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株式会社マクロセンド

  • IT/Web・通信・インターネット系

AI開発を武器に戦う!エンジニアファーストを実現するシステム開発会社

自社サービス製品あり
残業少なめ

企業について

株式会社マクロセンドは、2012年に設立されたシステム開発会社。Pythonでのアプリ開発を得意としており、中でもAI開発には定評がある。これまで数多のAIソリューションを開発・提供してきた実績を持つ。

・コールセンター向け音声認識AI
・小売店需要予測AI
・施設向け老朽化判別AI
・要介護度判別AI
・疾患の症状判別AI
・ECサイトレコメンドAI
・料理レシピレコメンドAI
・自動車車種判別AIなど

「画像解析、自然言語処理、予測とAIにはさまざまな分野がありますが、当社はすべての分野で実績があります。Tensorflow、Pytorchなどの機械学習向けのOSSを利用したカスタマイズタイプのAI開発を行い、AWS, GCP, Azureなど各種主要クラウドプラットフォームのAIサービスの導入も手掛けています」(代表取締役・佐上博之)

マクロセンドがこれまでに手掛けたAIソリューションをいくつか見てみよう。

まずは、施設の不備検知AI。クライアントである通信会社の基地局にある電波塔を、ドローンで撮影してその画像をAIで解析し、汚れと傷とサビを分別する。

「電波塔の管理は、高いところでの作業を伴う危険な仕事。作業に従事する職人が少なくなり、AIに期待がかかっている分野の一つです。そのほかにも、自動車の車内から撮影した画像をAIが解析して、電線のたわみを識別する自動で判別するAIモデルも構築しました」(佐上氏)

マクロセンドのAI開発では、オープンソースの機械学習ライブラリをコア技術として使い、AIモデルを構築してそれを活用してクライアントの課題を解決するソリューションを開発する。ソリューションを作り上げる際に、さまざまな最先端の技術を駆使するため、ダイナミックな開発を手掛けることができる。

「小売店向けに、夜間にロボットを巡回させて在庫の欠品を調べるシステムを作りましたが、ジャンコードを読み取るには4,000万画素が必要で、産業用動画カメラではコストが合わないため、静止画カメラを4台配置して画像合成を行って問題をクリアしました。さらに、データ量が多いため、クラウドはコストが掛かると判断し、エッジコンピューティングの技術で問題をクリア。ロボットの蛇行抑制のために、SLAM技術の最適化もしました」(佐上氏)

AIだけでなく、最先端の技術を組み合わせてシステムを開発する機会が、マクロセンドの案件にはある。技術好きなエンジニアなら楽しく働ける環境といえるだろう。

最先端の技術といえば、マクロセンドでは、化学メーカーとの案件でAIを活用した新素材開発にもチャレンジしている。大量のデータから新素材を探索する取り組み「マテリアルズインフォマティクス(MI)」と呼ばれている分野で、実験や論文を解析して、素材の分子構造や製造方法を予測して新素材を開発する。

「樹脂、燃料電池、半導体、農薬など素材のAI開発での経験を活かし、数理最適化とモデリングによる目的特性を持つ物質を検索する手法の開発に取り組んでいます。分子と分子の掛け合わせをAIでシミュレーションして新たな素材の発見につなげる試み。約20万ある分子をマッチングして求めている性能を持った素材を探し当てます。MIは、AI開発の中でもホットな分野で、アメリカや中国の企業が多額の予算を割いて開発を進めています」(佐上氏)

マクロセンドでは、MIを日本のメーカーに広めるため、オンライン上で簡単に試せるSaaSソフトの提供やMIの教育ソフトの開発も検討している。

「化学メーカーが持つデータは、アナログであったり、古いコンピュータの形式で変換が必要であったりします。それらのデータをきれいにしてデータレイクに入れるためのサービスを提供し、今後のMI開発につなげていきたいと考えています。企業のDXは、データの再活用がキーワード。化学メーカーは大量のデータを持っています。当社がデータレイクにデータをためるためのツールを提供することで、データカンパニーになってもらい、DXの推進に当社がシステム開発の側面からバックアップするシナリオです」(佐上氏)

ビッグデータとAIの活用がDXのカギを握っている。マクロセンドでは、MI開発のほかにも、不動産業界や農業など今後DXが加速すると見込まれている業界でのデータ収集と経験値の獲得にも余念がない。

「不動産テックやアグリテックといった領域は、今後AIが活用されるチャンスがある分野だと考えています。当社が時代の流れを的確にとらえて、PythonからAIの開発に特化したように、今後はAI開発の中でもニーズが高い業界をターゲットに絞っていく必要があります。AIに適する分野とそうでない分野とあり、当社はAIに適した業界を選んで受託で開発していきます」(佐上氏)

