御社を設立するまでのご経歴について教えてください。
私は高校卒業後に航空自衛隊に入隊して、そこで「気象隊」という部隊に配属されました。役割は、全国にある航空基地上空の気象状況を分析することだったのですが、その現場には軍事目的で使用する最先端の防衛システムが導入されていました。そこからIT技術への興味を持つようになり、システムエンジニアへと転身しました。 その後、IT企業やコンサルティング企業での勤務を経験しました。起業に関しては、実は会社を設立しようと考える5分前まで転職活動をしていました。しかし、そのときに相談していたエージェントが、私の経歴を分析し、心にあった思いなどを見抜いた上で「会社を立ち上げるべきだ」とアドバイスしてくれたんです。私には転職のオファーはたくさんある、でも経験や人脈を生かして経営者をやるべきだと言ってくれました。その出来事は、会社設立のきっかけとなったと同時に、人材を扱う仕事の意義に気づくきっかけにもなりました。
設立の際の理念や思いについて教えてください。
設立当初に注力したかったのが人材紹介業でした。私には、企業の成長は人材を集め、その人材を育成して強化していくことが最も重要だという考えがあったので、必要な事業免許なども取得して事業を始めました。しかし、現在は人材紹介を手掛ける企業も多く、エンジニアの取り合いのような状況になっています。そこで、過去の経験を生かしてITコンサルタントとしてお客様を支援しながら、システム開発を人材面からサポートするSES事業にも力を入れようと注力分野をシフトさせていきました。 もう1つ考えたのは、自社の雰囲気をオープンでフラットなものにするということでした。縦割りの組織づくりや、常に評価を気にするような雰囲気は、今の時代には合わないと思っています。社員とはできるだけフランクに接しながら、またオフィスのインテリアにも配慮するなど、全員が高いモチベーションを維持できる雰囲気づくりを大切にしようと思っています。
どんな企業でありたいとお考えですか?
アットホームな雰囲気がありながらも、気持ちを緩めることなく、しっかりと締まりのある空気の中で、高い意識で社員が仕事に取り組めるような会社が理想です。そのために当社では成果主義を取り入れています。社員に常に緊張感を強いることが成果に繋がるとは思っていませんので、メリハリをつけることが大切だと思っています。 また、風通しをよくすること、そして在籍する社員全員が納得感を持って仕事をすることが非常に重要だという考えもあるので、仕事の目的は明確に伝えています。そして各社員の評価の内容はもちろん、各社員の給与額などもすべてオープンにしています。なぜあの社員は評価されるのか、どんな成果が評価につながっているのかを知ることで、納得感を得られますし、目指す目標もはっきりとするのではないでしょうか。その結果、全員が十分に力を発揮することができる企業になると、私は考えています。
企業カルチャーや社風について教えてください。
企業カルチャーに関しては、大前提としてあるのが「利他的な意識」を全員が持つということです。お客様に対しては、みなさんの“右腕”を目指す我々は決して利己的であってはなりません。お客様の課題解決にとって最適なものは何か、ということを常に考えるという文化を、当社ではもっとも大切にしています。 働く社員たちの間にも、この「利他的な意識」は浸透していますし、それがアットホームな社風をつくり出している要因なのではないでしょうか。業務に取り組む中で、困っている社員がいれば声をかける、助けが必要であれば進んで手を差し伸べるということができるのも、この意識があるからこそだと思っています。 これから入社する方にも、まず共感していただきたいのがこの部分です。いくら営業としての実績がある、あるいはエンジニアとしての技術力が優れているかたでも、この利他的という価値観に共感できなければ、当社で成功するのは難しいでしょう。
最後に応募者へのメッセージをお願いします。
今後は100人規模を目指し、その体制で1万人規模の企業に匹敵する成果を目指す当社の業務では、大きなやりがいと同時に厳しさや責任の重さを実感する場面もあるかと思います。また、自社の目標やご自身の役割を考えた際には、意に沿わない業務を担当することもあるかもしれません。しかし、当社の一員として大きな目標を全員で達成するために、必要なことには積極的に取り組む覚悟がある。そんな方には、ぜひ来ていただきたいと思います。 目指すゴールは遠いかもしれませんし、道のりは険しいものかもしれません。しかし、厳しい状況の中でも仲間とともに切磋琢磨し、成長しながら上を目指す喜びを感じることができるはずです。また、新たなビジネスを開拓する事業展開の中では、ご自身がやりたいことや夢に描いている仕事を実現するチャンスがあふれています。成果を出しながら、充実した仕事でやりがいを得たいと思う方は、ぜひチャレンジしてみてください。