代表取締役・渡辺 泰介氏
1977年生まれ。大学卒業後、コンサルティング会社に新卒入社。約6年の在籍期間中、大手のお客様を中心にシステム導入のコンサルティングを担当。その後、人材ビジネス向け基幹ソリューション提供企業に転職。約10年間の勤務の後、自身の「人材×システム」に関する知見を生かすビジネスを志し、2016年7月に同社を設立した。御社を設立された際の思いについて聞かせてください。
これまでのキャリアで、私はITコンサルティングや人材業界の企業に向けたソリューションの提供という業務に携わってきました。その特性を生かし、「人材×システム」という取り組みで顧客企業の役に立ちたい、私自身の得意領域やコネクションを生かしながら課題を解決したいという思いから、人材業界に特化したソリューション提供企業として当社を設立しました。 起業によって実現したかったのは、私自身がサービスを受ける側で感じていた苦労や不満を解消するということでした。システム構築においては、不具合が生じてしまうことはもちろんのこと、発注側が意図した通りのものが仕上がらないということが多々あると思っています。その問題を解決するために必要なのは、エンジニアリングだけを重視するのではなく、ビジネス的な視点を持ちながら開発に取り組むこと。そこに私が介在する価値があると思い、事業を展開することを決めたということです。
御社にはどのような特徴があるとお考えですか？
当社では、人材業界に特化したアウトソーシングモデルのビジネスを展開しています。業界企業の業務に関する理解、ノウハウ蓄積という強みをもたらしていると思います。また、業界特化型のITコンサルティング事業・システム開発事業に取り組んでいることは、業務ノウハウのさらなる蓄積を可能にし、その価値がさらなる依頼に繋がるという結果を生んでいると思っています。 その特徴によって、他社にはない高いレベルでの提案が可能になっていると私は考えています。他社の事例も踏まえながら新たなアイデアを生み出し、顧客が考える“最適”を超えるような提案も、当社では実現しています。幅広い領域を担う中での一つのサービスメニューとしてではなく、人材業界の業務をあらゆる面からサポートするソリューションが提供できる。それが当社の強みです。
現在の事業を展開する中で、企業としてどのようなことを目指していますか？
私達が設定しているゴールは、「システムを構築する」ということではなく、「顧客の利益を拡大し、ビジネスを拡大する」ということです。そのために、現在であれば人材紹介業界におけるスカウト業務という領域にソリューションを提供する等、全体業務の中の一つにフォーカスしながら提案していくという取り組みを続けています。 スカウト業務の領域に関しては、スクリーニング機能の充実によって1日の送信数という「母数」を増やすこと、それに加えて送信した後のマッチングというフェーズに関する業務を効率化することが必要です。人材業界の業務知識を生かし、一つの業務の全体像を捉えながらトータルにソリューションを提供すること。それが顧客企業のビジネスを成長させるために必要なことであり、今後も同じ考えで事業に取り組んでいくことを目指しています。
その目標設定の下で業務する社員に求めるのはどんなことですか？
私はメンバー達に「自分で考え、提案すること」を求めています。これは、お客様に対しても、また社内の同僚達に対しても、その行動がなぜ必要かを“考え”、自分なりに考える最適な形を“提案”することが大切だと考えているからです。その行動が、より良いモノづくりを実現し、自分達の活動により高い付加価値を生み出すというのが、私の考えなんです。 また仕事の進め方に関しては、手掛けているものがどのような状況にあるのかを順次オープンにしながら、細かい軌道修正をしながら完成形を目指すようにアドバイスしています。顧客も、社内のメンバーも、様々な考えを持っています。段階的に物事を進めることで、どんな相手であってもコントロールしながら最適な答えを目指し、いい成果に繋げることができると思いますので、そんな仕事の進め方を推奨しています。
最後に、転職を目指す方々にメッセージをお願いします。
当社では、メンバー自らが主体的に考え、行動しながら、ビジネスの拡大を実現するためのIT活用をお客様に提案しています。その活動の中で大切にしているのは、ビジネスとITの両軸をバランス良く掛け合わせながら、顧客企業、そしてその先にいるユーザーにとって「いいサービス」を届けること。そんな当社の事業に興味を持っていただける方々に、当社に来ていただきたいというのが私の考えです。 また、ソリューションの提供に関しては、システム構築やサービスの導入をゴールとするのではなく、どうしたら成果が出るかというところに向き合うことが私達の役割です。人材ビジネスやITに関する専門家として、自らの力を突き詰める。そんな当社の考えに共感し、共に努力できる方々に仲間に加わっていただきたいと思っていますので、是非当社での業務にチャレンジしてみてください。
