキイキと働ける会社であること”。「転職が身近な時代ではありますが、10年20年と長く一緒に働ける企業であり、仲間でありたいと思いますし、それを望んでいる方だと嬉しいですね」（藤森氏）
社員が楽しくないことはやらないという一貫したポリシーの下で、25年間進んできたのだ。

「いい仲間と仕事をしたいなら、自分も仲間を大事にしないといけません。Web業界の厳しさも認識しつつ、それでも当社なら笑って楽しく仕事ができます。それを求めている方はぜひお気軽に問い合わせを！」（藤森氏）

同社は選考過程において、情報をフルオープンにする意向。望むならば一日を通して会社見学してもらったり、複数の社員と会話する機会を設けたりすることもまったく問題ないという。隠すことは何もないという自信の表れだろう。