子安 正美氏 専務取締役

ご略歴をお教えください。

1950年9月18日の生まれです。大学を卒業後、大手損害保険会社に就職しました。IT部門を長く経験し、途中でシステム子会社の設立（現在も存続）や保険会社の合併にも関わりました。60歳での定年退職後に、日本デェイブレイク（NDB）に入社しました。 保険会社のIT部門時代は、大手SIerから中堅のシステム開発ベンダーまで広くお付き合いさせていただきましたが、NDBとのお仕事関係では40年近くに及んでいて深い信頼関係がありました。そして、当時のNDBの社長で現在のNDBホールディングスの会長相談役である山形孝幸さんから多くのことを学ばせていただき、尊敬しておりました。そんなことからご縁があって、NDBでの第二の人生を送らせていただくことになった次第です。 現在は、NDBの持株会社であるNDBホールディングスの代表取締役社長と共に、NDBの専務取締役を務めています。

経営層として、NDBをどういう会社にしていきたいと考えていますか？

現代社会の目まぐるしい発展は、高度情報化社会と進化するITとの融合の結果だと思います。そのITに関わる企業として、付加価値の高いサービスを提供し、お客様や社会への貢献度を高めることに取り組み続けることが、会社としては大事であると考えています。 そして、その原動力となる社員一人ひとりの能力を最大限に発揮できる環境や組織づくりも非常に大切だと考えています。経営立場としては、全員がベクトルを合わせてお仕事に打ち込める環境づくりに努めたいと思っています。 また、何より重要なのは、お客様あってのお仕事であることを認識することです。当社では金融業界等のお客様の中に入り込んで、お客様の一員としてお仕事をすることも求められます。きちんとした身なりや挨拶はもちろん、お客様の一員として恥ずかしくない言動や評価される姿勢で臨めるよう、人材育成に努めたいと思っています。

社員に対して、どういう存在になってほしいと思っていますか？

企業にとってお客様が大事なのは当たり前のことですが、お客様を支える側の当社が安全に持続することを支えているのは社員であり、とても大事な存在です。会社と社員はまさしく“共働体”であり、社員一人ひとりの人生を支え合うパートナー集団として会社があるのだと思います。 ですから、社員は自分を大事にし、お互いに責任を持って何事にも心置きなくチャレンジしてほしいですし、そんなお仕事を楽しみつつ素晴らしい会社生活を送ってほしいと思います。 当社は、大手優良企業であるお客様の発展と共に、安全かつ着実に成長してきました。三井住友海上火災保険様といった直接取引のお客様や、日本電気様や日立製作所様、野村総合研究所様といった大手のSIerやベンダーとのアライアンスによるプロジェクト体制で、エンドユーザーのお客様からも高い評価やご信頼をいただいています。そんなプロジェクトでのお仕事を通じ、成長していける環境があると思います。転職を考えている方に対しては、気楽に安心して飛び込んできていただきたいと願っています。温かくお迎えします！

子安さんの仕事観をお聞かせください。

人は健康で快適な人生を追求し、プラスを生むことを人生の楽しみに生きていけることがベストだと思います。自らにとってのプラスはもちろん、相手や会社、世の中、ひいては自然界のプラスとなるような生き方をする。それがたった1回の人生を楽しいものにする生き様なのではないかと思うのです。そして、生きる糧を得るお仕事や会社は、そんな人生の良きパートナーです。どう付き合っていくかは、その人次第だと思います。 私は、金融保険業界からIT業界に転じましたが、色々な業界の方々、性別、役職の上下など関係なく、あくまでも“人対人”として色々な人とお付き合いしてきました。NDBにいるのも、山形さんとのご縁がもたらしたことです。こうした人間関係を、お仕事でも人生でも大事にしていきたいと思っています。

オフタイムは、どういう過ごし方をしているのでしょうか？

好きなことは、ゴルフと映画鑑賞、そして露天風呂巡りです。映画は、自分が経験できないような場面を通じて色々と学ぶことができるところがいいですね。たった10秒程のシーンを何日もかけて撮影することもありますが、そんな珠玉のシーンを見ることがたまらなく好きです。 最近見た作品で印象に残っているのは、アカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』。SFやスパイアクションも好きで、印象に残っている作品は『ノウイング』や『ミッション：インポッシブルのシリーズ』ですね。 露天風呂巡りは大好きで、泉質にもこだわります。今までに源泉かけ流し温泉を70～80カ所は回りました。露天風呂は時期（季節）と方向（場所）によっても、全く違う感覚も味わえ、そんな楽しみ方もしています。