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インタビュー画像代表取締役・名倉 優斗氏 大学在学中から起業を志す。2008年3月大学卒業。大手通信会社入社。システムエンジニアや商品企画を経験。2014年退職、EC会社に転職し役員を務める。EC会社で培った広告運用のスキルを活かし、2016年10月、株式会社WEBGRAMを設立。現在に至る。

撤退する広告代理店もある中、あえて成果報酬型のビジネスで起業した理由をお話しください。

まず、成功報酬型のビジネスで勝てる見込みがあったという事です。 確かにノウハウが確立できず、採算が合わずに撤退する企業があるのも事実です。 私も会社を立ち上げた時はまだノウハウを確立していたわけではありません。 クリエイティブの検証に広告費を投入して半年間で500万円ぐらいの赤字を出しました。ただ絶対に成功するというイメージはありました。既に成果報酬型のビジネスモデルは出てきていましたし、成果を出している代理店もありました。 成果が出ている代理店のバナーやLPを徹底的に分析しテストしていくうちに、まだまだ改善の余地があり、もっと良いクリエイティブができるのではないかと思いました。 成果報酬型の広告運用は正しいノウハウがあれば期待値の高いビジネスです。 弊社が今期売上を倍増し、数十億円規模に成長できたのも成果報酬型だからです。 成果報酬というリスクを代理店側で負う事で、見込めるリターンは大きくなります。 我々はベンチャー企業ですから、大手代理店と同じやり方では、この先、一定の地位を築くことはできません。 経営基盤安定のために従来の手数料型のサービスも行いますが、あくまで主戦場は成果報酬型ビジネス。 成果報酬で戦えるスキルは磨いておこうという考え方でこれまでやってきました。最近では、化粧品系のバナー広告はこういうパターンが当たりやすい、LPの構成はこういうふうにした方が良いという勘所は掴めるところまではきています。今はそれを社内でマニュアルにまとめているところです。

ヒットを作るためには企画が大事とのこと。アイデアを量産するコツをお話しください。

アイデアを出すのに近道はありません。 我々はヘルス&ビューティー系の商材を取り扱うのですが、 まずはアイデアを出す土壌である知識をつけるために、みんなで女性雑誌を読んだり、女性スタッフに色々ヒアリング(笑)をしたりして業界の知識を日々勉強しています。 ヒットが生まれるアイデアには失敗がつきものです。 だからこそ、社風が大事です。 弊社はとにかくチャレンジを重視しています。野球に例えるなら、とにかく打席に立つことです。 3割バッターになれなくても、1割しかヒットが打てなくても、3倍打席に立てれば、ヒット数は同じですよね。野球と違って打順を待たなくていいし、9回で試合が終わるわけでもありませんので、アイデアを出すのに制限はありません。 当たる確率が低ければ評価されない会社もあるかもしれませんが、弊社はそうではなく、「どれだけチャレンジができたか」「施策を生み出せたか」ということを大事にしていますし、今後も方針は変わりません。 その結果、今在籍しているメンバーはチャレンジ思考になっていて、それが社風として定着しつつあります。 とにかく、アイデアを出した人を評価するという考え方が重要だと思っています。

メーカー事業はどのように展開されるご予定ですか。

メーカー事業は、コロナ禍の前にスタートしてもうすぐ3年になります。 元々はクライアントの商品が広告経由で売れるのを見て、もっとクライアントのビジネスモデルが知りたくなったので「自社でやってみよう」というのが実際のところです。 後述するように、現在の弊社のメイン業務は広告による顧客の新規獲得です。 しかし、実際に自分たちがメーカー業務も経験し、ノウハウを確立できればクライントンに提供できるソリューションも広がると考えています。そういった想いで始めたメーカー事業ですが、商材を持つことの強みを感じたもの事実です。 そのためWEBマーケティング企業としてクライアント支援はメイン業務ですが、今後もメーカー業は継続していきたいと考えています。 来期には新規商材をスタートできるようなイメージで計画を練っています。

今後は、広告代理店としての成長を目指しておられるのですか。

いいえ。弊社が目指しているのはWEBマーケティング企業です。 例えば、現在の弊社では通販クライアントの新規顧客を獲得する広告が主なミッションです。 しかしクライアントであるメーカーは、一旦獲得した顧客に、2カ月リピートしてもらうのか、1年リピートしてもらうのかで、顧客辺りの売上単価は大きく変わります。そういったリピートのところまで、WEBマーケティングの力で支援するCRM業務も積極的に実施したいと考えています。 また、新規獲得の方法も沢山あります。例えばWEBで今後流行ってくると思われるのが動画広告です。画像と比べて表現の幅が広がるため新しいノウハウが生まれてきそうだと考えます。また海外ではインフルエンサーによるライブ販売は一般的になりつつありますね。 弊社でもTikTok等に自社のチャンネルを開設し、クライアントの商品を紹介することも考えています。 このように我々がクライアントに提供しているソリューションは現状ごく一部ですが、WEBマーケティングという広い視野で考えれば、できることはもっと沢山あります。クライアントを総合的に支援できるマーケティング会社となることで、年商100億円という目標を達成したいと考えています。 さらにその後は、アジア圏への進出も視野に入れています。現在日本で成長しているDtoC通販は、元々はアメリカから入ってきたビジネスです。今ではアジア圏にも広まりつつありますので、その市場を取りにいきたいと考えています。 その他にも、AIで広告運用の作業を自動化するようなツールを開発して提供する等、やりたいことは沢山あります。 そのためご縁があればエンジニアの方も採用してみたいと思っていまして、弊社の中でどのように力を発揮していただけるか思案中です。

現在、御社の事業に参画する魅力をお話しください。

“自己成長”が一つのキーワードです。社内では、「いつも最高レベルの仕事をしましょう」と言っていますが、上場企業等、クライアントの規模が大きくなればなるほど、求められる要求も厳しくなります。そういった仕事を、従業員数約20名、年商数十億円の我々が実施するとなると個々人の負担も大きくなります。 しかしそこをやっていかないと、企業としての成長、売上100億円も達成できません。 だからこそ求人者にも「最高レベルの仕事をしましょう」と言っているのですが、そういうメッセージに共感頂ける方は非常に意識が高い人です。 そういう意識の高いメンバーと一緒に切磋琢磨しながら、ご自信も会社も成長していけることが、現在の弊社に参画する面白さだと思います。 弊社のように成果報酬型の広告運用サービスを提供している会社は最近増えています。特に東京に多いのですが、そんな中でも弊社のメンバーが東京に出張して、業界の方と名刺交換をすると「存じ上げています」と言ってもらえるところまできていて、それがメンバーのモチベーションにもなっています。 少数精鋭のチームで、なおかつ短期間で年商100億円という目標を達成することは簡単な目標ではないと思いますが、自己成長に繋がることは間違いありません。 同じような目線の高さを持った方がいれば是非話を聞きに来てください。

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目指すは「産業革命を起こすマストハブカンパニー」。テクノロジーの力で小売市場を新たな産業に。
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