ギグワークスクロスアイティ株式会社

遡ること1974年、ギグワークスクロスアイティ株式会社の源流となる会社が設立されました。
以来、様々な事業や企業のジョインを経て、現在のギグワークスクロスアイティがあります。

三つの事業が柱となっており、一つ目は「SI事業」。
エンドユーザーや大手SIerなど、著名なクライアントのプロジェクトに大きく貢献しています。
オールラウンドな業界に対応していますが、流通・金融・製造などの割合も大きいです。長年の実績が評価されており、クライアントからパートナーとして表彰されることが増えてきています。
その実績の基になっているのが、受託開発のクオリティーの高さにあります。2003年より、品質マネジメントシステム（QMS）に則った運用をスタートしました。
厳格に品質を管理し、提供するシステムの質を高い水準で維持しています。
また、現在はコンサル領域からシステム開発・保守までを請け負うプロジェクトの受注が増えてきており、今後はさらに上流から企業のDXを推進するパートナーとなる取組を進めていきたいと考えております。

二つ目は「自社製品事業」です。
コールセンターCRMシステム『デコールCC.CRM3』を中核としたプロダクトを自社開発しています。
電話機とシステムを繋ぐ技術をコアとして持っているのが強みで、クライアントのニーズに応じて、導入支援まで手がけています。
このCRM製品開発には、約20年以上に渡るノウハウとグループ会社のコールセンターでのノウハウも集結されており、高い実用性を誇っています。
クラウド版も提供していて、さらなるバージョンアップを重ねています。
また、別製品としてデコールフィールドサポートやデコールSFAなどの自社開発も行っています。

最後は「ソリューション事業」です。
クライアントの課題に対し、各サービス・プロダクトを組み合わせて解決を目指しています。
この事業には一部R&Dも含まれているため、当社で最も先進的なプロジェクトとして取り組んでいるものです。
今最もニーズが高くなっているプロジェクトは、ノーコード・ローコードを活用した受託案件で、レガシーシステムをスピーディーに刷新し、その実績を別プロジェクトに横展開することで、事業拡大を図っています。
このほか、CRMに音声認識AIを組み込むなど、新たな技術へのチャレンジも続けています。
企業とのコラボレーション開発も進行中で、その中の1つが、凸版印刷株式会社と共同開発している「AIリモート接客」のシステムです。
AIカメラやセンシング技術を活用した店頭サイネージを通じて、アバターがリモートで消費者に声掛けや接客が可能となっており、非対面でおもてなしができます。
また、中小企業のDX支援にも力を入れており、コスト削減と業務効率化、データ分析から戦略策定までワンストップでお客様をサポート致します。

更にギグワークスが提供している「企業と働き手が直接つながるWebプラットフォーム」についても自社開発をしており、更なる機能強化を行っています。

なお、当社はグループ間の連携を今後は深めていきたいと考えています。
技術のコア部分をグループ会社と共同で開発し、実務のノウハウを製品開発に活かすということにも注力しています。
また、ギグワークスグループとしてOKR(目標設定や管理手法）が導入されており、ギグワークスの目標が各子会社に連携する仕組みを通して、グループ間でのサービスやノウハウの連携を深めることで、今後は更に価値の拡大による相乗効果を目指していきたいと考えています。

当社には、様々な企業がジョインしてきた歴史があります。
当然カラーもそれぞれでしたが、「ひとつになる」という思いと覚悟は変わりませんでした。
そんな決意を込めて、メンバー達が吟味を重ね、五つの行動指針をまとめ上げました。その最初に掲げたのが、「Are you excited? ～“わくわく”してますか？～」です。ICTを通じて、ナンバーワンかつオンリーワンを目指し、世界中のクライアントが“わくわく”するような価値を生み出したいとの想いからきています。
長い歴史、様々なカルチャーが入り交じる中、原点に立ち返れるところが、当社の強みといえます。
ご参考までに、残りの行動指針を含めた五つをお伝えいたします。社員一人ひとりにトップからのメッセージが浸透するよう、取り組みを進めています。

・Are you excited? ～“わくわく”してますか？～
・One step ahead ～一歩先へ～
・Inspire Innovation ～イノベーションを起こす～
・Customer first ～お客様のために～
・Thanks for everything! ～世界の皆さんに感謝を！～

この行動指針をまとめた直後、コロナの第一波がやってきました。
コロナになり、当社の働き方が急激に変化しました。
テレワークの導入にはじまり、フレックス制からフルフレックス制に移行、結果として、この体制の変化によって社風がよりカジュアルになり、エンジニアにとって「働きやすい会社」へと変わってきました。

ちなみに、現在では残業時間が月平均20時間以内、年間休日125日以上で、育休からの復帰率も100％となっており、エンジニアが安心して働ける環境を整備していると同時に、エンジニア一人ひとりの力で「働きやすさを創れる会社」の実現を目指しています。

また、社員のキャリアパスについても、
社員の目指す職種やポジションに応じて、必要な研修や資格をマトリックス状にまとめ、1on1面談で活用しています。必要な研修については、eラーニングを用意しており、資格取得もサポートします。このポジションを目指すには、この研修と資格が必要というのが明確に分かるため、
社員一人ひとりのキャリアに寄り添ったサポートが実現できています。

営業・SI部門・製品部門が連携することで、クライアントから直接信頼を得ることにつながっており、結果として相談ベースから新しい案件の引き合いが増えています。
ただ、新しいクライアントのご要望や期待に対して、システム提案が出来ない状況があるのも事実です。
その一つの理由としては、案件の増加によりプロジェクト体制が確保できない状況があるからです。
この現状を踏まえ、「事業としても、受託開発、SES、自社製品、ソリューションと幅広いので、今後はそれぞれの需要と供給のバランスをさらに整えていくことで、より多くの案件を請けていきたい」と我々は考えています。

また、今後の展望として、製品開発においては、今後も社内やグループ内での実績を基に、新たな製品を生み出していきたいと思っています。
自分達で使うからこそ、より実践的な製品が生み出せるのではないかと考えています。
さらに、ソリューションで特に力を入れたいのがクラウドサービスの開発です。「現在のところ、収益としてはSI事業がメインですが、ゆくゆくは、企業とお客様をつなぐクラウドソリューションを通して顧客起点の価値創出する企業を目指したい」と会社の未来のポジションを見据えています。

これらの価値あるサービスの提供を目指す上で、その牽引役となるコアなエンジニアを求めています。
「スキルや実績を持っている方や、人とは違う強みを持っている方であれば、若手でもシニアでもこだわらないのが当社の方針です。正直なところ、いろいろな方と働きたい」と我々は考えています。

「自由闊達なプロフェッショナル集団」を自負し、社員の自主性を軸にしている当社では、中国、韓国、ベトナム、ミャンマー等、様々な国籍の社員が在籍するグローバルな環境でもあります。
多様性のある環境が求められているからこそ、今まで以上に「働きやすさを創れる」企業を目指して、個人のワークライフバランスや介護・出産・育児など個人のライフサイクルに合わせてずっと働き続けられるような環境を今後も提供し続けていきたいと考えております。