株式会社沖縄債権回収サービスという厳めしい社名をしているが、同社の社内の雰囲気は、社名からかけ離れた明るさに満ちている。社員の働き心地を考えて、福利厚生を充実させ、人材育成に力を入れて社員が成長できる環境作りに余念がない。
「社名に『債権回収』という言葉を入れなければならないとサービサー法で定められている関係で、社外の人に当社の雰囲気を伝えるためにあれこれ工夫しています。『おきなわサービサー』という通称を使うのも、そのためです。CS(顧客満足)も重要ですが、そのためにもES(従業員満足)を重視した経営を心掛けています」(宮城氏)
働き方の面では時間休制度や、スーパープレミアムフライデーを導入して、ライフワークバランスを充実させられるように配慮している。また、社員の心と体の健康を重視した経営を志しており、健康支援にも注力している。
「メタボ改善支援では、チームを組んでチャレンジしてもらい、目標を達成したチームには報奨金を支給する等、会社がバックアップしました。喫煙率を下げるために、禁煙に成功したら報奨金を支給する取り組みも実施しました。定期的に健康相談会を開催し、インフルエンザ予防接種や婦人科検診のがん検診等に係る費用の全額を会社で負担しています」(宮城氏)。
同社のオフィスがあるビルの3階には、社内ライブラリーを設置。ビジネス書、小説、雑誌、漫画等1,300冊以上の本を揃え、オーディオ機器、テレビ、自動販売機、マッサージチェアも完備。社員が自然に集って交流するコミュニケーションの場になっています」(宮城氏)。
「3年に1度(コロナ以降はまだ実施できていませんが)、会社が半額負担して社員旅行に行ったり、ゴルフクラブ、バドミントンクラブ等の各種部活動に対して、年間の活動費を支給したり、楽しく働ける職場づくりに力を入れています。向上心があって、みんなで一緒に楽しく成長したいと考えている人材を求めています」(宮城氏)