株式会社キャプサー

2004年10月に設立された株式会社キャプサー。同社を設立したのは創業者でもあり、現代表取締役の縄舟氏である。同氏は設立以前より、兵庫県中小企業振興公社にて学生ベンチャー支援事業でAランク受賞や、コナミの現代表取締役の上月氏が運営する「上月教育財団」のベンチャーコンテストにて優秀賞と助成金を受けるなど、華々しい実績を持つ。<br />そのような実績と、そこで得た資金を元手に立ち上げたのが、株式会社キャプサーなのである。<br /><br />現在でも、インターネットを使った、アフターパーツの取り付ける整備工場とアフターパーツを購入する顧客を仲介するビジネスを同社が2006年2月より新規事業として行い、様々なメディアに取り上げられている。<br /><br />「面白いとこを常にやっていきたい」と語る縄舟氏。同氏自身が表現するとおり、同社のモットーは「仕事は楽しく」であり、同社のホームページにも「自分が面白いことをやろう。」と求職者向けに打ち出している。<br /><br />「本当に面白いことをやりたい人、そしてその面白いことを多くの仲間でやった方が面白いと思える人と一緒に働きたいですね。」と同氏は言う。

同社の事業内容は、神戸を中心に様々なジャンルのシステム開発・ホームページ製作、 自動車チューニングポータルの運営などである。<br />現在、同社が特に力を入れているのが通販事業であり、中でも2007年1月にリリースしたネット通販管理ソフトウェア「特攻店長」は注目だ。<br />同ソフトの特長は、通販を行っているクライアントに対し、ネットショップの多店舗展開に対応できるソフトという点である。今までは、楽天やヤフーなどのショッピングモールに対し、ショッピングモール個々に対応し、管理できるソフトというのは存在していたが、全てのショッピングモールを一元管理できるソフトというのは、ほとんど存在していない。それを実現したのが同社自身で開発を行い、製品化した「特攻店長」である。<br /><br />この製品を開発した経緯を縄舟氏にお伺いするとこう答えてくれた。<br />「もともと、通販を行っている顧客のシステムを開発していました。その顧客が通販の販路を拡大する際に、各々のショッピングモールに共通するシステムが必要だというニーズが出てきたのです。これがきっかけとなり、他の顧客にもニーズがあるのではないかということで製品化を考えたのです。始まりは、少しでも顧客のニーズに応えたいという想いであり、そこから生まれたソフトなのです。」<br /><br />また、同社は今までシステム開発だけではなく、HP作成なども行っており、ビジュアルデザインも得意としている。「特攻店長」には管理部分のシステマティックな部分だけでなくデザイン面の要素も取り入れられており、非常に期待されるソフトウェアである。<br />「システムの部分も、Webの部分も両方とも自社で持っており、融合させたことにより、顧客にとってはかなり利便性の高い商品になっています。」と同氏は自信を見せる。

一言でいうと、ITシステム業界にて【小規模】の【メーカー】をやっていることではないかと思います。

規模に関してはちょうどいい粒の仕事があることではないかと思います。世の中的にはやや小規模の仕事が多い部類になるかもしれません。
IT業界に限った話ではありませんが、大きい案件(例えば100人が数年かけて行うようなプロジェクト)だと、1人のスタッフがその全貌を把握できるケースが少ないように思います。その仕事をやりきったという実感が湧くでしょうか。
弊社の仕事の場合、ほとんどが、2-3人が1-2ヶ月ぐらいでこなすサイズの仕事となります。

また弊社の売上の約8割以上は、下請け仕事ではない(いわゆるSIer仕事ではなくメーカー仕事である)ので、お客さんの問題点を洗い出し、提案し、改善することが仕事になります。良くも悪くもお客さんが見える環境での仕事なので、上手く行った時、行かなかった時がハッキリした仕事と言えます。