ご略歴をお教えください。
職歴としては、メガバンクで1年ほどアナリストとして市場分析レポートの作成に携わった後、総合商社に転じ、エネルギー本部で原油や化学品のトレーディングを7年ほど経験しました。私はそれ以前から起業志向があったのですが、経営に関する知識不足を感じてなかなか踏み出せずにいました。そこで、経営を学ぼうと国内系コンサルティングファームに入社し、結果的に2年ほど戦略系コンサルティングを手掛けました。 そこで、たまたま当社代表の王と知り合ったのです。当初はコンサルティングの営業として会っていたのですが、そのうちに経営の深い話になり、王から経営ボードとして入社を誘われました。経営にタッチできるのはいい機会だと受け止め、ジョインしたという経緯です。
御社をどういう会社にしていこうと考えていますか?
システム開発会社として唯一のアセットは人材です。特にエンジニアは不足しています。その確保のために、2022年に中国の大連に現地法人をつくり、2023年は無錫や青島にも設ける予定です。さらに今後は中国だけでなく、シンガポールやミャンマー等の東南アジアにも広げ、確保していくことを目論んでいます。 そして、この日本。国内でも新卒を採用して育成する等、人材確保に努めていますが、これをもっと増やしていきたい。そのためにも、この「Green」でPM/PLを採用し、その人達を中心にチームづくりを進めていきたいと思っています。 当社のエンジニアは約89名(2023年5月現在)で、うち日本人は18人。日本人エンジニアのマネジメントは、現在の中国人から日本人にシフトすることを考えています。微妙なニュアンスの理解度は、同じ日本人同士の方が勝るからです。もちろん、当社は国籍や性別は一切関係なく、全てが平等で差別的なことは一切ありません。 その背景には、新たな領域に展開していくというビジョンがあります。現在は「Java」による開発や「intra-mart」といったツール活用を主体に、主にSESで業務を行っています。この基盤は強化しつつも、さらに「SAP」「Salesforce」「ServiceNow」といったツールに広げていく。採用したPM/PLには、これらのツールを専門的に扱うチームリーダーとなってもらい、その下に若手のエンジニアを入れて組織化していきたいと考えています。 王は高度な技術力を持つエンジニアですが、私はコードを書くことができません。その代わりではないですが、コンサルティングは私の強みです。お客様の中に入り込んで最適なツールを導入し、業務プロセス改革に再上流から取り組む。そんな“技術力×コンサルティング力”で会社を成長させていきたいと考えています。
平野さんの仕事観をお聞かせください。
“Work is Life”、人生そのものですね。私から仕事を取ったらすることがなくなります。というのは言い過ぎかもしれませんが、仕事が好きで、0から100までやりたいとの思いがあります。以前のメガバンクや総合商社等では、10から20ぐらいまでしかできませんでした。本当は0から起業し、100まで育てたいとの思いがあります。 当社にジョインしたのは、王が起業した会社であっても、経営にタッチさせてもらえるからでした。王は2023年4月までエンジニアとして現場に入っていて、私は入社以来、実質的に経営を担ってきたのです。もちろん、常に王と協議しながら、ですが。 そこで今後は経営ボードとして、SESや受託開発だけでなく、より上流からお客様のDX支援を手掛けるITコンサルティング会社にシフトさせていきたいと思っています。
社員に対して、御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。
社員にはそれぞれ人生の目的があるはず。目的があるからこそ、仕事にも邁進できると思います。会社はそれを理解して、その実現を応援する存在でありたいと考えています。「これをやりたい」「自分はこうなりたい」といったビジョンを、ぜひ会社と共有してほしいです。
求職者にメッセージをお願いします。
お迎えするPM/PLは、社員というより経営のパートナーと考えています。当社はまだ100名程度の規模で、事業部も少ない段階。これを拡大していくコアメンバーであってほしいと思っています。 したがって、やりたいことは0から100までやれる環境を用意します。さらに、自らのアイデアで事業化し、起業したければ出資してその支援も行います。つまり、裁量は非常に大きいことをお約束します。当社が規模を拡大させていくには、それがベストな方法であると確信しているからです。経営は社員を指図するのではなく、エンパワーする存在である。王も私もそう考えています。ぜひ、アクセスしてください!