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株式会社マイスターエンジニアリング

  • 製造・メーカー系
  • 不動産・建設系

日本の産業・社会インフラをメンテナンスとエンジアリングで支える技術サービスカンパニー

平均年齢20代

企業について

株式会社マイスターエンジニアリングは建物設備管理のファシリティ事業と、産業機器・社会インフラのメンテナンス・エンジアリングを担うメカトロニクス事業の両輪で展開する技能・技術サービス会社だ。1974年の会社設立以来、約50年間にわたり、確かな技術力と顧客視点を大事にする事業文化を背景に右肩上がりで成長してきた。現在はグループで2,000名を超える技能者・技術者を擁する。中でもメカトロ事業部は保守点検・開発設計・生産技術等の高度な技術サービスを提供し、日本を代表する大手メーカーを長年支え続けている。
近年の日本は社会インフラの老朽化や次世代エネルギーへの転換、労働者人口の減少等、社会構造の変化が進み、製造業の世界では第四次産業革命と言われるグローバル競争が激化している。変化の波が押し寄せる中で同社はさらなる成長を遂げるべく、人材採用と社員教育に並々ならぬ力を入れる。
第二創業期と言える成長局面を迎え、原動力となる人材を広く募る。

1969年に超高層ホテルの設備管理業務を受託し、技術者32名で創業した同社。1974年に会社を設立し、ビルメンテナンス事業と各種設備工事を開始した。
ファシリティ事業は請負業務が主体で、各現場が個人経営の小規模事業会社のようなイメージで独立性が強い。それぞれ業務改善や工夫を行い、事業拡大のために営業に励んだ。顧客視点を重視し、主体的に仕事に取り組む事業文化はこのようにして醸成されていった。ファシリティ事業は、同社の歴史の出発点でもある。
1980年代には高付加価値領域への事業拡大を決断し、産業プラントや産業機器の試験調整業務を開始した。メカトロ事業の興りだ。
大手クライアントと信頼関係を築き、売上高は順調に伸びていく。1997年には東証二部への株式上場を果たした。
そして2016年に、現在の代表取締役である平野大介氏に経営のバトンが渡った。

2019年12月、同社はターニングポイントと位置付ける重要な決断をする。平野氏が主導するMBOにより、株式を非公開化したのだ。目的は短期的な利益や配当に振り回されることなく、長期目線で社会へ価値提供ができる事業へと転換を図るべく、スピーディーな意思決定と大胆な投資を可能にするためだ。
背景には少子高齢化による労働人口の減少、高度成長期に建設された社会インフラや大型設備の老朽化等、喫緊の社会課題がある。
そうした日本の社会状況や人口動態を踏まえると、IoT・AI・ロボティクス等の新技術による生産性の向上が必要不可欠だ。メンテナンスを担う若手エンジニアの必要性もますます高まる。
第二創業を掲げる同社において、メカトロ事業部は今後の成長をけん引する重要な役割を担う。3か年で現状の数倍以上の売上増と組織拡大の実現へ向けて、一丸となって取り組む。また、ファシリティ事業はSDGsに呼応し、太陽光発電設備設置事業を大幅拡大。さらに、近接領域においてノウハウを有する会社との経営統合を積極的に行いグループ会社は10社を超え、技術承継と事業拡大を進めている。

メカトロ事業部は以下のサービス領域で構成されている。
●フィールドエンジ二アリング
●開発・設計
●生産技術
●ものづくり(装置開発)

フィールドエンジニアリングは現状で売上の50%以上を占める主力ビジネスで、今後も成長の柱として注力する領域だ。需要予測が高まる半導体製造設備を含む各種産業機器、受変電設備や環境エネルギー設備等の産業インフラに対して、装置の据え付け、立ち上げ、定期的な保守作業、故障時の修理等に対応する。
常務取締役でありメカトロ事業部長を務める古谷敏之氏は、同社フィールドエンジニアの魅力を次の通り語る。
「手厚い研修体制が特徴です。宿泊施設を完備したME技術センターをはじめ全国拠点とオンラインで研修を実施する他、クライアントである大手メーカーとコラボした特化型の研修プログラムも整備しています。様々な技術を磨いていける環境で、世の中から求められるエンジニアを目指すことができるでしょう。全国で展開しているため地域の選択肢が広がり、長期就業可能なチーム編成も特徴。メンテナンスの必要性が高まっているものの若い人材が不足している情勢の中、社会貢献・地域貢献を実感できるやりがいがあります」

