株式会社ダイヤモンドファンタジー

株式会社ダイヤモンドファンタジーは、デジタルマーケティング・ITソリューション・自社サービス運営という3つの柱で事業を展開するITベンチャー企業だ。主軸のデジタルマーケティング事業をはじめ、化粧品を完全無料で試せるとネット上で話題の自分らしく美容を楽しむ体験サイト『PROMO』など、自社サービスの拡大に一層注力する。
設立から16期目を迎え、企業としての成熟度を増す同社。サービスの幅を広げると共に質を磨き、さらなる成長を目指す。第二創業期といえるターニングポイントを迎え、新たな参画者へ寄せる期待は大きい。推進力となるメンバーを広く募る。

16期目の同社が今を第二創業期だというのには、設立からここまでの進化の歴史が背景にある。
代表取締役社長を務める井上達樹氏が同社を設立したのは2009年。それまでは、井上氏曰く「朝から深夜まで働き日曜以外休みがないゴリゴリの営業会社」で勤務していた。数字至上主義という環境の中で、4年半の営業職をがむしゃらに頑張り、結果を出し全国の中途採用責任者に抜擢される。数字上の目標だけを追っていた井上氏だが、そこで多くの求職者の思いに触れ「人の温かみの良さ」を初めて感じた。
そして採用担当を経て人事部長となったのだが、経営面のみを重視してお構いなしに従業員を切っていく経営陣を目の当たりにして愕然とする。
仲間とお客様への感謝も敬意もない会社にこれ以上いられない。そう考えた井上氏が決意して起業したのが同社なのだ。

現在とは違う食品物販でスタートしたものの、全く上手くいかなかったという。まずは売上を上げるために、前職で培った法人営業に切り替えた。ただ、前職と同じサービスをしたくなかったので、WEB広告の取り扱いを始める。当初は顧客のターゲティングに苦労したが、トライ＆エラーを繰り返していくうちに徐々にピントが合っていき、WEB広告営業は順調に伸びていった。こうして現在の軸となるデジタルマーケティング事業の基盤ができ、業績は右肩上がりで上昇していったのだ。

成長期に入った同社だったが、経営方針として、売上を頑張ることを一番に置いていたので、なかなか社員が増えない時期があった。
井上氏は当時の心境を「売上を失う不安から数字だけを追う方針を変えることができませんでした」と話す。

そんな時、同業種の尊敬する先輩経営者のオフィスを訪れた井上氏は衝撃を受ける。上場準備の最終期にあったその会社は、洗練された組織の仕組みを持ち、サービス設計の素晴らしさと従業員のスキルの高さが際立っていた。圧倒的なレベルの差を肌で感じて打ちのめされた。
「数字を追うだけでは絶対に到達できない域だ」。そう痛感した井上氏は、この日を境に経営の考え方がガラリと変化する。
「事業をする上で大事なのは、お客様の為になり喜ばれるサービスを届けること」。「売上は追うものではなく、お客様からの評価としてあとからついてくるもの」。そう考えるに至った。この時が経営者としての第二のターニングポイントだったと、井上氏は振り返る。

こうして同社はどうあるべきかをイチから考え直し、会社の神髄となる基本理念を制定した。

「世の中に求められる素敵な人になる」
素敵な人の5か条
1 お客様を、仲間を、家族を愛し、感謝と敬意を払う
2 仕事をとにかく楽しみ、熱をもってやり遂げる
3 報告・連絡・相談・レスポンスを速やかに、関わる人と協調する
4 やってみようやの精神で、新しいことにチャレンジする
5 ユーモアな発想を磨く

