取締役 坂本真吾 静岡大学大学院人文社会科学研究科を修了後、2007年株式会社しずおかオンライン入社。営業部門、管理部門を担当した後、住宅情報メディア「くふうイエタテ」・「くふうイエタテカウンター」の事業責任者として従事。2021年4月から同社代表取締役に就任（現任）。2023年4月より現職。

「くふうイエタテ」の強みとは？

「くふうイエタテ」の歴史は、2003年に静岡で『家を建てるときに読む本』という本を発行したことがスタートです。 現在は、家づくりの情報サイトやフリーマガジン、相談カウンターが主軸のサービスとなっています。 「くふうイエタテ」の強みは、その地域に根付いた多くの住宅会社の魅力を、ユーザーのリアルな声とともに伝えられる点だと思います。 住宅展示場に足を運んだりポスティングされたチラシを見るだけでは知り得ない数の住宅会社が自分たちの住む地域にあること、それだけ家づくりの選択肢が多いことを伝えられることは私たちの強みです。 さらに、これまで取材してきた何千という家づくりの実例も強みです。 会社情報だけでは、本当に自分たちに合った会社なのかを判断することは難しい。 実際に家を建てた人たちのリアルな声があれば、ユーザーは「この人は家族構成が似ていているから参考にしよう」「この人が建てた家は素敵だから自分も真似したい」など、より具体的にイメージしやすくなり、会社を選ぶ際に重要な役割を果たしますからね。

「くふうイエタテ」が今後目指す姿を教えてください。

これからより一層、ユーザーと住宅会社のベストマッチを実現していくためには、まだまだ質と量の点で課題があると感じています。 量の観点ですと、まず目指すのはエリア展開です。 「くふうイエタテ」は、素敵な家を建てることができるものの情報発信に課題がある地域の工務店と、地域の工務店を知るきっかけが少ないユーザーとのミスマッチを解消するために生まれたサービスです。 静岡、愛知、山梨とエリアを拡大してきたなかで、同じ課題を抱える地域は数多くあります。 3年前、山梨に相談カウンターをオープンした際にも「こういう場所ができて良かった」という声をいただきました。 サービスを全国にスケールさせることで、そうした声をもっと増やしていきたいですね。 質の観点では、今後は多様化するユーザーのニーズや取り巻く環境にあわせ、サービスの領域をもっと広げたいです。 たとえば、昨今物価の上昇が叫ばれています。 この状況が続けば、家を建てたくても建てられない人が増えてくる。 その方々の家を建てる以外の選択肢として、建売住宅やリノベーション、リフォームの検討、さらには資金計画の見直しなどが挙げられます。 既に着手している領域も一部ありますが、ユーザーの後悔のない家づくりをサポートしていくために、今の当社のメディアではカバーできていない情報がまだまだあります。 だからこそサービス領域の拡大は必要だと考えています。 相談カウンターにおいても、住宅会社の紹介だけでなく、その後、ユーザーが住宅会社を決めるまでの様々な悩みもサポートしていけるようなサービスにしたいですね。

「働く環境」としての、くふう住まいの魅力を教えてください。

当社は「自分はこれがやりたい」という意思と、その実現のために自分で考えて動ける人にはその力を発揮してもらいやすい環境があります。 日々のメンバーの様子を見ていても営業、カウンター、クリエイティブといった職種にかかわらず、「ユーザーが新しい住宅会社と出会うためにこういうことをしたい」「この住宅会社のこんな魅力をユーザーに届けたい」という思いから、日々事例の共有、オペレーションの改善がされています。 長期的なキャリアの観点で見ても、トライできる機会はどんどん作りたいと思っています。 たとえばマーケティングチームのマネージャーは東京の大手ECサイトの会社でマーケティングのスキルを磨き、地元静岡でもそのスキルを活かしたいとUターンで入社してくれました。 その方には入社後すぐにマネージャーをお任せし、今では「くふうイエタテカウンター」の集客施策を牽引してくれています。 カウンターの店舗運営に携わるメンバーにも、入社1ヶ月で新店舗立ち上げに大きく貢献したり、入社半年で2店舗の店舗責任者を任されている方がいます。 足元のサービス改善から長期的なキャリア形成にいたるまで、当社には成長機会が多くありますので、変化を恐れず積極的にトライしていける方との出会いを心待ちにしています。