開発・設計エンジニアは、次世代製品の製造装置や量産設備の製造装置を最新3D CADで行う。
「機械設計の9割が請負で、当社チームの中で仕事をすることができます。人事権が当社にあるため、計画的な人材育成や未来を見据えたローテーションが可能。各自の特性・キャリアプランに柔軟に対応して教育や配属ができます」(古谷氏)。

生産技術は自動車製造ラインや半導体製造ラインの設計・構築、立ち上げ、生産効率業務等に携わる。
「数年前に自動車半導体製造ラインの生産技術請負現場で、ある社員が動き、組み込みソフト開発の業務を開拓しました。IoT・AIに絡めた成長を期待できることもあり、重点分野として位置付けています。現状のソフト開発は派遣契約ですが、クライアントと共に“技術派遣上位職”というこれまでにないポジションをつくり、当社の社員がリーダーとなってクライアントの社員や他社の派遣社員で構成するチームを率いる体制を構築しました。大手SIer数社と長期的な合意を果たしたので、この画期的な仕組みを今後積極的に広げていく計画です。そのため自身がソフト開発者として手を動かすばかりでなく、チーム構築やビジネス開発に関心がある方も歓迎です」と古谷氏は力を込める。

ものづくり(装置開発)は最先端の画像認識技術を駆使した画像検査装置やロボットを応用した自動化設備等、開発から設計・制作・アフターサービスまで一貫したサービス提供が特徴である。
古谷氏は「大手画像処理システムメーカーと共同開発した画像認識AI活用の外観検査装置が急速に伸びています。最先端の画像カメラを使いこなせる技術者が30名も在籍しているのは当社ならでは。一般の装置メーカーには真似できません」と話す。

このように同社メカトロ事業部のサービス領域にはそれぞれ独自性がある。主要20社との深い信頼関係をベースにした、競合他社とは一線を画す展開が特徴だ。社会情勢の変化を見据えた緻密な成長戦略をベースに、同社ならではの強みを発揮していく。飛躍的な成長が期待できる根拠である。

社名にある「マイスター」は職人を表すドイツ語を想起させつつ、スペルには「my star」を採用する。社員それぞれがスターとなり、主体性を持って働くことで輝かしい人生の主役になってほしいとの思いを込める。
そのためには自らキャリアプランを考え、選択し、仕事と向き合うことが大切だ。同社が技術力向上のために研修・教育制度を充実させ、多彩な選択が叶うキャリアデザイン制度を取り入れるのは、この考えが根底にある。

古谷氏は技術者の働き方・価値観が急速に変化していると指摘する。
「私が社会に出た頃は終身雇用が前提で、会社に就職して定年まで働く時代でした。しかし今は10年先が読めない時代で、会社員として携わる事業はどんどん変わります。技術者として同じ製品技術を長期にわたりやっていたのではリスクが大きくなる時代です。自分の適性に合ったやりたい仕事を見つけられなければ成長は鈍化し、やりがいも薄くなるでしょう。技術者は会社に就職するというより技術・職に就職するというイメージが強くなっている気がします」
このような潮流の中で一つの製品技術にとらわれがちなメーカーよりも、様々な技術に携われる技術サービス会社を選ぶ意義は大きい。
さらにその中にあって同社は独自性と強みを磨き上げ、競合他社とは明確に違う成長路線を打ち出している。時代の大きな変化を見据えて、自ら大胆に変革することを厭わず前進し続けているのだ。
古谷氏が「当社の事業は自然の理法に沿ったものであり、成功しないわけがない」と言うのも頷ける。詳しくはインタビューページを一読願いたい。

