CSソリューションセンターとは、どのような組織ですか。
ICT事業部は、ネットワークやITインフラの設計・構築を行う部門です。この事業部内に、2021年に立ち上がったのがCS(クラウドセキュリティ)ソリューションセンターです。ICT事業部内はもちろん、当社全体が複数の事業部・グループ、事業所で構成されています。 CSソリューションセンターはその名の通り、クラウドセキュリティにフォーカス。お客様に対して、組織横断でSIGのソリューションを提供するために誕生しました。現在、システム開発に携わったお客様からは、必ずと言っていいほどクラウドセキュリティに関する相談を受けます。しかし、特に地方の事業所ではインフラ系の技術者が少なかったため、相談に対応し切れていませんでした。そこでSIG全体でお客様に対応するため、CSソリューションセンターが組織横断で動くことにしたのです。各事業所の代表が定期的にミーティングを行い、お客様のニーズについて情報交換を行っています。
それでは改めて、ICT事業部の概要を教えていただけますでしょうか。
当社は450名ほどの会社ですが、そのうち約100名がICT事業部に所属。ITインフラの環境整備に特化し、サーバ・ネットワーク・セキュリティの環境構築や、セキュリティ対策ソリューションの販売・導入支援・サポートに携わっています。案件の3分の2がクラウド関連で、AWSやAzureの構築、運用管理が中心です。事業部では「クラウドセキュリティ」を柱として、クラウド領域に約8割、セキュリティ領域に約2割の技術者を配置しています。 全社では40名、ICT事業部では10名ほどの新卒を採用し、1~3年という期間を設けて育成を推進中です。若手の技術者が数多く育ってきていることはとても嬉しいですね。 その一方で課題も見えてきました。その若手にタスクを割り振って現場での経験を積ませながら、メンバーを束ねてプロジェクトをコントロールする。そんな中堅層の技術者が、相対的に少なくなっているのです。
そこで、貴社の中堅層となる技術者を募集することになったのですね。
そうです。クラウドセキュリティの領域は、先ほどもお伝えしたようにお客様からの相談が急激に増えています。しかし、プロジェクトをコントロールする中堅層が少ないため、残念ながら仕事をお断りせざるを得ないケースが出てきました。これは明らかに機会損失です。そのようなケースを増やさないためにも、中堅層の方に、当社で経験を発揮していただきたいと考えています。 なお、その方に期待しているのは、若手の育成やプロジェクトコントロールに止まりません。ご本人が希望すれば、幹部候補として、さらに上の役職に就いていただく用意もあります。当社は「長期ビジョン ~これからのSIG~」として、2030年に売上高200億円の会社に成長する計画を推進中です。組織が大きくなれば、それに見合うだけの幹部が必要になります。ですから、「幹部になる将来」も視野に入れた上で応募してくださる方は、当社としては大歓迎です。
光永様もキャリア入社だそうですが、外から見た貴社の魅力を教えてください。
技術者の帰属意識や、安心感を醸成することに力を入れている点ですね。私自身、いろいろなメンバーをみてきた経験から、帰属意識や安心感はとても重要だと感じています。 技術者は、基本的に社内のオフィスで働く機会は多くありません。基本的には常駐先に行くか、現在であれば自宅からリモートで働くことが大前提です。自分の会社には行かないわけですから、会社の一員であるにもかかわらず、同僚や直属の上司、役員との接点が持ちにくくなります。 当社ではそうならないように、上司から部下へ積極的にコミュニケーションを取っています。チャットツールの活用はもちろん、バーチャルオフィスのサービスを導入。別々の現場にいる上司や同僚が、PC上では同じオフィスに集まっているので、気軽に声を掛けられるようにしているのです。このような取り組みを通じて、技術者の帰属意識や安心感を高め、仕事に集中できる環境を整えています。
最後に、中堅層の候補となる方々にメッセージをお願いします。
当社には、一人で仕事をするよりも、チームや組織という形で仕事をすることが好きな技術者が集まっています。 もちろん、「自分は黙々と働く方が好き」という技術者もいます。その方がはかどると考える技術者には、本人の能力が最大限に発揮できるような環境を用意するのは当然です。ただ、今回ジョインしてほしい中堅層の方には、どちらかと言えば積極的にコミュニケーションが取れるタイプであってほしいですね。 私も転職で当社に入社したので、転職者の不安はよく分かります。特に初めのうちは、何となく心理的な壁を感じてしまい、溶け込むのに労力がいるものですから。しかし、当社にはその壁を感じさせるような雰囲気はありません。実際に、転職者が多数活躍していますから、安心して馴染んでください。「みんなでワイワイガヤガヤしながら仕事をしたい」という方であれば、きっと楽しみながら働けます。