クロスフォーメーション株式会社

クロスフォーメーション株式会社は、社名が表すとおり、その時々のシチュエーションによって、各分野の専門家や専門企業とフォーメーションを組むことで、顧客企業や個人の課題に対して、もっとも効果的で効率的な解決策（ベストプラクティス）を導き出すことをミッションとしている。また、企業と企業、企業と人、人と人との結びつきの互いのフォーメーションをプロデュースし、そこから新しい価値を創造することで、よりいっそうの価値向上を実現する。


なぜ今、“クロスフォーメーション”なのか？
規制緩和・外資参入・グローバリゼーションによる産業構造の変化、少子高齢化によるマーケットの変化など、かつてない「変化」の時代を生き抜くには、より迅速・低コストに的確・堅牢な意志決定を下していく必要がある。同社メンバーの持つ長年の「ITコンサルティング＆インテグレーション」のスキル保有と、様々な専門分野における世界各地からの多数のスペシャリスト達の力をうまく利用することで、それが実現できるだけでなく、それぞれ得意分野を持つ企業をつなぐことで新たな事業可能性も生じてくる。それがクロスフォーメーションの狙う事業ドメインなのだ。

2007年1月に設立した同社。メンバーは代表取締役社長の中田氏をはじめ、数名で立ち上げたベンチャーであるが、実力個性派の精鋭達だ。
中田氏は、1981年に沖電気工業に入社後、システムエンジニアとして数々の大規模プロジェクトに関わり、日本で始めての金融機関向けオープン系システムフレームワーク（JFOCE）を手がけた。1998年には、フューチャーシステムコンサルティング（現フューチャーアーキテクト）に入社、ITコンサルタントから執行役員まで務め、日本銀行や日本郵政公社（現　日本郵政株式会社）への「情報技術」の講演実績を持つ。
「企業や個人のニーズは、時代の変化に比例して刻一刻と変わっていきます。変化のスピードの先を行くには、専門知識を持つスペシャリスト達や企業を活かし、それらのフォーメーションを我々がプロデュースすることで、その使命を果たそうと、当社を立ち上げました。」（中田氏）
社内のインフラ環境も最先端技術を活かして、同社の鹿児島サテライト・オフィスとコストレスでのテレビ会議を実現したり、ファイル共有やオフィス内のサーバなど、強固なセキュリティーに守られながら、自宅や外出先など、あらゆる場所からアクセス可能となっている。
少数のベンチャー企業ながら、自らの社内環境へも最先端技術を活用し、コスト削減などにおいて顧客企業にとって如何に有効性を秘めた同社であるかを、目の当たりにした。

同社のサービスラインは、「ITコンサルティング」（ITフォーメーション）を中心に、「情報サービス提供」（eフォーメーション）、カウンセリングによる「メンタルケアサービス」（メンタルフォーメーション）の3本立てとなっている。
「ITコンサルティング」では、同社メンバーの持つスキル・ノウハウといくつかの専門企業とのフォーメーションによって、すでにいくつかの実績を挙げている。公共、大手メーカー、金融業、サービス業などを顧客に、プロジェクトマネージメント支援、ガイドライン策定支援、事業推進支援、業務システム設計構築支援、ダウンサイジング支援、マニュアル作成支援など、デューデリジェンスから設計・実装・運用に至るまで幅広い範囲でのIT支援を手がけている。中田氏の強い人脈と営業力によってもたらされる案件に対して、中田氏が自ら手がけて構築した「基幹系システム構築フレームワーク」や「共通設計」のメソドロジー、更にはITILやSLAをベースとした運用設計テンプレートを適用することによって、品質の確保と大幅なコスト削減を実現している。

「情報サービス提供」においては、同社のコーポレートサイトから会員登録をすることによって、企業や個人に役立つ様々な情報が提供される「eフォーメーション･サービス」を展開。また、｢人材管理SaaSサービス｣を展開。これは、各企業がインターネット上で人材管理システムを共同利用できるようにするもので、人材の研修履歴・スキル認定を含む「人材管理（登録・照会機能」」を提供。今後、勤怠・給与管理、受注・請求管理機能も追加していく予定だ。

「メンタルケアサービス」(メンタルフォーメーション)が手がけるものには、企業改革（意識改革）がある。企業合併や急成長企業の抱える問題として、そこに働く社員ひとりひとりのスキルや特徴（傾向）について、把握している企業は数少ない。企業にとって大切なのは、箱ではなく看板でもなくそこで働く社員ひとりひとりのマンパワーであり、その力がミスマッチにより活かされていない場合、この力は間違いなく半減する。
どこかの歯車の回転が狂い始めるとうまくいっている歯車も影響を受け、企業全体の歯車が狂い初める。そこにメスを入れ、個人最適から全体最適へ導き、企業改革（意識改革）へのプロデュースを行うというのが、このサービスのコンセプトだ。

「たとえば、当社にシステム構築を任せてもらった場合、大手のSI会社などと比較して生産性は５倍～１０倍あります。いや、言い過ぎではないと僕は思います。それを実現する専門家たちとの強いコネクションと、IT構築スキル・ノウハウやテンプレート、フレームワークを持っているのが、当社の強みです。」経営戦略コンサルティングを手がけ、同社社外役員のほかに数社の代表を務める、春日原氏。一歩引いた視点から、同社の強みをこう語る。

PMP、情報処理技術者、ITILなどの資格保持者、戦略コンサルタント、プロジェクトマネージャ、ITスペシャリストなど優秀な社外スタッフと連携し、顧客の課題に答えていく。専門的かつ多角的な視点から助言や支援ができるのは同社ならではだ。

当社は、ITコンサルティングをベースに、SaaSビジネスの拡大やメンタルケアサービスの充実化を目指して事業を展開している。

これから入社する社員についても、今後の同社の「核」となることが期待されている。これまでの仕事で実績を残し即戦力となり、精神的にも自立した人、新しいメンバーと新しい事業に取り組むにあたり、すぐに溶け込める素直さとコミュニケーション力などが求められる。

「当社は、やるべき仕事をしっかりやっていただければ良いという、とてもシンプルな考え方で動いています。仕事をしやすい自由な環境で、仕事に集中し、社内での派閥に巻き込まれることも気を揉むこともまったくないので、やる気のある方にはとても良い環境です。しかし、自由というのは自己コントロールがあって成り立つものなので、自立した大人の方に入社していただきたいです。」と渡部氏。

細かい管理はなく、働く場所は自由だし、フレックスタイムで時間的にも比較的自由が効く。自らプロモーションを行い、思い描く新しいサービスを自由に手がけられる場だ。更には、社名のごとく、多くのスペシャリストや先端ベンチャー企業の経営者層とのフォーメーションによって、たくさんの刺激や情報を受けられ、スキル向上のチャンスが多くある。ビジョンを持ってやる気のある人に任せたいという。自己管理能力、確固としたスキルで成果をあげながら、新しいアイデアを模索し続け、実行に移せる人。そんな熟練した人材を同社では求めている。