お二人の仕事観について教えてください。
(紀野氏) 「今までになかったものを作りたい」という思いが強いです。 要件定義して、型通りに進めるだけというのは違うと感じてます。当社が手がけるWebシステムは、思いついたアイディアをどんどん提案して、なかったものを盛り込むスタイルです。イマジネーションが先行して、テクノロジーは後からついていく。アートやミュージックのコミュニティでの活動が原点にあるので、クリエイティブを大事にする感覚が根底に根付いています。 (太田垣氏) 日常のシステム業務にも「遊び心」を見出したいです。 私もクリエイティブ・コミュニティでの活動から派生する形でWebに関わり始めたので、紀野と同様の感覚があります。今でこそプログラミングスクールなど、ITを学ぶ環境は充実していますが、私たちは興味と好奇心を原動力に試行錯誤しながらひとつひとつ身に着けていました。 我々のシステム作りにどこか遊び心があるのは、そういった背景が関係しているのでしょう。安定運用はもちろん大事ですが、遊び心と両立させたい。それこそが他社との一番の違いになると思っています。
太田垣さんがYouTuberとして活動をされているとお聞きしたのですが...
(太田垣氏) 現在『スナック恭子』というYouTubeチャンネルを開設し、政治家や官僚、著名人と対談するカジュアルなトーク番組を公開してます。私がスナックのママに扮して、DX推進やさらに視野を広げて「未来」をテーマに、広い業界で活躍する方々をお招きして楽しくお話をしています。 始めたきっかけは、業務改革システムに関わってきた立場として、ポジティブな情報発信をしたいと思ったことでした。国や行政にはとかく批判が集中しがちです。しかし違った側面から見てもらえれば、印象が変わるのではないか。「なんとなく面白い、かっこいい」。そんな風に少しでも感じてもらえれば嬉しいなと。行政関係者の印象をポジティブに変える、ソフト面でのプロモーションになればいいですね。そんな思いを持ちながら、発信しています。 また2021年4月には、 技術を活用した地域課題の解決を目指す非営利団体『Code for Japan』のフェローに任命されました。公・民の様々な機関や団体等の研修会・講演会で、講師やスピーカーを拝命する機会は多いです。そうした活動を通じて、当社の成長、Drupalの拡大、ひいては国のDX推進に貢献できれば嬉しいですね。
最後に応募者の方へのメッセージをお願いいたします。
(紀野氏) 人生の目的や目標を語れる人と出会いたいと思っています。 仕事だからやるという淡々とした感覚ではなく、こういう人生にしたいというものがあり、それがANNAIと重なると嬉しいです。双方の方向性をすり合わせながら、共に進みたい。そんな思いに共感できる方がいらっしゃれば、ぜひお話をしましょう。 (太田垣氏) 1つずつの積み重ねが大きな感動を作ります。小さいところから積み上げて、国の業務改革に関わるWebシステムを作り、自分たちでコントロールできるようになったことはとても感慨深いです。 しかしまだまだ先はあるし、出来ることもたくさんあります。成長する楽しさとワクワク感を社員と共有したいです。当社は非常にフラットで、上下関係がありません。技術的・ビジネス的な最適解を目指して、前向きなディスカッションを交わす関係性です。第二成長期のコアメンバーになるチャレンジ精神に溢れた方をお待ちしています。
御社の求める人物像について教えてください。
(紀野氏) 「多能工」なディベロッパーと一緒に働きたいですね。 弊社は役割を決めた分業体制を取らず、ディベロッパーが直接事業者と話して案件を進めます。そこが特徴であり、存在価値だと思っています。コンサルやPMのような動きも必要になるので、ディベロッパーには「多能工」であってほしい。クライアントと信頼関係を作る大変さと同時に、ダイレクトな反応を感じる楽しさがあります。色々出来ることに喜びを見出す人を求めたいですね。 (太田垣氏) 小規模なベンチャーながら、大手企業や行政機関と対等な関係でWebサービスを作りたい人です。 ダイナミックで幅広い経験を積みながらも、ベンチャーらしい挑戦的な試みに取り組めるのは、当社ならではのやりがいです。オープンでフラットなカルチャーであり、積極的な提案を歓迎します。意欲が旺盛でチャレンジしたい方にマッチしているので、決まりきった業務や硬直化した組織に疑問を持っているならば、ぜひご連絡ください。
御社のビジョンと、実現に向けた今後の計画を教えてください。
(紀野氏) ディベロッパーが「多能工」として開発を進める体制づくりを考えています。 より良いWebサービス作りには、事業者とディベロッパーが直接話して開発を進めることが必要です。なぜならば企画構想段階からディベロッパーがヒアリングして、おおまかな方向性を共有することが大事になるからです。 具体的なプランとしては、6~7人のディベロッパーによるユニットを形成します。ディベロッパーは複数のユニットに所属し、同時並行で様々な案件を担当します。オープンでフラットなコミュニケーションをベースにするため、上下関係や組織上の階層は作りません。 「技術的に正義かどうか」、「ビジネスとしてありかなしか」という考えも非常に重視しております。こうした考えを基礎にして、現場のディベロッパーがそのような判断を出来る環境整備を進めます。またオリジナルのカルチャー作りに集中したいので、外部の資本が入るIPOは考えていません。