まず初めに自己紹介をお願いします。
眞下:新卒でSIerに入って、3年ほどバックンドエンジニアとして業務システムを作っていました。その後はWeb制作の会社に転職して、フロントエンド寄りのバックエンドとして経験を積みました。実は当時在籍していた制作会社の案件としてミイダスの立ち上げに関わっていて、次第にこのサービスを一緒に大きくしたいと思うようになり2016年に当時インテリジェンスだったミイダスに入社したのがきっかけです。 今はサービスの信頼性を担保するための運用業務を中心とするSREチームというところに所属して、チーム運営をしながら技術の選定やプロセスの改善を行っています。 磯崎:新卒からSIerで15年くらい働いていて、1回目の転職でインテリジェンスに入社しました。SIerでは証券会社や保険会社など、大きいサービスの保守をやっていたのですが、新しいサービスに携わりたいと思い、当時立ち上げ期だったミイダスに入社しました。 今はバックエンドエンジニアとして開発に携わりつつ、チーム編成を考えたり採用の目標を立てるなど組織づくりに関わっています。 府川:私は新卒でWeb系のベンチャー企業に就職してフロントエンド、バックエンド、インフラもやりつつ、サービスの運営もするなど幅広く開発に携わっていました。 スマホアプリ開発のエンジニアとして2016年に当時のインテリジェンスだったミイダスに入社しました。アプリに限らず色々なことをやりたいと伝えたところ、自由にやってもいいと言ってもらえたことが決め手でしたね。今はアプリチームのリーダーとインフラチームのリーダーを兼務してやっています。
今は「あなたの市場価値を見出す」がコンセプトですが、当時のコンセプトなど、入社にあたって口説き文句などありましたか?
ミッションやビジョンは存在しなかった?共につくっていくことができる魅力 磯崎:「このサービスをつくって、採用業界をぶっ壊す」みたいなイメージでしたが、あまり覚えていません(笑)みなさん、覚えてますか? 眞下:確かに私もコンセプトみたいなものを強く刷り込まれたような覚えがないですね。一緒につくっていく中で開発側が出した提案もどんどん取り込んでくれて、コンセプト自体もその提案によって変わっていきました。 変わらない部分でいうと、転職と採用の敷居を下げることで労働力の流動化を促すというコアの部分だけですね。 府川:初めから「こういうものを作りたいから開発してほしい」とか「このビジョンに共感したなら一緒にやろう」とかではなく「一緒に作っていきましょう」という雰囲気でした。そこに惹かれて入社した人も多いと思います。
立ち上げをご経験して、苦労したことや大変だったことを教えてください。
【これまではスピードが最優先。今後の拡大に向けてのフェーズに突入】 眞下:立ち上げ時はとにかく1日でも早くリリースすることが求められていたので、その後の運用やスケールよりも、まずは動くものをつくることが重要でした。また、ミイダスはUIにとてもこだわりを持ってつくられていて、裏で複雑な処理をするUIパーツが多かったんです。その為リリース後の機能追加や改善において、1箇所をいじることによってどこに影響が出てしまうか分からないという状況になりがちで、そこを脱するのには苦労しました。 府川:インフラ側も似た状況でした。立ち上げ当時はスピード重視だったのですが、現在ではユーザー数と企業数が毎年倍々に増えており、システム負荷の増大と戦っています。コストを下げるために、思い切ってこれまで使っていたクラウドサービスからAWSに引っ越したのも大変でしたね。 <当時スピード重視で作っていたものを、いま整えているフェーズなんですね。> 眞下:そういう風にフェーズを分けては考えてなくて、同時にやっていますがフロントエンドに関しては95%ほど初期の頃とは変わっています。 1日でもはやくリリースするところに重きを置いて作っていたので、リリース後のことは二の次でした。 当時はjQueryを使った今ではレガシーとされる作りだったのですが、今はReactを使ったりReduxを入れたりして、大人数で触ったりスキルレベルに差があっても品質維持できるように整えています。 府川:インフラ側は、100の道のりでいうとまだ60くらいですね。嬉しいことにかなりのスピードでユーザーが増え続けているので、これまではその対応に時間が割かれていました。 今やっとインフラ側の人数を増やしているので、これから100に向けて頑張っていきたいと思っています。 磯崎:とはいえ、綺麗にすることが目的ではないし、やらないといけないことがたくさんあります。整えるというのはシステムの開発が止まらない限りはきっと終わらない作業で、完全な状態になることはないんです。 プロダクトの状況によって、何が正しいかというのは変わっていきますしね。その時に必要な状態にしながら、本当に必要なことの優先順位を見失わないように進めています。
あえて引っ張らない。ミイダスらしい、組織のあり方とは?
