株式会社グリッターズ

IT・Web領域に特化した人材紹介を中心とし、Webサービスやシステムの構築・開発・運用、自社開発のプラットフォームサービス運営など、幅広い事業を展開している株式会社GLITTERS。同社は、IT・クリエイティブ事業を主に展開する企業の人材事業部門がスピンアウトした形で2018年に設立された。そのような設立の経緯から、IT業界の専門的な知見とネットワークという強みを発揮したHRサービスの提供を実現している。代表取締役である見條陽亮氏は、深い業界理解という強みに加え、自社のサービス提供体制に関する特徴も大きなアドバンテージになっていると説明してくれた。

「当社の人材紹介事業で関わるメインの人材層は、個人事業主をはじめとしたフリーランスの方々です。IT業界に長く関わってきた企業としての知見を発揮できることはもちろん、フリーランス人材のスキルや経歴の見極め、クライアント企業の要望などを踏まえて、精度の高いマッチングをできるのが当社の強みになっています。また、企業と求職者に接する担当者を分けることなく、一人のエージェントが双方に対応する体制をとることで、お互いの違和感や不安を解消し、タイムラグなくマッチングすることができるのも当社の特徴であり強みだと思っています」（見條氏）。

見條氏が説明したその取り組みも、業界特化のサービス展開実績や、フリーランス人材へのサポート実績を有する同社だからこそできること。実際に、紹介後の業務継続は2～3年と長期にわたるケースが多い。その事実は企業と人材の両者が高い満足を得ていることの表れと言える。企業と人材両者の思いを理解し、その思いに応えられる体制を維持していることが、同社の事業成長の原動力となっているのである。

「求職者のスキルがパフォーマンスに繋がるか、企業での業務にそのスキルが活かせるかということを綿密に考え、真摯に双方に向き合うことでミスマッチを避けられていると思います。特に業務参画の初月にはヒアリングを強化していますし、スピード感はもちろんマッチング精度にも自信を持っています」（見條氏）。

現在、同社の人材登録数は約3000名となっており、クライアントに関しても大手企業からベンチャー企業まで約100社からのオーダーに応えているという。その数字に、少数体制でありながらも誠実に事業に取り組む同社の姿勢が表れていると言えるだろう。

現在、設立から6期目となっている同社では、今後どのような事業展開を計画しているのか。同社においてRA（リクルーティングアドバイザー）・CA（キャリアアドバイザー）の両方の役割を担う営業スタッフは現状8名という体制にあるが、その人員強化による規模拡大を目指すのが目下の取り組み内容であると見條氏は語ってくれた。

「人員を増やすことで組織力を強化することはもちろん、マネージメント層の人材も迎えながら組織作りにも注力したいというのが当社の考えです。まだまだ若い会社である弊社を“強く”そして“太く”しながら、新たな事業の開発にも積極的にチャレンジしていきたいと思っています」（見條氏）。

人員を増やすことによって規模を拡大し、管理者となる人材を加えることで独立したチームを複数立ち上げる。それと並行して、新たなチャレンジとなる新規事業の立ち上げにも取り組んでいきたいというのが、同社の考えなのである。実際に、同社は2022年末に、企業とITフリーランス人材が直接コミュニケーションを取れるダイレクトプラットフォームサービス『GLITTERS Agent』をローンチした。現状の自社ビジネスのベースとなっている人材紹介事業の体制を強化することで、新規事業への取り組みを積極化させる下地を作り、新たなビジネスチャンスを生み出していきたいと見條氏は語っている。

「今回、弊社では営業スタッフを広く募集しますが、今後新たに加わるメンバーと共に体制を強化し、自走できる組織へと進化することで、新規事業に力を注ぐ環境を作りたいと考えています。当面は人材紹介に関する営業業務に専念していただき、そこで成果を出した後に新規ビジネスの開拓にも関わっていただきたいというのが、私の思いです」（見條氏）。

IT業界に特化した営業業務を通し、現代のビジネスにおいて欠かせないデジタル技術の知見、そして新たに登場する最先端の技術に関する知識を身に付けられる。さらに、IT・Webに関する上流から下流まで全ての工程に関わりながら成果を生み、新たなビジネスに発展させるチャンスがある。そんな魅力ある環境が同社にはあるのだ。

業界に特化した人材紹介事業で知見を得ながら、新たなビジネスへの可能性も実感できるという大きな特徴を有する同社。その働き方に関しても、同社独自の勤務体制を確立することで、メンバーの意向を最大限に汲み取れる環境を整えていると見條氏は説明してくれた。

「当社は『ビジネスエアポート』というシェアオフィスサービスと契約していますので、その施設がある場所であればどこでも業務ができるという環境です。在宅ワークに疲れたときに気分を変えたい、自宅ではなかなか集中できない、社内のメンバーたちと一緒に仕事をしたいといったタイミングで、都内を中心に駅に隣接するオフィス空間で仕事ができるのです。メンバー自らの意向に沿った環境で自分らしく自由に働くことができるというのも、弊社で働く魅力の一つだと思います」（見條氏）。

若いメンバーが多い同社ではオンラインでのコミュニケーションに加え、業務終了後には仲間と一緒にオンラインゲームを楽しむといった活動も盛んだと見條氏は語る。自分らしく働いたり、オンオフの切り替えを大事にしながらも同僚との関係性も築きたいという思いを持つ人にとっては、理想的な環境だと言えるだろう。

「今の業務環境とは違う雰囲気で働きたい、自身の営業スタイルを変えながら進化させたいという思いを持つ方には、ぜひ当社の環境を知っていただきたいですね。もちろん、成果に対してコミットできる責任感が必要になりますが、新しいものを作っていきたいという思いに応える環境が、ここにはあると思っています」（見條氏）。

多様な働き方を実現する上で必要となる仕組みを作り、人材事業に取り組む自社のビジネス、そして自身の業務スタイルを進化させる。その結果を自社の新たな強みとすることで、さらなる価値を生み出していく。今後、同社が必要とするのは、そうしたチャレンジができる人材だという。

「弊社には、これから作っていくべき文化や整備するべき体制などが数多く存在しています。必要なものは取り入れていくという柔軟なスタンスが弊社にはありますので、これから入社する方にも思い切ってチャレンジしていただきたいですね。ご自身も、クライアントも、そして求職者も輝ける“GLITTERS”という企業を、私たちと一緒に作っていただきたいと思います」（見條氏）。