株式会社DRモビリティーズ

株式会社DRモビリティーズは、2021年4月に設立されたSES会社。エンジニアがフリーランスと会社員の良いところをドッキングさせた働き方を実現できる会社なのだ。

同社の創業者である今井翔太氏は、現役のエンジニア。2011年に新卒入社したベンダー系SIerでインフラエンジニアとなり、順調にキャリアを歩んでいた。しかし、5年目にメンタル面で不調をきたし、休職することに。その時の経験が、同社の設立理由の一つであり、同社の存在意義でもある。

「アサインされた現場が合わなくて、半年間休職した経験があります。早い段階で会社に相談していれば、違った結果になったと思っています。その時の経験から、エンジニアのメンタル面での健康を守れる会社を作りたいと考え、DRモビリティーズを設立しました。当社は絶対にエンジニアを守ります。私が経験したような思いは、当社のエンジニアには味わってほしくないという強い思いがあります」（今井氏）。

同社には、もう一つ大切にしている思いがある。それは、エンジニアが快適に働ける会社を作ること。フリーランスエンジニアと同程度の自由な働き方をしながらも、会社に守られる安心感を得られる会社を目指している。

「起業前にフリーランスエンジニアも経験しましたが、フリーランスの働き方には不安定な面があることを知り、エンジニアが快適に働ける会社を作りたかったのも設立の要因です。実際、フリーランスになりたいけれど独立するのが怖い、不安に思うという声を多く聞きます。当社に所属することで、フリーランスのように自由に働きながら、皆で支え合う会社員のメリットも享受できると考えています」（今井氏）。

フリーランスのように技術でどんどん稼ぎたい。けれども、フリーランスになるのは、不安定で怖い。そんなエンジニアの“最適解”となる会社を目指しているのが同社なのだ。

エンジニアが快適に働ける会社となるため、同社では様々な取り組みをしている。

まず給与面で、入社時に“現職より給与アップ”を謳っている。もちろん昇給も適時行っていく。会社として可能な限りの好待遇を与えたいと考えている。そのためには、会社がクライアントと交渉し単価を上げ、高単価の案件も探してくる。

「SESエンジニアが快適に働くには、好条件の案件で働くことが重要だと考えています。それは、単価が高いだけでなく、自分にマッチした現場であるかも含めてです。アサインされた現場がフィットしないなら、会社がクライアントと話をします。サポート体制をバッチリ整え、エンジニアが心身共に快適に働けるようにします」（今井氏）。

働き方の面ではフルリモートを基本としており、バーチャルオフィスはあるが、リアルのオフィスは設けていない。

「SES事業の場合、エンジニアはぞれぞれの現場で働いており、オフィスを構えるメリットが薄く、むしろオフィスレスにすれば固定費削減になり経営が安定します。コロナ禍での設立だったこともあり、社会全体にリモートワークの環境が整っていました。現場もリモートOKのところが多く、フルリモート希望のエンジニアには、フルリモートの案件をアサインします。一度リモートワークを体験したら、元のオフィスワークには戻れません。とはいえ、客先常駐の案件もあります。どの現場を選ぶかは、エンジニア次第です」（今井氏）。

フルリモートOKだから、地方在住のエンジニアも大歓迎。東京の案件に関わりたい地方在住エンジニアもいるだろう。同社なら全国各地のエンジニアに東京の案件をアサインできる。

「当社は、面接・面談も入社手続きやその後の事務処理も、全てオンラインです。普段のコミュニケーションも、もちろんオンライン。けれども、四半期に一回はオフラインで会いたいですね。社員が増えればイベントも企画したいと考えています。皆で集まるのが難しければ、個別に会います。地方のエンジニアにも会いに行きます。東京に来てくれるなら交通費を支給します」（今井氏）。

同社は、まだまだ小さい組織。社員はエンジニア社長である今井氏と、2022年7月に入社したエンジニアの2人。小さな会社なのを不安と感じるよりもチャンスと捉えられるエンジニアにピッタリな会社といえる。

会社が設立されてから最初の10名は、会社のコアメンバーとなるのは間違いない。上のポジションも狙える。マネジメントにもチャレンジできる。つまり、収入アップが図れる。同社は、これから会社を拡大していく。会社が大きくなれば、コアメンバーにも成長の恩恵にあずかることができる。

「エンジニアも、いつまでも現場で働けないと思います。マネジメントや後進の育成を通じて、末永いエンジニアキャリアを築ける会社にしたいと考えています。私もまだしばらく現場でエンジニアとして働きたいと考えていますが、ゆくゆくは会社経営に専念して、現場は若いエンジニアに任せたい。コアメンバーとなるエンジニアにも、マネジメントや会社経営でキャリアを築いてほしいです」（今井氏）。

今回の同社のエンジニア募集は、一緒にSES会社を作る仲間を募集している感覚に近い。福利厚生も今後入社するエンジニアと一緒に作りたい。そのためには、どんどん意見を言ってくれる人材を求めている。

「10名規模までは、それぞれのエンジニアの個性が会社のカラー。先輩後輩のしがらみもなく、会社で自分の居場所を作ることができると思います。正直に言うなら、SESエンジニアは、どこの会社に所属しても仕事内容や待遇が大きく変わることはありません。大切なのは、会社や現場にフィットするかです。当社は設立間もないちびっ子会社です。たくさんのエンジニアがフィットするSES会社を一緒に作りましょう！」（今井氏）。

会社を大きくすることでエンジニアが将来の生活を豊かにできるチャンス。既に組織が出来上がっているSES会社で働くよりも、将来のチャンスがある。SES会社で単にスキルを切り売りするよりも、スキルアップを会社の成長に繋げ、会社でのポジションを築くことで自身に還元する。そんなキャリアプランを描けるまたとないチャンスが、同社で待っている。