株式会社NVC

ヌーベルグループはテレビ番組を中心に、映像にまつわるあらゆる業務のソリューション提供が可能なプロフェッショナル集団だ。
グループを構成する5社は、スタジオ・中継技術、映像制作・配信、ポストプロダクション等、各業務領域に特化する。各社単体でクライアントの要望に応えるのはもちろん、グループの連携を活かしたワンストップでの高品質な映像提供も可能だ。
4K・8K等の最先端技術にいち早く対応しており、日本では数少ない8K動画の編集室を備える。高品質を追求するため環境整備への投資を惜しまない。
映像コンテンツが新しいプラットフォームへ移行する変革期にあり、テレビ以外にも事業領域を広げていく方針である。
そのためにはテレビや映像業界の経験者だけに限らない、多彩なバックボーンを持つ人材が必要となる。新たな成長フェーズへと進む同グループは、広く仲間を募る。

グループの歴史は、1986年のヌーベルメディア株式会社創業から始まる。ヌーベルメディアは、現在ライブ映像・ミュージックビデオ・TV/Web番組制作等を行う会社だ。
グループの最初の主軸になったのは、1992年に設立した株式会社ヌーベルバーグである。テレビ・イベントの生放送や収録番組に技術・機材・人材を提供する企業として、在京テレビ局から高い評価を得た。
そこを足掛かりに、少しずつ領域を広げていく。2015年にはテレビ場組の編集・MA・CG制作を主に、ポストプロダクションに特化したヌーベルアージュ株式会社を設立する。特筆すべきは、最高クオリティーを追求した映像編集環境を備えている点だ。日本でも有数のハイブリッド編集室を保有し、8K編集室1部屋、4K編集室7部屋等、都内各所に計83部屋もの編集室を完備している。
CGやテロップ等のクリエイティブ同時対応が可能で、3DCG等の先端技術へも積極的に取り組む。
培ってきたネットワークと知見を活かした事業が、映像・放送業界に特化した人材派遣を行うヌーベルキャリア株式会社だ。

こうして、以下の5社を擁する現在のグループ体制を確立した。
1. ヌーベルバーグ……スタジオ技術、中継技術、ENG、技術派遣
2. ヌーベルメディア……ライブ映像、ドキュメンタリー映像、TV/Web番組制作
3. ヌーベルアージュ……ポストプロダクション業務
4. ヌーベルキャリア……映像・放送業界に特化した人材派遣事業
5. 株式会社NVC……ヌーベルグループの経営企画・管理業務

最先端機材とそれらを使いこなす高い技術力、現場でのコミュニケーションを通して高品質な映像をつくり上げる人間力が各社共通の強みだ。

ヌーベルグループの代表を務める久野智嗣氏に話を聞いた。
久野氏は同グループの差別化ポイントとして、独立系である点をまず挙げる。
「テレビ番組の制作・編集を請け負う企業は沢山ありますが、その多くは局の子会社です。当グループは独立系なので、局に縛られず幅広い番組に関わることが可能です。また設備投資も当社の判断で進めていけるので、スピーディーに対応できます」
ヌーベルアージュが保有する編集室の多さに、その利点がよく表れている。大きな番組の制作には、複数の編集室が必要となる。設備を整備するには億単位の費用がかかるため、局系企業でもそう簡単には対応できない。しかし同社は思い切った設備投資を行い、大型受注に成功した。そこからポストプロダクション領域で大きな成長を遂げていったのだ。

またテレビ番組は制作・技術・ポストプロダクションと縦割りの編成が一般的だが、同グループはワンストップ対応が可能なため、スムーズかつ無駄なコストを削減して進めることができる。この点もクライアントから喜ばれている。
同社が手掛ける番組例は次の通りだ。
・しゃべくり007・世界の果てまでイッテQ！・行列のできる相談所・ZIP！
馴染みがある人気番組ばかりだ。これらはあくまでも一部であり、NHK・民放各社で枚挙にいとまがない。

久野氏は「当社には、高い技術力を持って各現場を任せてもらえる人材が揃っています。一方で映像コンテンツは、テレビばかりでなくインターネット放送局等の新しいプラットフォームに移行する変革期を迎えています。そのため、今後はテレビだけに頼らないスタイルにしていきたい。SNSやネット配信対応にも力を入れる必要があり、配信技術や通信網に強い人材が必要になってきます」と話す。
実績を誇るテレビ番組領域に固執することなく、映像をベースにしながら潮流の変化に迅速かつ柔軟に対応していく方針だ。
直近では大手外資系企業との協業プロジェクトで、次世代型の映像コンテンツ配信という新たな可能性を模索中である。

このタイミングで入社する人材への期待は大きい。前職での経験を活かしながら、新たな技術や可能性にチャレンジしてほしいという。
長い社歴を持ちながらも様々な挑戦に挑む同グループでは、共に成長する醍醐味を感じることができる。

業務領域がそれぞれ専門分野に分かれていることもあり、グループ各社のカラーは異なる。
例えば編集系業務は同じ空間での作業が多いことから、メンバー間の交流が多く仲が良い。一方で技術部隊はテレビ局へ直行直帰が常なので、社内における交流は少ない。しかしながら、ヌーベルの社名を背負って現場に赴く気概を感じるという。
今後は各社からメンバーを揃えた情報共有の場を設けて、横の連携強化を進める。現場での経験を属人化させず、次の展開に活かすことが目的だ。

映像を手掛けるプロフェッショナルが揃うだけに、「厳しい世界」「職人気質」というイメージを抱いてしまうと率直に告げた。すると久野氏からは「我々の仕事は基本的にサービス業です。『どういう画を撮りたいか』『どういう作品にしたのか』を話し合いながらつくり上げていきますから、コミュニケーションは必須。言われたままを黙々とこなすだけだと難しいです」との答えが返ってきた。
人事を担当する社員は、「別業界から転職した私は、最初は怖い人達という印象を持っていました。しかし実際は全くそんなことなく、和気あいあいと会話を交わす穏やかな人達ばかりです」と話す。

どうしても「3K」のイメージを持たれやすいという業界だけに、社員が気持ち良く働ける環境づくりに配慮してきたと久野氏は言う。
基本的な福利厚生全般を整えることはもちろん、労働時間の管理やシフト・休日の管理はしっかりと行う。
現場任せになりがちな社員教育では、新卒社員に対して社会人としてのマナーや業界知識等の研修を合宿形式で行う。職種ごとに必要な資格の試験費用補助等、中堅社員のスキルアップにも気を配る。
テレビ業界内では人事制度を同グループを参考にされることがあるということからも、働きやすい環境であることが伝わる。実際、良い評判を聞きつけて経験豊富な技術者が他社から移ってくる例は少なくない。

久野氏は「高いマインドを持った優秀な人材を集めていきます。我が強くてもOK！新たなフェーズに向かう当グループでは、外資系企業との協業等これまでにない醍醐味を味わうことができます。意欲のある方をお待ちしています！」と力強いメッセージを寄せてくれた。
「映像×先端技術」をキーワードに、業界の未来を切り拓くヌーベルグループ。少しでも興味を抱いたならば、是非とも直接話を聞いてほしい。