AI開発を得意とするマクロセンドだが、興味深いことにAI開発に対して強いこだわりを持っているわけではない。ソフトウェアの受託開発をするうえで、“たまたま”AI開発に強くなったのだと、佐上氏は語る。

「AI開発の技術に強くなったのは、経営判断の結果です。創業当初、Pythonの開発案件を受託しました。時代はアメリカで分析系の開発でPythonが流行っていてころで、日本でもPythonの開発案件が増えると見込んで、その後の案件をPythonに限定しました。そのうちにPython案件としてAI開発の依頼が増え、AI開発に経営の舵を切りました」(佐上氏)

佐上氏はエンジニアではなく、システム開発会社の営業としてキャリアを積んだ人物。システム開発会社の生き残りを考えて、他社との差別化するため、AI開発の案件を重点的に受託した結果、社内にAIの経験が蓄積されていった。

「2014年からAIの案件をメインに受託するようになりました。そのころ、クラウド技術が急速に進歩し、高性能のGPUが普及し、AI開発が加速しました。当社がAI開発を手掛けるようになったタイミングで、日本でもAIへの需要が高まりを見せ、AI開発の先頭集団の一員としてAI開発を武器にしたシステム開発会社となりました」(佐上氏)

マクロセンドは、AI開発という大きな武器を持つが、「安定経営」を掲げて無理のない成長を志向している。AI開発をする中で「受託開発」をメインにしているのも、会社の経営が危なくなるリスクを負わないためだ。

「AI開発をする中で、自社サービスやプロダクトを開発する道もあると思いますが、当社は地道に受託開発を続けてきました。AIサービスの開発のように華やかではありませんが、確実に収益と技術の蓄積ができるやり方です。AI開発の中では、地味な会社かもしれませんが、黒字経営を続けながらここまで来ました」(佐上氏)

マクロセンドは、AIベンチャーではなく「システム開発会社」だという点を強調したい。AI開発に携わりたいが、ベンチャー企業の社風が肌に合わないと感じているエンジニアには、最適な職場といえるかもしれない。

「AIエンジニアにチャレンジしたい人材も大歓迎です。エンジニアンの採用では、スキルよりもパーソナル面を重視しています。会社を成長させていきたいとは思っていますが、無理な拡大をして儲けに走り、エンジニアが疲弊するよりは、エンジニアが楽しく働ける会社にしたいと考えています。そのため、採用では会社の価値観と合うかを見極めさせてもらいます。どれだけ素晴らしいスキルを持っていても、今のメンバーと一緒に楽しく働ける人材でないと社風が壊れてしまいます。真面目に勉強する人が多く、情報を共有し合ってともに成長をめざす会社。みんな人の心の機微がわかるメンバーで、社員旅行や飲み会などのコミュニケーションも活発。価値観が似た人間が集まっている、居心地がいいシステム開発会社です!」(佐上氏)

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インタビュー

株式会社マクロセンドのインタビュー写真
佐上 博之 代表取締役 エンジニアが成長できる環境づくりに勤しむ、IT営業出身の経営者。WebマーケティングやSEOの経験もあり、経営者・営業・マーケター・採用担当と一人で何役もこなす。売上よりも居心地の良さを追求し、自社の価値観に合った人材の採用に注力。採用面接では、お互いをよく知るためにいろんな側面からの質問を投げかけるという。太陽のように明るい存在で、いつも元気に社員を引っ張ってくれる頼もしいリーダーでもある。

── 起業するまでのキャリアを教えてください。

実家が鍼灸院で家業を継ぐように言われ、大喧嘩の末に鍼灸師の専門学校に進学。医療研究の道に興味がわき、卒業後は大学へ入り医療研究をしていました。しかし、ビジネスをしてみたいという希望をずっと胸に抱いていたこともあって、その後、ビジネスの分野に進路を変更。とはいえ、特に技能があるわけでもなく、まずは営業を身につけようとインターネット広告代理店に就職しました。その会社で営業を学び、SEOなどマーケティングの知識も付けました。

その後、BIツールを開発するソフトウェア会社に転職し、ITの営業を学びました。エンジニアの代わりにプロジェクトマネジメントを担当す... 続きを読む

求職者の声

企業情報

会社名

株式会社マクロセンド

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

企業の特徴
自社サービス製品あり、残業少なめ
資本金

1000万

売上(3年分)

202011263,000千円

201911226,000千円

201811182,000千円

設立年月

2012年12月

代表者氏名

佐上 博之

事業内容

機械学習構築、導入コンサルティング
クラウド構築
データ分析、データサイエンスコンサルティング
上記に関連するWebシステムの開発

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

代表取締役 佐上博之

主要取引先

従業員数

30人

平均年齢

31歳

本社住所

東京都新宿区新宿4丁目-3-17 FORECAST新宿SOUTH3階 

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