NEC VALWAY株式会社

NEC VALWAY株式会社は、NECグループのBPOサービス事業をけん引する会社として2018年4月にNECビジネスプロセッシング社とVALWAY121ネット社が事業統合して誕生した。両社は統合前からBPOサービスを手掛けており、その経験は10数年に及ぶ。その間、クライアントの多種多様な課題や要望に応えてきた実績とそこで培ったノウハウが大きな強みだ。

「お客様の業務を遂行するに当たっては、お客様が抱えている課題や要望を丁寧にヒアリングしした上で業務を分解・分析・理解し、当社が保有する豊富な業務テンプレートをベースに業務フローを整理、ムダがあれば簡素化して、お客様の事業成長に繋がる最適な業務の形をBPOサービスとして提供しています。お客様は多岐にわたり、民間企業だけでなく、官公庁にもサービスを提供。NECグループ内においてもIT運用やコンタクトセンター、会員管理、人事、受発注業務、マーケティング等、多様な業務BPOサービスを当社が担当しています。当然ながら、NECグループの品質基準に準拠していますので、その点もお客様に安心、信頼いただけている理由の一つになっています」（DX推進部マーケティング事業グループ・課長補佐・上原重弘氏）。

さらに、デジタルマーケティング領域を強化するため、それまで別々に活動していたWEBマーケティング部門とインサイドセールス部門、マーケティングオートメーション（MA）部門、LINEマーケティング部門が組織再編によって統合され、2021年4月に立ち上がったのが、DX推進部マーケティング事業グループである。
「それまでは別部署だったこともあり、顧客情報等の有用な情報が別々に管理されていただけでなく、知見も分散していて、業務運用のツール等もそれぞれが独立して導入・運用している状態でした。そこで部門を統合して業務遂行のムダを省き、各種情報やノウハウを共有知として活用できる体制を整えると共に部署間の連携をより密に、かつスムーズにすることでお客様のDXニーズに柔軟に対応できる体制を整えました」（上原氏）。

年々複雑化するビジネスにおいては、例えば、MAだけといったように一つのサービスメニューだけで解決できる課題は少なくなっている。インサイドセールスやMA、LINEマーケティング等をカスタマーの状況に応じて組み合わせ、使い分けなければ確度の高いリードの確保等おぼつかないのが現実だ。そこで多彩なサービスメニューを揃えているという同社の強みをより強力なものにするため、マーケティング事業グループが誕生したというわけだ。

NEC VALWAY株式会社のマーケティング事業グループが展開しているサービスは四つある。『WEBマーケティング』においてはWEB制作からリスティング広告、戦略立案、問題の可視化、運用代行、改善更新まで一気通貫で対応。WEB制作と改善更新だけしか行わないWEB制作会社や問題の可視化と戦略立案に特化しているコンサルティング会社等、部分的にしか対応できない会社とは一線を画している。

「『インサイドセールス』は、高い品質レベルと成果が求められるNECグループ向けに10年以上、グループ外のお客様には15年以上、延べ600～700にも及ぶ施策を立案・実行してきた実績があります。この経験によって、確度の高いリードを獲得するために欠かせない“シナリオ設計”や“顧客資産情報の管理”、“ニーズの蓄積”、“ニーズに応じた戦略の立案”、“仮説検証”、“潜在顧客の育成”といったプロセスを磨きこんできました。『MA』においては、最も課題となるツール導入後のコンサルティングまで専門チームが、お客様視点に立ってサポートするのが特徴です」（上原氏）。

四つ目のサービスである『LINEマーケティング』では、LINE公式アカウントで顧客管理やナーチャリング・集客/販促が叶うLINEマーケティングツール「Liny」を提供。1,500社以上の導入実績を持つ。
「マーケティング事業は急激な伸びを見せており、今期は売上ベースで昨対比2.1倍を見込んでいます。まさに当社成長戦略の鍵であり、NECとしても重点分野に設定しているほど期待されている領域でもあります」（上原氏）。

ただし、さらなる事業発展を実現するためには、人員の増強が不可欠となる。そこで新たな人材を広く集め、成長を加速させていきたいのだと上原氏は語る。
「マーケティング事業グループが手掛けるサービスと組織の成長と飛躍のために、新たなことに積極的にチャレンジできる人、成長意欲が高く、自身の成長と会社の成長をリンクさせていける人――そんな仲間達とこれからのNEC VALWAY、そして、マーケティング事業グループをつくり上げていきたいと思っています」

NEC VALWAYのマーケティング事業グループは、ボトムアップ型の組織になっている。社員の声を起点に必要性が認められればタスクフォースが組まれてプロジェクト化されていく。そのスピード感は、ベンチャー企業に近いものがあると上原氏は語る。
「NECグループというと、堅く慎重なイメージを抱くかもしれません。しかし、マーケティング事業グループは若いメンバーが多く、社員の声がビジネスに反映されやすいこともあって、みんな意見を出し合うし活気があります。実際、活躍しているのも自分から意見を発信して能動的にアウトプットできる人達です。マーケティング事業グループが手掛けるビジネスは定型があるわけではなく、お客様の要望や課題に応じて柔軟にサービスの形を変化させていく必要があります。漠然としたニーズから潜在的課題を汲み取り、担当者が頭をひねってサービスの形をつくり上げなければならないことも少なくありません。このように受け身では務まらないビジネスに携わっているという点も、前向きな社風に影響しているのかもしれません」

雰囲気はベンチャーチックだといっても、そこはNECグループ企業だけに福利厚生は充実している。ファミリー休暇やフレンドリー休暇等があるほか、NEC健保に加入しているため保養施設等も利用できる。当然、産休育休、時短勤務等の制度も整っており、女性が働きやすい環境もある。
「人材育成への投資も積極的に行っており、各種資格取得を支援する教育プログラムの整備や配信講座の拡充、研修制度の充実・改善に取り組んでいるところです。本人のやる気次第で着実にスキルを身に付け、成長できる環境が当社にはあると自負しています。会社としても、まさに発展途上の最中にあるので、伸びていく事業、組織といったものに興味がある人にとっても魅力的なタイミングだと思いますよ。また、一緒に働くことになる仲間は気さくで良い人が多いので、気持ちよく仕事できるはずです。ここまで話してきた内容のうち、どこか一つでも興味を惹かれるものがあったなら、一度話をしましょう。お待ちしています」（上原氏）。