代表取締役　小玉 隼士氏

ご略歴をお教えください。

学生時代から社会に順応することが嫌で、毎日ぎゅうぎゅう詰めの通勤電車に乗らなければならないサラリーマンには絶対になりたくないと考えていました。そんな頃、ビジネスで大金をつかんだライバル的な友人がいて、自分もそうなりたいと考えたのです。そうなるには起業するしかないと、大学を卒業して旅行会社であるハートホリデー株式会社を設立しました。自分にできることは何かを考え、好きな旅行を思い付いたからです。とは言え、JTBやH.I.S.等と同じ土俵で戦っても勝負にならないと、介護旅行を専門にすることにしました。車椅子での移動を前提に、どこにトイレがあるか等を下調べしてお客様の希望のディスティネーションへのコースを考える、といった仕事です。しかしながら、弱冠22歳で始めた会社は上手くいきませんでした。一方で、自分は機械やパソコンを組み立てたりすることが好きで、そんな自分にホームページづくりの要請がちらほら入っていたのです。そこで業態転換を決断し、旅行事業を中止してエンジニア修業とシステム開発会社経営修業のため、同業の会社に入社しました。 エンジニアとしては、経営を前提に幅広くマスターしておく必要があると考え、フロントエンドやバックエンド、インフラ等あらゆる領域ができる受託案件に手を挙げ、上流から下流まで一人で任される経験を意識的に積みました。AI-OCRといった先端領域は受託にはないので、SESでの現場に出させてもらいました。当時40人ほどの会社でしたが、社長と親しくさせていただき、その間会社とは？というようなところまで学ばせてもらいました。毎日が終電の4年間強でしたが、おかげでシステム開発会社の経営ができる最低限の経験が積めたと感じ、2020年に社名をユニサーブに変更し、システム開発会社として再スタートを切った次第です。

ユニサーブとして再スタートを切った際、どんな会社にしようと考えましたか？また、それからの2年間でどこまで実現できましたか？

再スタートした時に考えたことは、“エンジニア・ファースト”の会社にすることです。自分がSESエンジニアとして客先で経験したぞんざいな扱いをされることとは正反対の、本人のキャリアビジョンの実現を手助けする会社です。そして、エンジニアも含めて関わる人が全員、豊かになれる会社です。私の目標として、「社員全員が月収100万円を実現」があります。 ユニサーブになってからの2年間は、私と取締役SES営業担当の萩原との二人三脚で走り、売上ゼロが半年間続いても食べていけるだけの財政的基盤をつくることができました。そこで、いよいよ社員採用に踏み切ることにして、この『Green』でエンジニアを募集することにしたところです。 なお、萩原はエンジニア出身ですが、彼ほどSESエンジニアにとって親身な営業はほかに知りません。会社の利益とエンジニアの利益が相反した時、敢然と後者を貫く男です。

小玉さんの仕事観をお聞かせください。

IT業界においては、パソコンをツールとして自らの価値を発揮し、その結果社会を豊かにして貢献することだと考えています。私の場合は、自分の価値を測る物差しとして、いくら稼いだのかという金額を強く意識しています。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

ユニサーブの中心人物になってほしいですね。そして、仕事を通じて自分のできること、バリューを発揮してほしいと思います。そうなるために必要なことであれば支援も惜しみません。 明確なルールや制度を設けて杓子定規にやるつもりはありません。興味のあることややってみたいと思うことには思いっきり挑戦してほしいですし、それが最終的には会社にとってもプラスになると信じています。新たなことに主体的に取り組むようなスタンスを求めていきたいと考えています。 求職者の方に対しては、出来上がった大手企業とは違い、まだ始まったばかりの会社としてやれることが無限大にあります。これを大きなチャンスと捉え、経験し、糧として次のステップに生かしてもらうこともポジティブに考えています。もちろん、当社を気に入ってもらい、長く働いてもらうことが本望ですが、今はそこに固執する時代でもありませんから。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

独身ということもあり、99%オンタイムです。仕事のことを考え、実際に手を動かすことが好きなので、趣味のようなものとも言えるでしょう。 1%何をしているかと言えば、最近はゴルフ。これも仕事の一環として取引先との付き合いのために始めたのですが、始めてみたらハマり、毎週のように打ちっぱなしに行っています。ストレス発散にもなりますし。コースへは月1回出てラウンドしています。ベスグロは83ですが、80切りが今の目標です。あとは、学生時代から好きな旅行にたまに行くぐらいですね。