ワールド・ファミリー株式会社

ワールド・ファミリー株式会社は、幼児向け英語教材『ディズニー英語システム（DWE）』を提供する企業だ。子供が英語を身に付ける理想的な英語環境の提供を目指し、40年以上にわたって事業を展開している。
以前から英語教育に関心の高い保護者の間で高い認知度を誇っていた『DWE』だが、小学校で英語が必修化される等、英語教育の重要性がますます高まる中で、さらに存在感を増している。
同社の掲げるビジョン「子供たちの可能性を最大限に引き出し、本物の英語を通じて夢をかなえていく」ことを実現するために、これからも進化し続ける。
同社のITチームが新たな仲間を募る。

『ディズニー英語システム（DWE）』は、英語を母国語としない子供達に英語を身に付けさせるための英語習得プログラムである。開発者はアメリカの大学で学士号・修士号を取得した言語学と言語教育の権威として知られたアン･ダウ氏と、言語習得研究を専門とする言語学者ダイアン・ワルショウスキー博士。両氏がアメリカの言語学者達とチームを組んで、言語学と発達心理学を基に開発した。
1978年に日本で最初の『メイン・プログラム』を発売して以来、技術や市場の変化に合わせながら教材の形を進化させていった。
核となるのは、流暢な英語を身に付けるために必要な大量の英語インプットを行うカリキュラムと教材だ。本や映像、ぬいぐるみ、おもちゃ、カードと多岐にわたる教材で同じフレーズを見て・聞いて・真似して話して・読んで、何度も繰り返すことで定着を促す。決して勉強させるわけではなく、生活の中で自然に英語に触れて、遊びながら身に付けていくことを目指している。
販売は希望者の自宅で実物の教材を無料で体験してもらい、担当のアドバイザーから詳しい説明を受けた後で購入を判断してもらう方法を採っている。

『DWE』が支持されるのは教材ばかりでなく、正規購入者だけが入会できる会員サービス『ワールド・ファミリー・クラブ』の魅力にもある。会員はイベントや電話、ウェブ動画等を通じてネイティブの先生と英語を話す機会を得られる。教材によるインプットと、イベントやオンラインレッスンでのアウトプットの相乗効果で自然と英語を習得していけるのだ。この独自メソッドこそ、沢山のバイリンガルを輩出してきた理由であり、他英語教材と一線を画すポイントである。

40年以上にわたる確かな実績と信頼で、『DWE』利用者の裾野は全国に広がっている。『ワールド・ファミリー・クラブ』では前述の通りアウトプットの機会を得られる他、教材の故障・不具合時の無料交換・修理の保証制度、使い方のオリエンテーションとサポート、課題プログラム（CAP）の提供等、多くの会員限定サービスが受けられる。そのため教材購入者のほとんどがワールド・ファミリー・クラブへ入会する。
このことから、教材の購入費ばかりでなく会員の月額会費、イベント等の有料プログラムへの参加費の収益があり、継続的かつ安定した事業構造となっている。会社の安定感は、社員が腰を据え長く働く要素の一つになっている。
エンジニアにとっても、自社のシステムにじっくり携わっていけることは魅力だろう。

エンジニアが所属するインフォーメーション・テクノロジー・デパートメント（ISS部）は基幹系・業務系・WEB系等、事業に必要な全てのシステムの企画・開発・運用を一手に引き受ける。
基幹システムの安定稼働には培った知識と経験が活かされる。一方でWEBサービスの開発では、柔軟性に富む新技術も取り入れる。アナログに寄りがちだった営業支援ツールは、ISS部が強力にリードしてタブレットへと集約された。今後もマーケティングに活用する販促ツールの開発や基幹システムの刷新等、課題解決や事業の根幹に関わるプロジェクトに取り組む計画だ。
各人が大きな裁量を持つのも特徴で、一つのシステムに対して一人が全般的に関わる。ユーザーである社内の各部門から要望や意見を吸い上げ、要件としてまとめてリソースを手配・管理しながら開発を進めていく。そのため上流工程やプロジェクトマネジメントの経験も積むこともできる。
内製と外注の両面で進めるハイブリッド型で、自身も手を動かしながら技術を深掘りできる。スペシャリストやマネジメント等、様々な方向にキャリアを伸ばしていける環境だ。

人事部門の担当者は「システム部門との距離は近く、『こんなことできない？』と相談しやすいです。そして、できなかったとしても頭ごなしに否定するのではなく、『こういうやり方もありますよ』と違った形で提案してくれるのでありがたい。ユーザーの立場に立って考えてくれて、とても頼りになる存在です」と話す。
スムーズなコミュニケーションが交わされ、信頼を寄せていることが分かる。それだけに同社のエンジニアは技術を追求しながらも、コミュニケーションに抵抗がないタイプが望ましい。エンジニアへのインタビューでも、「ユーザーの声が直接届くのでやりがいがある」「喜ぶ顔を見られることが嬉しい」と口々に話す姿が印象的だった。

『DWE』は米国で開発された独自の教材で、同社は日本での事業展開を目的に設立された日本法人である。しかし多くの外資系企業とは異なり、同社が本部の影響を受けず権限を持って決めていける。そのため制度やシステムはローカライズされ、独自のカルチャーが醸成されていった。ローカル色が強く、独立性が保たれているのだ。外資系企業と聞いてイメージしがちな、緊張感がみなぎる厳しい職場という雰囲気は全くない。
人事担当者は「社員を大事にする文化で、社内は和やかで落ち着いています。往年の日本企業的な良さがある一方で、時代に即した働き方を取り入れ、設定回数内でのリモート勤務が可能です。残業が少なく休日も取りやすい。産休・育休を取得した女性社員はほぼ100％復帰していて、個別の事情に対しても相談があれば柔軟に対応しています。子供向けの教材を扱っていることもあり、全社的に子育てへの理解がある風土ですね」と話す。
法定の有給休暇以外に特別休暇として1年に12日間が付与される。5年半以上勤務する社員ならば年間33日間の有給休暇となり、多くの社員が消化しているという。

また社会におけるITエンジニアの需要の高まりを鑑みて、エンジニア職の昇給率を高めているのはユニークだ。年功序列ではなく、プロセスと成果を評価して昇給・昇格・インセンティブボーナスが決められる。
そして社会保険料は通常ならば会社と自己の負担率は5:5が一般的だが、同社では会社負担7:3になるよう給与に手当が上乗せされる。
細部に至るまで、社員の生活を守ろうという意識が働いている印象だ。

人事担当者は「『DWE』は多くのバイリンガルを育てた実績を持ち、小さなお子さんを育てる親御さんの間で高い認知度があります。子供達の輝く未来をつくる仕事に、社員は誇りを持って取り組んでいます。是非そんな当社の新しい仲間になりませんか？ご応募をお待ちしています」と呼び掛ける。
培った経験を活かしながら裁量を持って働ける安定会社だ。