これまでのキャリアを教えてください
仙台の専門学校でプログラミングを学び、福島で働きたかったこともあり、郡山市にあるシステム開発会社に就職しました。その会社の本社が北海道で、新人研修は札幌でした。ところが、研修中に東京に転属となり、上京してエンジニアとして1年半働きました。時代もあったのかもしれませんが、1年半で3年分ぐらい働き、経験も十分に積んだと感じ、福島の会社に移りたくて月電ソフトウェアに入社しました。 月電ソフトウェアに入社してからは、長く仙台で働いていました。当社のメインクライアントの会社に常駐して、10年以上、同じクライアント先で働きました。努力と仕事の実績を認められて、課長、部長と昇進。部長になった時点で福島の本社勤務になりましたが、1年後に関東事業部を任されることになり、東京営業所に赴任。以来、東京の責任者を務めています。
現在はどんな仕事をしていますか?
関東事業部のトップを務めています。約50名のエンジニアを束ねる役割で、クライアント先に営業に出るぐらいで、エンジニアとして現場に出ることは、まずありません。付き合いの長いクライアントが大半ですから、オフショアを活用する開発を継続的に受けています。その点でいえば、短期の現場にエンジニアを送り込む派遣やSESとは趣を異にします。 仕事をするうえで「共感」を大切にしています。人を動かすには相手に共感する姿勢が大事。やりたいことをやるにも、周囲の人々に共感を得ることで動き出します。自分たちの会社は、自分たちで変えられると考えています。現場のエンジニアの思いを吸い上げて、経営層に伝えるのが、私の仕事だと思っています。これから入ってくるエンジニアにも、いろんな提案をしてもらい、みんなで会社の未来を作っていきたいです。
月電ソフトウェアの特長・強みは?
福島の企業ですが、英語力がある点ですかね。英語を使って働きたい人なら、やりがいを持って働ける会社だと思います。クライアントもフィリピンのエンジニアとのネットワークに興味を示しています。クライアントがアジアへ進出する際に、海外のエンジニアを活用したいようです。しかし、オフショアのノウハウは簡単に得られるものではありません。当社も30年の歳月をかけて積み上げてきました。 「月電」の名前は、フィリピンのIT業界では、知名度が高いです。手前味噌で恐縮ですが、フィリピンのエンジニアなら誰しもが、当社の名前を知っていると思います。フィリピンのオフショアでは、パイオニア的な存在。その強みを今後も活かして会社を成長させていきたいです。
自社のエンジニアに求めるものは?
組織やチームを動かせる人材になってほしいですね。生涯現場エンジニアを通すキャリアも素晴らしいですが、できることならチームを編成し、チームを動かせる人材に成長してくれると嬉しく思う。ヒューマンスキルやビジネスサイドの知識も貪欲に追い求めて、開発だけのエンジニアではなく、ビジネスを生み出せるエンジニアになってほしいですね。 今後は若い世代を中心にビジネスの幅を広げていきたいです。やりたいことにチャレンジさせてくれる会社ですから、しっかりした現実的なビジネスのアイデアを育てれば、会社は話を聞いてくれます。自社サービスの開発だって夢ではないと思います。これからの世代で新しい会社を作ってください。英語ができるエンジニア集団がフィリピンにいます。そのリソースを活用すれば、おもしろいことができると思いますよ。
趣味は何ですか?
趣味はゴルフです。部長になったタイミングではじめました。フィリピンに行ったとき、ゴルフに連れていかれ、やってみたらこれがおもしろく、日本に帰って本格的にはじめました。お客様との付き合いでゴルフをしたり、社内コンペに出場したり、月に一度のペースでコースに出ています。腕前はまだまだですが(笑) ゴルフ好きなエンジニアにはピッタリな会社かも知れません。以前は、役員への昇格条件に「ゴルフのスコア100を切る」というのがあったぐらいの会社です。さすがに、今はその条件はないですが、それでも役員は全員ゴルフを嗜んでいます。社長はシングルプレイヤーです。 フィリピンのゴルフ場は景観、コースともに素晴らしいです。今後もゴルフ仲間が増えていってくれると嬉しいですね。