『visumo』の開発スタイルについて教えてください。
メンバーにはよく「再発明をするな」と言っています。モジュールやアーキテクト等、世の中には数多くのツールやサービスが存在します。だから、それらの特徴や強み等をよく理解し、上手に活用することによって無駄を極力排除し、開発にスピード感を出すことを重視しようという意味です。既にあるものと同じようなものをゼロからつくることに時間を費やすよりも、それを組み合わせ、活かすことで世の中にない新しい価値を生み出すことに知恵とリソースを使うというマインドを大切にしています。新しいビジネスを創出していく時、スピードは大きな武器になりますからね。『visumo』もデモ版完成まで2カ月ほどしかかけませんでした。 競合よりも先に市場に商品を出してお客様の反応を収集しプロダクトをブラッシュアップする。このサイクルの速度と正確性を徹底して高めていくことが優位性を築いていくことにもなります。
開発の質を高めるために行っている施策はありますか?
技術知識の共有化は大切にしています。幸いなことに当社のメンバーは、学ぶことに積極的なので、独学やセミナー等、自分から機会を求めてスキルアップに努めてくれます。そこで培った“知”を属人的なものにしないため、月に1回開いているのがナレッジ共有会です。他にも毎回テーマを決めて2時間ほどテーマに沿った作業を行い、各々が気付いたことや学んだことについて発表する『黙々会』という勉強会もあります。メンバーの開発スキルを高いレベルで均一化していくことができれば、開発スピードと質は自ずと向上していくものですからね。 また、当社はアジャイル開発のフレームワークの一つであるスクラムを採用しており、2週間に1回「ふりかえり=レトロスペクティブ」を行うことで、チームとしての開発効率の向上にも取り組んでいます。プロダクトの開発だけでなく、開発プロセスについてもメンバーみんなでより良いものを築き上げていきたいという思いが根底にあるからです。だから、今以上に良くなるプロセスが見つかれば、手法を変えることも厭いません。
エンジニアリングメンバーへの想いや期待について教えてください。
キーワードは“楽しい”です。つまらないことに無理やり取り組んでもモチベーションは上がりません。そこで生まれたネガティブな感情はプライベートも侵食していき、仕事から離れた時間までつまらないものにしてしまう可能性があります。こういった負のスパイラルに陥ると、仕事そのものを嫌いになってしまうかもしれません。 だから、メンバーには楽しく働いてもらいたいのです。与えられたものをやるだけでなく、「自分なら」という視点からプラスアルファを考え発信していく。その意見が受け入れられた時の気分が上がる感じを体験してほしいですね。それに、楽しんでいるとヒラメキが降りてきたり、不思議と良いプロダクトができたりもします。もちろん、受け入れられない時もありますよ。でも、当社のメンバーは意見交換に積極的で、無下に意見を却下するようなことはしません。受け入れられない場合も、その理由を教えてもらうことができるため納得感があります。
『visumo』の開発メンバーには、どのような経歴の方がいますか?
SIerでエンジニアとして活躍していたメンバーが多いですね。そのため、クライアントの要求に応じてモノづくりをすることに飽きてしまった人や「つまらないものをつくりたくない」と息苦しさを感じていた人が何人もいます。クライアントに満足してもらうためのモノづくりには、そこでしか味わえないやりがいがありますが、当社に集まってきたメンバーの多くは、「自分達の手でユーザーに喜んでもらえるプロダクトを開発したい!」という思いが強く、前職を飛び出してきた人達です。だからこそ、自社サービスの開発にこだわりを持ち、より良いものを生み出すために努力できる前向きさがあるのだと思います。 極端に技術志向へ偏ることなく、技術はユーザーが満足いくプロダクトを生み出すための道具だと考えるメンバーが多いのですが、それも同様の理由からです。そのため、とにかく先端技術に触れていたいという考えの人は、馴染むのに苦労するかもしれませんね。
最後に応募者へメッセージをお願いします。
今いる場所では持っている力を十分に発揮できていない。そんなモヤモヤした思いを抱えている人は、持てる実力を当社で発揮してみませんか。 visumoという会社は、ビジネスサイドと開発サイドの関係性がフラットで一緒に新しいものを創り上げていく感覚を強く実感できる環境です。自らの技術的スキルを活かしてビジネスの価値を高めることに貢献したい、新たなサービス、新たな価値を生み出すことに挑戦したい。そんな思いを持った仲間も大勢います。社員20名ほどのスタートアップではありますが、ソフトクリエイトホールディングスの一員であり経営基盤が安定しているため、資金がショートするといった不安をどこかで感じながら働くといったこともありません。経営基盤の安定は、積極的な投資を行えるということでもあります。 このような環境に魅力を感じ、自分自身、会社、サービス全ての成長を実現してやろうという前向きさのある人を待っています。