ご略歴をお教えください。
昔からコンピュータとバーチャルなものが大好きで、大学時代にオンラインゲームにハマり中退しました。しかしプログラミングセンスには抜群の適正があったようで、経産省主催のプログラミングコンテストで最優秀賞を受賞したのをきっかけに、エンジニアになりました。 以来、14年ほどエンジニア一筋で様々な現場を渡り歩き、経験を積みました。ソーシャルゲーム、動画配信、巨大ECサイト、データ解析基盤、VR/AR等。 現在はこの「フィグニー株式会社」で同じ志を持つ専門家集団を作り、バーチャルとWebとリアルをかけ合わせた、新たな経済活動の場を世界に構築すべく、活動しています。
御社を設立して、どういったことが実現しつつありますか?
以前から、大規模開発プロジェクトには無駄が多いと感じていました。当社では、普通なら100人規模のプロジェクトを30人でこなせる組織づくりをしたいという狙いもあり、それがようやく実現できつつある状況です。できることを当社が証明したいですね。 そのためにも、会社設立には一つひとつの分野で自分よりできる人を集めたいとの意図もありました。 なお、当社では「今の半分の稼働で倍以上の報酬を得て、自由な生き方を手にする」ことを目指しています。 目標は、『Hunter×Hunter』に登場する“幻影旅団”のようなチーム。彼らは盗みや殺しを主な活動としていますが、リーダーよりも高度な能力を持つ個々のメンバーが自由と責任を持って自分の意思で行動するところを見習いたいと思っています。
社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。
できる人は、放っておいても自分の人生を確立させていけるのでノーケアでも良いと思っていますが、そうではなく現状に不満があり、自信がなくやりたいことができていないといった人に対して、自分の手で幸せをつかみ取れる力を授けたいと思っています。一回、情熱を注いで必死にやってみると楽しくなって幸せも付いてくることを分からせてあげたい。 だからこそ、当社では最初はスパルタ教育です。それで折れてしまう人もいますが、乗り越えることができると「仕事の考え方が様変わりした」というメンバーが少なくありません。そうなれば、仮に当社が潰れたとしてもどこでも生きて行けます。 大手企業でもベンチャーでも、エンジニアとして苦労したり、不満を抱えたり、打ちのめされた経験のある人は、是非それを聞かせてほしいと思います。恐らく全て理解した上で、道を示せると思いますので。 また、エンジニアは個人の闘いではなく、チームや組織で闘うことが個人の幸せに繋がると思います。もし“個人戦”を強いられて不安な人がいれば、当社の結束力の強いチームを見に来てほしいとも思っています。
里見さんの仕事観をお聞かせください。
残念ながら、人生の大半の時間は「仕事をしている時間」なんです。 ですから“仕事≒人生”になると思います。 そうであるならば、人生を良いものにするためには、仕事は「逃げるべきもの、楽をすべきもの」ではなく、夢中になって取り組めるようにすべきです。もし今の仕事に夢中になれていないのならば、仕事を変えるか、自分を変えるしかありません。 だから私は「ワークライフ・バランス」という言葉が嫌いです。この言葉には「ワークが嫌なもの」という前提が含まれていると感じるからです。 目指すは「ワークライフ・インテグレーション」。仕事は生活の一部として、充実させるべきものと思います。 逆にこう考えられない方とは働けません!
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
昔バンド活動をしていましたが、歌うことが大好きで、週に一度は一人でカラオケに行ってひたすら歌っています。東野圭吾さんの小説も大好きで、全部読破しました。一つのことにハマると突き詰めるタイプなんです。