非上場化はしたものの元々は上場企業であったために、財務基盤は健全で社員の労働環境は整っている。各種保険が完備されていることはもちろん、社宅制度・住宅補助手当・財形貯蓄・子ども手当・永年勤続祝い等、福利厚生は手厚い。社員が安心して働ける職場環境に留意している。
培った経験を活かしながらも幅広い技術の取得やマネジメント、新規事業開発等、自身のやりたい仕事に主体的に挑戦していける会社だ。

「社会・産業インフラを支えるナンバーワン必須技術・技能者集団を作る」というビジョン実現の中心で、会社の成長に直接的につながる業務を担っているのが管理部門です。

財務経理部、情報システム部、人財開発部、総務部、人事部、経営企画部の6つの部で、各事業やグループ会社のバックオフィス業務及び運営業務を担当するとともに、M&Aを行ったグループ会社のPMI活動を進めることで、マイスターエンジニアリンググループを支えています。

【人財開発部】
人財開発部はマイスターエンジニアリンググループの「採用」と「研修/組織開発」領域を管轄しています。
技術者一人ひとりが技術サービスを提供することで価値貢献し、それに対価をいただくという形態が主となるため、採用は事業成長に直結する仕事です。また、年間数百名規模で採用を行う技術パートナー業で培った採用力を活かし、グループ会社各社にマッチする人材の採用にも貢献しています。
技術者を育成するうえで必要な研修の立ち上げと運営を行っています。技術者教育でありがちな「背中を見て学べ」スタイルからの脱却を図るために「科学的な教育プログラムの導入」を進め、マイスターエンジニアリンググループ全体で技術者が体系的に育つ仕組み作りを進めています。また、人材育成だけではなく「より長く良い人材が定着する組織」を目指した組織開発も今後の大きなミッションとして担っています。

【財務経理部】
M&Aをグループ戦略の主軸としているため、月次/年次決算、申告納税といった一般的な財務経理の業務に加え、ファイナンス業務やPMI業務、グループ会社支援も重要な業務です。
16社(2024年2月時点)のグループ会社の様々な方々と積極的にコミュニケーションを図り、主体的に経営改善を提案する経営者のパートナーとしての役割を担っています。M&Aをグループの戦略としているマイスターエンジニアリングでは、新たに加わった会社がグループの一員としてシームレスに連携できる環境を構築し、業務の効率化を図ることが非常に重要になっています。また財務データから経営管理をサポートできるよう、結果のレポーティングだけではなく、分析と未来予測に注力しています。




【情報システム部】
情報システム部では、主に以下の業務を11名(2024年2月現在)という少数精鋭のメンバーで担っています。ITやシステム投資に理解を示し合理的に判断する経営陣と、新しいことへのチャレンジを後押しする風土のもとで、グループ全体での事業拡大を実現するための基盤づくりを行っています。
DXを推進する中核として、IT戦略のグラウンドデザインの策定からPMOとしての導入推進の機能を担っています。事業として成長するために、既存業務のDX化は不可欠で、マイスターエンジニアリングでは積極的なIT投資を実施し、業務の効率化、データの蓄積・活用を行っています。また、グループ企業にも同様のITインフラを拡大することで、グループ全体の連携や成長を実現します。従来のITサポートなど、ノンコア業務のアウトソース化をすることで、より事業にインパクト与えるIT改革業務へ業務をシフトしています。

【総務部】
総務部は「総務」「法務」「労務」という3つの領域で広範かつ専門性の高い業務をカバーしています。高い汎用性と拡張性が求められる仕事です。
M&Aを通して拡大を続けるマイスターエンジニアリンググループでは、既存のルールや手順を維持するだけでは事業の成長を支えることができません。グループ間連携を強化し、ビジネス基盤を担保するため、新たなルールを整備し、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を繰り返しています。

