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インタビュー画像代表取締役・山根 太郎氏 日本の大学院で修士号を取得後、イギリスの大学院へ進学。27歳で就職したが同年代との差を埋めようと「営業×ソフトウェアエンジニア」「企画×ソフトウェアエンジニア」と掛け算のベースになるソフトウェアエンジニアの道を選択。民間企業でキャリアを積んだ後、2012年にアクセルユニバースを設立した。

ミッションとそこに込めた思いを教えてください。

ミッションは、「私たちは、情報通信技術を使って万物(全ての社会、生物)の暮らしをよりよくすることに貢献し、それを加速させることを使命とします。」です。 現状、情報通信技術は社会のインフラとなり、広く活用されているように感じます。しかし、より細かく見ていくと、娯楽や金融では活発に使われているものの、ほとんど活かされていない業界や分野もまだまだ残されています。例えば、耳の不自由な方はコミュニケーションを取るために補聴器を利用することが少なくありません。でも、情報通信技術を活用すれば、補聴器がなくても聞こえる仕組みをつくることは可能なはずです。その恩恵は一部の人間だけが享受すべきものではなく、全ての人間はもちろん、全ての動物、植物等、万物が享受すべきものだというのが、当社の考え方です。その実現のために、私達に何ができるのかを考え、行動していくことが当社の存在意義です。

バリューはありますか?

「変化を求め、変化を好み、変化する」「自分の高みを目指してどんどん挑戦する」「お客様と一蓮托生でプロジェクトを進める」の三つです。 何かに悩んでいる時、実情にそぐわないルールに縛られてモヤモヤしている時、ミスをして落ち込んでいる時等、その状況を抜け出すためには変化するしかありません。悩みの原因を解決するために自分を変える、働きやすいようにルールを変える、気持ちを切り替えて自分を奮い立たせる――。そもそも、現状のままでいいという発想はプロフェッショナルの世界では通用しません。何も改善することがないパーフェクトな状態等存在しないのですから、より良い状態を目指すには常に変化を求めていく必要があります。 ただ、変化したことで悪い方向へ進むこともあります。では、上手くいく時といかない時の差は何か?それは変化を好んでいるかどうかではないでしょうか。人に言われて変化するのではなく、自分が納得し、前向きな気持ちで変化を求めた時に物事は上手く転がり始めるのだと思います。最後の「変化する」は思うだけでなく、行動しなければ何も改善されないという意味です。

「お客様と一蓮托生でプロジェクトを進める」は企業詳細でお話しいただいたので、二つ目について教えてください。

テクノロジーの世界は、ものすごいスピードで変化しています。わずか数年の間に企業の戦略計画に影響する重要なテクノロジーは移り変わっていくため、「これまでこの技術でビジネスできたから大丈夫」といった発想は驕りであるだけでなく、その人の成長を阻害している原因にもなってしまいます。 当社は長期ビジョンに「機械学習を使ったソリューションのリーディングカンパニーになる」ことを掲げ、ラボにて技術研究を続けています。実際に「機械学習を通じて熟練工の匠のスキルを若者へ継承する」プロジェクトや「ロボットの目(カメラ)を使った物体認識」プロジェクト等をお客様と共に進めてきました。これらプロジェクトで結果を出すには、これまでのWebシステム開発やスマホアプリ開発、業務システム開発で培った知見とは異なる知識や技術が必要とされます。つまり、長期ビジョンを達成するには、常に高みを目指してスキルアップを重ね自分自身を更新させていくしかないのです。そのためには、「自分の高みを目指してどんどん挑戦する」しかありません。

客先常駐を行わず、人事評価制度も廃止したそうですが、理由を教えてください。

客先常駐を行わないのは、レベルの高いプロジェクトに触れる機会が少ないからです。座学で学べることには限界があり、応用力等の現場でしか身に付かないものも多いため、社員のスキルアップを考えれば、レベルの高いプロジェクトに少しでも多く携われる環境をつくりたい、と。また会社として、可能な限り社内にノウハウを蓄積したいという思いもあります。 人事評価制度を廃止したのは、目標管理やその達成状況による評価に疑問を感じるようになったことが大きいですね。半期ごとに目標を設定したとしても、評価する時には時間が経ってしまっていて、その時の社員が目指すべき目標とはズレていることが少なくありません。それに、目標の達成と評価を連動させてしまうと、達成しやすい目標を設定しがちでチャレンジしなくなる恐れもあります。それなら、人事評価と連動させる形での目標設定等せず、半年に1回、私と社員が1対1で、自己評価をベースに給与交渉をする方がいいと判断しました。

最終的にどのような会社にしたいとお考えですか?

一人のカリスマがけん引するような会社にはしたくありません。それでは永続的な成長は望めないと考えるからです。それよりも多様なタレントが集まり、経営部門とは関係ないところで次々とスターが登場してくるような、「この会社の社長は一体誰?」と思わせるような会社がいいですね。その方が、社内も常に活気づいていて、次はどこからどんなスターが出てくるのかといった楽しみもあります。 いずれにしても、当社にいれば、ものすごく成長できると思いますよ。集まっている人材は優秀なだけでなく成長意欲も高いため刺激がありますし、携わることになるプロジェクトのレベルも高い。それに、ルールでがんじがらめになるようなことはなく、比較的自由に仕事と向き合うことができます。 ここで話したことに少しでも興味を持ったのなら、一度話をしましょう。お待ちしています。

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