“素敵なひと“の意味するところを井上氏に尋ねると、次の答えが返ってきた。
「誰だって素敵な人と仕事をしたいですよね。“お客様・仲間・家族を愛し、感謝と敬意を払う”をはじめとする3つはこれまでもずっとやってきたことです。続く“やってみようやの精神で新たなチャレンジをする”と“ユーモアな発想を磨く”という2つは、当社が今後成長するために必要なことです。チャレンジが大事なのは言うまでもないですが、ユーモアある発想はたくさんの引き出しがあってこそ。多くのインプットとアウトプットを心がけて勉強し、人間力を高めようという思いを込めています」。
変化を厭わない同社だけに、現在のヴィジョンの再策定することを進めており、近々発表予定だ。

営業力で立ち上がった会社だけに、顧客対応のスピードと手厚いフォローは、同業他社と一線を画す強みである。その上でサービスの質を向上し幅を広げれば、基盤はさらに堅固なものとなる。
現在、外部のパートナーさんにご協力をしていただきながらサービス展開をしているが、内製化できるものは全て内製化し、ノウハウの蓄積やサービスレベルの向上に繋げたいという。
今後入社するエンジニアはもちろんのこと、WEBサービスのマーケティングやディレクション経験を持つならば、早い段階でチームをリードするポジションを期待できる。
まずは、「こうしたい」という想いをぜひ熱く語って欲しいという。「想いがないと頑張れないですから」と井上氏は微笑む。

過去の気づきをしっかりと刻んだ上で、前進する同社。
目指すのは、生活に欠かせないサービスを生み提供する「この世からなくなってはいけない会社」だ。未来像を全社員で共有して進んでいきたいと、井上氏は力を込める。

人への思いが起業理由であり先輩企業の人材力に衝撃を受けたこともあって、人材育成への意欲は強い。社内勉強会や外部講習への参加をサポートすると同時に、井上氏自身も経営者セミナーに参加してコーチングやブランディングなどを積極的に学んでいる。
「教わるということがいかに贅沢かを実感しています。学びが身についていると感じるので、社員にもぜひ勉強してほしい。そのための機会と場をどんどん増やします」。

良好な人間関係と働く環境の整備にも気を配る。
20代後半から30代前半が中心で年代が近いこともあり、役職や部署の垣根がないフレンドリーなコミュニケーションが特徴だ。
会社が大きく発展する今だからこそ特に必要だと、マネジメント側は一般社員の忌憚ない意見を求めている。そんな後押しもあって、誰もが意見やアイディアを遠慮なく発言できる風土だ。直近では自社サービスのNEWコンテンツの追加をしたいという社員の意見を取り入れ、リニューアルが行われたり、コロナ前までは座談会や、一緒にランチなどによく行き、心地よく仕事に取り組める環境だと社員から好評だ。2020年8月には増床のためオフィスを移転。ワンフロアになり、さらなる社員交流の活性化が見込まれる。

ただし現在はコロナ渦の影響で、週2回の出勤、週3回のテレワークを継続している。
（※エンジニアは約半数がフルリモート、9割がリモート活用中）
女子会や月に一度の社員交流会など、コミュニケ―ションの場を積極的に用意していたのだが、その多くがオンラインに移行した。
バーチャルオフィスやオンラインランチ、会社・事業部の進捗を代表から直接発信する全社ミーティングなどを開催し、コミュニケーションが希薄にならないよう心がけている。
Slackでは業務連絡や技術情報交換のほか、趣味の雑談が活発だ。ジャンルは、アニメやフットサル、マンガ、筋トレ、鉄道など幅広い。元々和気あいあいとしたコミュニケーションが行われていため、オンラインの場でもその雰囲気は変わらない。

井上氏はGreenユーザへ次のメッセージを寄せる。
「16期目を迎えた当社は、第二創業期という位置にいます。営業会社からよりよいサービスを展開する会社への移行を試みているため、課題とやることはたくさんあります。この世によりよいものを提供するために、素晴らしい仲間をひとりでも多く迎え入れたい。まずは気軽な会話から始めましょう。ご応募をお待ちしています」。
会社と個人の成長をリンクできる貴重なフェーズだ。