【掲げているビジョンや目指す組織像はありますか?】 磯崎:みんなが同じ一つの目標を持って、理想の組織像が共通してイメージできている、ということは考えてないかな。 眞下:同じですね。確かに「こうしたい」というのがあればわかりやすいんでしょうけど、そのタイミングで理想とするものを作ったときに、それがサービスにはまっているかどうかは結局わからないと思っていて。 磯崎:ビジョンや組織像についてエンジニアのエゴとか、必要以上のこだわりはいらないと思っています。今やらなくてはいけないことに対して、最適なチーム編成で高い生産性で作れるというのを大切にしています。理念やビジョンで引っ張ろうというのは、あえてしないように意識しています。 府川:よくベンチャー企業などにあるトップの人がすごい無茶な目標を掲げて頑張る、みたいな組織ではないです(笑) それぞれが自立していて、プロダクトを大きくしたいとか育てていきたいという想いを持ったエンジニアが集まっているので、そんなものがなくてもここまで大きくできたんだと思います。 個人的には、その雰囲気がとても好きですね。それがミイダスらしさでもあると思っています。 【ミイダスのエンジニアには、どういう方が多いんですか?】 府川:自分を強く持っている人が多い印象ですね。自分で考えて自分で動く人。人に言われないと動けない人はいないと思います。 磯崎:おっさんが多いですね(笑)「こういう人じゃないとダメ」ではなく「こういう人もいていいんじゃない?」みたいに思っているので多様性はあるかもしれません。きちんと仕事をしてくれれば、それ以外はあまり気にしないというスタンスです。 眞下:確かに。決まった人を集めて組織をつくるというよりは、その人が持っている得意なものや適性が合うポジションにその人をアサインしていくという感じですね。 もちろん、スキル面での要求は一定ありますが、あまり私たちからこういう風になってほしいという要求はしないです。それが今の、ミイダスの色なのかもしれないですね。 【あえて、「今」こういう人が欲しいと言うなら?】 府川:技術的に優秀な人はもちろんですが、グイグイ引っ張ってくれる人が嬉しいですね。 磯崎:そういう人じゃないとダメだとは言わないけど、そういう人がもっといるといいよね。 眞下:技術力が高いのはもちろんなんですけど、チームがどう上手く回るか、チームの目標を達成するためにどうすればいいのかを同時に考えながら進めていけたり、自発的に動ける方だといいですね。 磯崎:自分はこれからでてくる問題を一緒に解決してくれる人がいいです。今の問題は今の人で多分解決されるので。 【それぞれが思うミイダスのおすすめポイントは?】 府川:良くも悪くも面倒なことが少ないところです。強制の社内イベントや飲み会もほとんどないですし、仕事が終われば、はやく帰りたい人は帰ってもいいという雰囲気で居心地が良いです。 磯崎:マネジメントは最低限でチームに裁量があります。リリース期限に対してのやり方はすべて任せてメンバーを信頼して運営しています。 眞下:自分でやりたいことを見つけられる人にとっては、たくさん挑戦の機会が転がっている環境だと思います。これをやってみたいという申告があったら、頭ごなしに止めることはしないし、そのポジションが空いてるということなら「やってみてもいいんじゃない?」と背中を押します。 エンジニアとして今後自分がどのように成長したいかを描いている人にとってはやりがいと楽しさのある環境だと思います。
最後に、ミイダスへの転職を考えているエンジニアに向けてメッセージをお願いします。
府川:ミイダスはリリースから6年が経ち、ユーザー数、企業数ともに国内トップクラスの転職サービスとなっていますが、まだまだ未完成な部分が沢山あります。エンジニアがこうしたい、こんなものをつくりたいという意見がプロダクトに反映される組織です。ぜひそんな環境で開発をしたい方がいたら一度、話を聞きにきてください。 磯崎:Go言語の経験者で入ってくる人はほとんどいませんし、新しい言語に挑戦したいという方にはいい環境だと思います。組織もほぼ、フラットな関係なので社員の定着率も非常に高いです。 眞下:受け入れも手厚く行っていますしね。入ってからある程度の期間は受け入れチームの中で業務を経験して、Go未経験者であれば、その期間でキャッチアップしていってもらう時間を設けたり。未経験なことに対して、不安を抱えながら業務にジョインすることが無いように体制を整えています。 自分自身でプロダクトを育てたい、エンジニアとして未経験の領域に挑戦したいなどステップアップを考えている方はぜひ、私たちと一緒にミイダスと自分自身を成長させましょう。