御社を設立した経緯をお教えください。
愛媛県松山市の出身で、学生時代にコンピュータについて学び、卒業後は大手電機メーカーに就職しました。以来、プログラマーやSEとして経験を積んでいきましたが、自分で何かをつくり出すことが好きという動機で独立しました。 フリーランスのエンジニアとして活動を始め医療機関のシステムコンサルティングをする中で、医師会のプロジェクトを任される機会を得ました。しかし法人であることが条件で、当時株式会社を設立するには1,000万円の資本金が必要だったのです。そんな資金等ない中、郷里に親戚が設立した休眠会社があることが分かり、その会社を使わせてもらう形で1994年に事業をスタートさせました。 当時、上場企業になる等ということは一切考えていませんでしたが、社員が安心して働け、楽しく仕事ができる会社をつくろうという思いで会社づくりに取り組んできました。
社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。
当社にジョインした社員が新しい仕事に取り組み、新しい力を身に付け、新しい自分をつくり上げていく姿を見ることは経営者にとって何よりの喜びです。そんな社員が仕事に楽しんで取り組むことは会社のためにもなり、ひいては会社を引っ張っていく存在になると思うからです。
相原さんの仕事観をお聞かせください。
起業して社長として気が付くと25年という年月が経っていましたが、仕事で何が一番大事かという命題はまだ探している最中という感じです。それだけ奥が深いのだと思います。 言えることは、仕事は人生において非常に多くの時間を費やすことであり、その仕事を通じて何らかの価値を生み出していることを考えれば、仕事とはその人が生きている証と言っても過言ではないように思います。 対価を得る仕事でなくても、ボランティア活動や趣味でも新しいものを生み出していくのであれば、素敵なことだろうとも思います。 もし仮に仕事をしなくても豊かに暮らしていけるだけのお金があるとして、仕事をせずに過ごすことが幸せかどうかは人によって様々でしょう。 私の場合は、企業に属して働くことは、サラリーで自身や家族の生命や健康な生活を維持するだけではなく、社会に文化と技術を残していく、大変意義ある事だとも思います。
人生で大切にしていること、座右の銘をお教えください。
人生の先輩の残した言葉はどれも真実に思いますし、感銘を受けるものも多々あります。中でも最も大事にしているのは、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエというドイツの建築家の“God is in the detail”という言葉。よく「神は細部に宿る」と訳されますが、小さなところを手を抜かずに仕上げることで、パーツで構成される全体は隙がなく美しいものになるということです。一つひとつ気持ちを込めて物事を進めることで、隙がなくいいものができる。これは、システムづくりも会社づくりも全く同じだと思っています。
求職者にメッセージをお願いいたします。
当社は、新しい技術を追い求め、他ではやっていないことにチャレンジしていく会社、そこに当社の仕事の面白さがあると自負しています。そして、そんな当社には皆さんがこれまで培ってきた技術や経験、知識を使える場所がふんだんにあると思います。思う存分、持てる力を発揮したいという方は、是非アクセスしてみてください。