代表取締役社長 本多 克行氏
ソニー株式会社に入社後、長年ストレージ事業に携わる。
2019年10月にソニー内から選りすぐりの技術メンバーを招集して、メモリーストレージ事業に特化してNextorage株式会社をスタートし、新たな事業を拡大中。
常にフェアな視点で社員に真摯に向き合い、社員のやりたいことが実現できる会社を目指す。会社の成長に必要な成果を妥協なく求めるリーダーである。Nextorageの事業の強みと会社の魅力をご紹介ください。
メモリーストレージ事業で20年間積み重ねた経験と、そこから得た技術的な知識がまず強みとして挙げられます。 また業界との太いパイプを持っていることも他社にはない優位性です。記録メディアは単体で動くわけではなく、カメラ等のホスト機器に繋がることで成立するもの。我々は業界団体の主要メンバーとして規格策定や標準化の提案を行ってきました。これからも業界の中で中心的な役割を担っていきます。培ってきた技術と他社との関係を活かすことが出来るポジショニングが強みと言えるでしょう。 そして、Nextorageの魅力は自由闊達さです。小さなグループや様々なレイヤーでの検討・議論が自由な雰囲気の中で行われています。そうした文化が未来への開拓の土台になっていると思います。 私自身もトップダウンで指示するのではなく、皆のやりたいことをなるべく認めてあげることを心掛けています。私は自分の果たすべき仕事に注力して、社員には自分で考えてどんどん挑戦してもらいたいですね。
今後どのような成長を実現していくのかを教えてください。
2019年に独立してちょうど2年半が経ちました。ビジネス規模は、スタート時から毎年50%以上拡大しています。これまでやってきたことが活きて、次のビジネスに繋がった結果です。メモリーストレージ市場全体を見れば飽和していると捉える向きもありますが、その中で新しいフォーマットを提案することで発展するやり方もあるのです。 優れた既存商品群を持ちつつ、2021年にはNextorageブランドでの展開も開始しました。 ハードディスクがメインだった市場では半導体メモリーへの置き換わりが進んでいます。自動車においてもIT化により記憶装置需要は跳ね上がろうとしています。個人のお客様向け市場も産業用市場も、私は大きな伸びしろのある成長分野だと思っています。 既存事業でさらなる成長を目指しながら、全く新しい事業を立ち上げようとしています。我々は一切の制約なく、自分達がやるべきことを自分達で定義して進められる環境とアセットを活用しながら、Nextorageの社名の通り「メモリーストレージの次」を見据えて止まることなく前進し続けます。
Nextorageに入社して感じられるやりがいとはどんなものでしょうか？
ビジネスや技術開発では、ソニーで培ってきた堅固な業務プロセスがベースにあります。一方で、柔軟でスピーディーに物事に対応するスタートアップらしさも持ち合わせています。会社中に「何か新しいものをつくっていこう」というベンチャースピリッツが溢れている。技術者ばかりでなく、間接部門のスタッフも参加して新しい挑戦ができないかを自由に議論する場があるのが象徴的だといえます。 大企業から受け継いだ固い部分とベンチャー企業らしい柔軟性が混在したユニークなカルチャーの会社ですね。 どちらも体感したいし、どちらも面白い 、そう感じられる人に是非来てほしいです。 自分で考えて自分でどんどん進めていける環境なので、「挑戦したい」というマインドを持った人は大いにやりがいを感じてもらえるでしょう。
代表が仕事から離れた時、リフレッシュする方法は何でしょうか。また大切にしている考え等ありましたら教えてください。
気分転換にやっていることといえば、毎日の犬の散歩でしょうか。散歩をしながら、個人的な事や仕事上の少し長い時間軸の事、重要な決断など様々な事をあれこれ考えています。あとは、ゴルフとミステリー小説を読むことですかね。 個人的に常に心に留めているのは「時は金なり」です。 時間はお金と同じ価値があるという意味ではなく、時間こそが最大の財産であるという考えです。失った時間はいくらお金を積んでも買えません。やるべき事をやらずに時間が過ぎてしまえば後戻りできません。 これは我々の事業にも言えることです。例えば、新しい技術を埋め込んだフォーマットは、ユーザーが望むだろうタイミングを先取りして出していくことが大切。 忙しいからとか自分達の事情優先に考えていたら、乗り遅れてしまいます。
求める人物像と新しくご入社される方に期待したいことをお聞かせください。
堅いところと弾けるところが必要。エンジニアでも、部屋に閉じこもって自分の設計や開発だけに集中したいというタイプはうちにはマッチしません。お客様に直に自分たちの商品を提案してほしいし、それを楽しいと思える方を求めたいです。研究開発一筋ではなく、広い視野を持って挑戦を楽しんでください。 私達は「MAKE THE NEXT」を会社のフィロソフィーとして掲げています。自分達のつくるべきものは自分達で定義し実行するものです。 何かをつくりたい、それが出来る場所を探している人をお待ちしています。
