執行役員 情報システム本部長 三原 直人氏 SI業界で多くの苦労を重ね、執行役員まで這い上がってきたエンジニア。SIer、あるいはフリーランスのITコンサルとして大規模案件にも参加。2013年にテイジイエル入社後は、プロパー社員がいる中、ほぼ3年刻みで課長→部長→本部長とステップアップ。趣味は「サウナ」。一人で考える時間、反対に何も考えない時間をサウナで得て、心身をリフレッシュする。週に一回、家族から時間をもらってサウナで整えている。

テイジイエルに入社するまでの経歴は？

大学を中退してコンピュータ専門学校に通い、小さなソフトウェアハウスに入社しました。しかし、数年後に親会社に吸収合併されてしまい、就労環境が急変。口うるさい上司にかわって、人を顎で使うような待遇に嫌気が差して独立しました。先輩にITコンサルタント会社の社長を紹介してもらい、その会社で個人事業主として3年ほど働きました。 東京に移住して働き、初めて大規模案件に参加する機会を得ました。郵政民営化のプロジェクトの一つで「人事給与システム」の開発に携りました。最初は孫請けで参加したのが、どんどん商流の浅い仕事に携らせてもらえるようになり、気が付けばプライムで受けている大手ベンダーと同列のポジションで働いていました。その現場でウォーターフォールモデルの大規模開発のノウハウを得て、上流工程やプロジェクトマネジメントのスキルも身に付けることができました。

テイジイエルに入社した経緯は？

リーマンショックを機にリスクの高い個人事業主を辞めて、最初に働いた小さなソフトウェアハウスの先輩に誘われて就職。そこで、テイジイエルとパートナーの立場で仕事をすることになりました。忙しいプロジェクトでしたが、社員同士が助け合う絆の深い会社だなと感じ、テイジイエルに転職しました。 テイジイエルは仲間思いの会社。これまでに働いた会社は、現場でエンジニアが困っていても、会社や仲間が助けることはほぼありませんでした。テイジイエルは現場でトラブルがあれば、会社が助け船を出して、現場で働いているエンジニアをケアします。 前職の会社はワンマン体質で、上司に気に入られなければ出世できない、そんな会社でした。仕事で評価されず、取り巻き連中ばかりが評価され、待遇も上がっていく。給料も満足できるレベルではなく、志のあるエンジニアは次々と辞めていきました。私も待遇面で条件が良い会社で働きたく、テイジイエルに入社しました。

ズバリ！出世するコツは？

人の嫌がる仕事から逃げないことです。誰もが好まない仕事はあると思います。それでも、自ら進んで前向きに捉え、仕事から逃げずにやり切ることを大切にしています。自分に振られた仕事を嫌だと断るのは簡単ですが、そうするとその仕事は誰かほかの人がやらなければならなくなる。誰もが嫌がることなら、自分が率先してチャレンジする。そういう姿勢でこれまでやってきました。 テイジイエルは真面目に仕事に取り組んでいる社員を評価する会社です。人の嫌がる仕事から逃げないように働いてきた結果、順調にポジションを上げていきました。入社3年で課長クラスに昇進。さらに3年後には部長職に。そして、部長3年目に、前任者の家庭都合での退職がきっかけで、部長職を続けながら本部長も兼務することになり2022年度からは本部長選任になりました。テイジイエルでステップアップできたのは、真面目に仕事に取り組んできたことも一因だと思いますが、独立系ということもあり派閥やしがらみがなく、たとえ中途採用であっても努力を正当に評価する制度があるからだと感じています。

情報システム本部長としての抱負は？

最新技術へのキャッチアップを積極的に進め、その一方で、流行に左右されて自分を見失わないように、冷静な目で時代と技術の流れを見極めていきたいと考えています。世の中の流れに合わせて、どんな技術でも対応するのが、テイジイエルのスタイル。どんな技術でも選り好みせずにチャレンジして、幅広く対応する。今までもそうしてきたし、これからもそうしていく。それがテイジイエルのやり方です。 営業部門との連携も、引き続き強化していきたいと考えています。テイジイエルには、システム会社にありがちな営業と技術の対立はありません。営業のメンバーは自社エンジニアのことを深く理解して、案件を取ってくれます。ただ、エンジニアは口下手な人も少なくありません。私達技術部門の管理者が、エンジニアの考えや思いをすくい取って営業との橋渡しとなり、反対に営業の考え方や狙いをエンジニアに説明して、エンジニアが自ら望むキャリアを歩め、市場価値を高められるように環境整備に努めます。コーポレート部門との連携も深めて、エンジニアが働きやすい環境を整える。それも本部長の仕事だと感じています。

テイジイエルが大切にしていることは？

チームワークを重視しています。フリーランスのエンジニアという選択肢がある中で、会社に所属する一番の醍醐味は仲間だと思います。パートナーとして知り合っても、ビジネスでの付き合いになってしまいますが、社員同士だと仕事を離れたところでも互いに助け合えます。会社としても社員にどんどん色んなことを与えていきたいし、エンジニアも積極的にあれこれと吸収してほしいです。 会社は社員が頑張った分は、還元するようにしています。私が格好のモデルですが、実力主義の会社なので、エンジニアにとって夢のある会社だと思います。とはいえ、自分本位で他人を押し分けてでも出世しようと考えるタイプだと、当社はカルチャーマッチしないです。チームワークを意識しない人材には、周りが付いていきません。プロジェクトは一人で回せません。周囲のエンジニアと協力関係を築くことを当社は大切にしています。