起業までの経緯を教えてください。
私は2012年に就職活動を行いましたが、東日本大震災の翌年で、数百社エントリーして数社面接に進めるかどうかの状況でした。新卒で入社した製薬会社では週6日働きつつ、経営大学院で学ぶ生活を2年半経験した後、都市開発を行う株式会社東急モールズデベロップメント(株式会社SHIBUYA109エンタテイメントへ出向)へ転職。 Z世代への新事業立ち上げ等に携わりました。そんな自らの体験から「才能のある人材が自らの才能を存分に活かすことができる機会」を創り出したいと考えていました。 副社長の毛呂は大学卒業後、弁護士試験に失敗してフリーターとなり、35歳までキャリアの強みがない悩みを抱えていました。2019年に人生最後の大勝負としてエンジニア採用担当としてのキャリアをスタートし、エンジニア転職に特化したSNS運用を始め、2年でITビジネス系インフルエンサーへと躍進したのです。「IT業界は人の人生を劇的に変えるだけのポテンシャルがある」と確信した私達は2020年に当社を共同創業しました。
元々起業志向はあったのですか。
ありました。高校3年の時には30歳で起業しようと考えていました。実際に30歳で起業しましたが、会社員の時はとにかく一生懸命でしたね。SHIBUYA109の開発を手掛ける会社へ出向して2年目の時のことです。当時の上司に面談で「都市開発に携わりたい」と言ったところ、それが社長に伝わって、意欲を買われて新規事業開発を担う業態開発部に異動になりました。 その部門では、東京ガールズコレクション運営会社との共同事業や日本ハム×藤田ニコルさんとの渋谷唐揚げやYouTuber Kemioさんとのソフトクリームブランドのプロデュース支援など行いました。 複数の新規事業の立ち上げに携わり、事業責任者として事業を成長させ、アドテック東京というアジア最大級のマーケティングカンファレンスやNEWSPICSとコラボした東急グループ全体の新規事業担当者向けセミナーなども担当いたしました。 しかし、それは大企業のアセットがあるからで、自分の能力で成果が出たわけではないのではないかという想いもありました。そのため新規事業が上手くいけばいくほど不安も大きくなっていったのです。そんな想いを払拭するためにも自分で起業しようと思いました。
経営に当たって心掛けておられることは何ですか。
スピーディーに意思決定することです。300万円以下の発注は基本8秒以内でジャッジしています。大企業ですと何か発注するとなると、上司に説明して、部長に説明して、OKだったら稟議を上げてと2週間ぐらいかかりますが、当社だったら即断即決します。時には失敗することもありますが、その失敗も会社の貴重なノウハウになると考えています。 早く経営判断することは、新しいことを準備する時間を捻出できるメリットもあります。私は常に何か障害があって事業が上手くいかなくなったら、次にどんな手を打とうかを考えています。だから何かあってもすぐに事業の軸足を移すことができるのです。しっかりと準備しているおかげで、設立以来、順調に成長を続けています。
御社の研修やスキルアップサポート制度について教えてください。
当社ではナレッジのシェアを非常に大切にしています。コンサルティング、ITエンジニアのキャリア、事業開発、財務等、社内用のマニュアル動画を50本以上制作しており、分かりやすく業務を学ぶことができます。また、ITエンジニア採用に必要な知識を学べるスクールと法人契約していて、社員はいつでも動画レッスンやテストを受けることが可能です。 それらに加えて、私や毛呂がこれまで培ってきた経営や財務、マーケティングといったビジネスに関するノウハウや知識を教える研修も行っています。仕事に必要な資格取得をサポートする「資格取得支援制度」や、業務に必要な書籍購入費を会社が負担する「書籍購入費会社負担制度」も設けていますから、どんどん利用してスキルアップしてください。
新しく入社する方にはどのような活躍を期待していますか。
当社では大手システム開発、清水建設、国税庁、山崎製パン、大手塾予備校などから転職してきた20~30代の若手が活躍しています。あなたもこれまでの経験を活かし、是非当社で力を発揮してください。また、新しく入って来た人だから言えることも沢山あると思います。会社のここを改善したらいいと思ったら、改善案をどんどん提案してほしいですね。 私も毛呂もこれまで多くの失敗を経験してきました。だからこそ、ビジネスパーソンとして人生を本気で楽しむには何をすべきか、個別に具体的なアドバイスをすることができます。あなたが実現したい人生プランに合わせ、当社でどのようなキャリアパス・可能性があるのか、是非一度ディスカッションしましょう。 急成長の業界に属する急成長している会社で仕事を通じて本気で人生を楽しみたい方をお待ちしています。