取締役　 水野 有希 2011年中途入社

ご略歴をお教えください。

大学では海洋生物を研究しましたが、就職先は全く違う分野にいきました。小規模な組織で色々なことをやってみたいと、システム開発ベンチャーに入りました。そこでSESの営業を3年半ほどやりましたが、会社の方針が自分の思った方向とずれてきたと感じ、転職を考えたのです。そこで知った当社の営業が問い合わせへの対応というスタイルだったので、自分にもやれそうに感じて入社を決めました。 入社するまで、セキュリティエンジニアという仕事があることは全く知らず、世の中にはいろんな仕事があるんだなと感じたことが記憶に残っています。 最初は規程類準拠性監査業務に就き、1年後に営業に移りました。営業といっても、脆弱性診断の準備を行う等、技術アシスタント的な業務も行う幅の広さがありました。 入社3年目で産休に入り、1年後に復帰して今日まで営業を続けています。現在は取締役として経営ボードの一角を担いつつ、営業と一部経営企画部門を管掌しています。

今後、どのような会社にしていきたいと思っていますか？

30名以上のセキュリティエンジニアを擁し、技術力に定評がある診断に特化した企業として信頼性が高まってきていると感じます。新規のお客様は、ほぼ全てが既存のお客様からの紹介や口コミだからです。したがって、今後も会社を大きくしていくことより、技術力やサービス品質を高めることに力を入れ、当社のセキュリティ診断サービスを自信をもって提供し続けていける会社にしたいですね。診断領域は今後、家庭、産業、公共分野へと広まる一方と考えていますので、自ずとマーケットは拡大していくと思います。 おかげさまで引き合いは非常に多くあり、エンジニアはみんな忙しい毎日を送っています。「もっとこうすれば＋αの価値を提供できる」と思うことがあっても、なかなか手が回りません。経営としては、そういったことに時間が割ける余裕をつくってあげたいし、そんな仕事を「楽しい！」と思えるようにしたいと考えています。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

診断サービスは、お客様から「ありがとう！」と言われることが多くあり、社会に貢献できていると実感できる仕事だと自負しています。システムを安心して使えるのは、自分達のサービスがあるからだとの誇りを持ってほしいですし、そんな仕事を楽しいと感じてほしいと思います。 セキュリティは社会的に注目されていますが、セキュリティエンジニアが何をしているのかはあまり知られていないのではないでしょうか。実際の業務は、セキュリティの穴を見つけることでシステムのオーナーである企業やそのシステムのユーザーを守る、世の中の役に立つ重要な仕事です。そんな仕事の魅力をみんなで広めていきたいと思います。 また、当社には社員がやりたいことは融通を利かせてやらせてもらえる風土があるので、やりたいことがあればどんどん発信してほしいですね。私も力になりたいと思っています。

仕事観をお聞かせください。

仕事をすることが好きです。業務そのものというよりも、この会社のこのメンバーでやる仕事が楽しいという感じですね。あれもやりたい、これもやりたいとの思いがどんどん出てきて、それをどうやるか考えることも好きですね。（手が回っていないこともたくさんあり、まだまだ勉強不足ですが…） 私には子供がいて家庭があり、家事も重要です。しかし、それとは別に自分の人生があり、その中で仕事は続けたいと思っています。勉強やスキルアップは机の上でなければできないわけではなく、仕事の中で新しいことをやるたびにそれについて調べたり、専門家の話を聞いたりすることで、自分にできることが増えますよね。このように仕事を通じて成長できる実感が楽しいと思っています。 とはいえ、両立のため時短勤務をしていて、周囲のメンバーには助けてもらっている状況なので、日々の感謝を忘れずに、子供が大きくなったら恩返ししたいと考えています。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

小学生の子供と、夏の今はプールや海に出かけて遊ぶことが多いですね。たまにスキューバダイビングを楽しむこともあります。あと、みんなとお酒を楽しむことが好きなので、会社の飲み会がある時は主人に子供を預けてできるだけ参加しています。