セブン銀行が求める「人財」とはどのようなものか、教えていただけますでしょうか。
当社の持続的な成長にとって「人財」は最も重要な財産のひとつです。その「人財」に求める要素は3点挙げられます。第一に「新しいことにチャレンジできること」。第二に「成長意欲があること」。そして第三に「チームで仕事ができること」。これらは中途採用においても、新卒採用においても変わらずに重要視している要素です。第一の「新しいことにチャレンジできること」について説明しましょう。現在、100年に一度とも言われる変化が起きている中で、「今まで通りでいい」という発想は当社にはありません。この会社では、昨年と同じ仕事はひとつもないです。日々変化に対応して、新しいチャレンジを積み重ねていくことが求められています。その中で自分自身を成長させたい、と考える姿勢が第二に求めている要素です。もちろん一方的に求めるだけではなく、会社としてのサポートも惜しみません。
会社としてのサポートとは、どのようなものですか?
中途入社者研修をはじめとする全社共通の研修のほか、管理職研修・グループリーダー育成研修派遣・海外研修派遣など段階別の研修、能力開発研修などの部門別研修など、多彩な研修メニューを用意しました。社内だけではなく、社外から刺激を受け、知見として蓄積してもらうために、外部での研修費用もサポートしています。自己啓発・各種通信教育への補助のほか、大学院MBAへの派遣、語学研修などにも参加できます。通信教育に関しては、当社での業務に求められる技術を学べる科目はもちろんですが、金融以外の業界から転職してくださる方々がベーシックな知識をつけられるように、銀行法をはじめ金融に関するさまざまな科目を受講できるようにしています。積極的に「こういうことを学びたい」と考えている方のリクエストには、しっかりお応えできる体制です。
第三の人財像、「チームで仕事ができること」についても教えてください。
当社は社員数460名に対して、ATMの設置台数は全国に25,000台以上。年間の利用件数は8億件を超えます。社員だけで把握し、運用することは到底かないません。そこで、基本的にはさまざまな業務をアウトソースしています。SIerや警備会社をはじめ数多くの協力会社との連携が求められますし、社内に限ってみても、部署を超えた連携が不可欠です。言い換えれば、一人で完結できる仕事はひとつもありません。だからこそ社員一人ひとりが自分の役割を認識し、所属する部やグループのメンバーとともに動く姿勢が求められます。それが第三の要素、「チームで仕事ができること」の真意です。
中途入社で活躍している人に共通の要素はありますでしょうか。
このような環境の中で活躍する中途入社者に共通しているのは、3つの要素に加えてコミュニケーション能力を持っていること、といえるでしょう。自分が考えていることを相手に伝えられる能力はもちろんですが、それだけではありません。聞かれたことに適切に答えられることも求められますし、ときには「今自分がこんなことに困っている」と率直に手を挙げ、協力を仰ぐ姿勢も重要です。私が見ていても、そのような率直なコミュニケーションが取れる社員は、3年、5年、10年と、時間を経るごとに活躍の場を広げていっているように感じますね。
最後に、求職者へのメッセージをお願いいたします。
転職にはエネルギーがかかります。ご本人の納得感を高めるために、当社としてはできるだけ協力をしています。同世代の中途入社者、配属予定先の上司など、その人が「会って話を聞きたい」と思った社員との面談はできる限りセッティングしています。入社後のギャップを減らし、5年後、10年後、「やっぱりあのときセブン銀行に転職して良かった!」と思ってほしいですから。協力会社やグループ会社、海外拠点など、当社のネットワークの中で実現できないことはほぼないと言えるのではないでしょうか。「お客さまのためにこういうことにチャレンジしたい」「こういう仕事を通して成長したい」と考えている方は、ぜひ当社の門を叩いてほしいですね。当社には、誰かの役に立っていることの「手ざわり感」を求めて転職し、その手応えを感じている社員がたくさん活躍しています。ぜひ、一緒に成長していきましょう。