【人事部】
人事部は「勤怠給与」「組織制度」「福利厚生」といった人的資本への投資を主導することが使命です。会社の未来を考え、それを制度や運用へと形付けていくための「高い戦略性と複合性」が必要とされます。
マイスターエンジニアリングが考える一番の社員ファーストは、技術者がプロフェッショナルとして切磋琢磨し成長できる環境を整えることです。また既存社員だけではく、グループに新しく加わった会社やその社員のために、同様の環境を提供することが重要だと考えています。そのため、人事制度の見直しを常に行い、社員一人ひとりの成長が正しく評価され、昇給・昇格する状態を目指しています。

【人事部】
経営企画部は、マイスターエンジニアリングの経営陣とともに種々の事業課題の解決に向けた取り組みを行っています。経営戦略の根幹であるM&Aの旗振り役や、グループ会社の成長支援などの重要な役割も担っており、社長としてグループ会社を率いるメンバーもいます。
グループの成長を実現するための経営戦略として、M&Aに注力しています。重要なアセットを持つ会社がM&Aによってグループに参画することで加速度的な成長が可能になるとともに、「2030年クライシス」と称されるオーナーの高齢化や担い手の不足といった業界の課題の解決にもつながります。
技術サービス業界のリーディングカンパニーであるマイスターエンジニアリングが持つリソースを最大限に活用し、グループ会社に提供することで、事業拡大のみならず、企業理念である「日本の産業・社会インフラを支える」を実現します。

募集している求人

エンジニア・技術職(電気/電子/機械/半導体)の求人(5件)


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インタビュー

株式会社マイスターエンジニアリングのインタビュー写真
常務取締役/事業部門長/メカトロ事業部長 古谷 敏之氏 大手電機メーカー入社後に生産技術者、工場長を務める。その後タイ・ベトナム製造会社社長として東南アジアにおける白物家電のベース拠点構築に取り組み、ブラジル現地法人の経営責任者として電子レンジ事業の再生に貢献した。 2013年6月に株式会社マイスターエンジニアリングへ入社。ファシリティ事業部長を経て、メカトロ事業部長に就任。2020年4月に常務取締役、事業部門長に就任し両事業部門を率いる。

── 技術アウトソーシング業界における競合優位性、御社ならではの強みについてお聞かせください。

当社は独立系のファシリティ管理会社とし創業し、ファシリティ事業で培った主体性と顧客視点を大事にする事業文化が特徴です。この事業文化をベースに産業機器(メカトロニクス)関連のメンテナンス・エンジニアリング分野へ進出し、お客様との信頼関係を築いてきました。
現在メカトロ事業では主要な20社の大手メーカーを中心に強固な信頼関係を築き、長期に渡る安定した業務を任せていただいています。
その業務の60%が請負で人事権が当社にあるため、計画的な人材育成やローテーションが可能です。クライアントと連携した実践的な技術研修システムを確立しており、業界に特化した自社独自... 続きを読む

求職者の声

企業情報

会社名

株式会社マイスターエンジニアリング

業界

製造・メーカー系 > 電気・電子・機械・半導体

不動産・建設系 > プラント・設備管理・建材

製造・メーカー系 > その他メーカー系

企業の特徴
平均年齢20代
資本金

10億5600万円

設立年月

1974年06月

代表者氏名

代表取締役社長 平野 大介

事業内容

半導体製造装置、各種メカトロ機器及び建築設備のメンテナンス&エンジニアリング並びに太陽光発電システムの施工、施工技術者の育成、省エネ・環境関連事業における技術サービス、コンサルティング 等

【働きやすさを大切にしています】
「異動割合は、全体の2.6%」安定した長期プロジェクト案件がメインとなる為基本的には異動が無く、一つの配属先で長く働いていただきます。入社時は充実した研修をご用意。ご経験や配属先に合わせカスタマイズした研修となります。各業界/分野ごとに業界大手メーカーとコラボした研修もあり実践的な内容を学んでいただけます。配属後も6ヵ月に1回面談を実施し、キャリアの相談や安心して働けるようサポートをいたします。

株式公開(証券取引所)

従業員数

1115人

本社住所

東京都港区芝四丁目1番23号 三田NNビル3階

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