ご略歴をお教えください。
祖母が実業家という家系に生まれ育ち、子供の頃から社長になりたいとの思いがありました。中学時代から趣味でプログラミングをするようになり、この技術で身を立てていくつもりでしたが、大学は経営者になるため経営学部に進学。卒業後に起業する考えもありましたが、一度は社会に出て世の中の仕組みや企業組織を学ぶ必要があろうと、社会システム等も手掛ける大手のエレクトロニクスメーカーに入社します。情報通信系の事業で、営業職として不動産会社やゲーム会社等を5年ほど担当し、2012年1月、当社にジョインしました。 当社は、大学時代の同級生である吉田恒が創業していました。私も起業志向がありましたが、一から起こすよりこの会社を共同で経営する方が上手くいくと考えたのです。そこで、私が資本の半額を出資する形で共有し、吉田の意向もあって私が代表取締役に就任したという経緯です。
御社をどういう会社にしていこうと考えましたか?また、これまで実現できたこととは?
現在も経営しながら模索し続けていますが、私達がいなくなった後も持続して世の中を支え続けていける企業にしたいですね。そのためにも、前職のように数万名規模の大規模な企業にしていきたいという大きな夢があります。 実際は、当初考えていたような成長のペースで進めることは難しく、夢の1%も達成できていません。一歩一歩進めつつ、従来の属人的な集団を組織化し、ナレッジの共有も進めて、人をスムーズに増やしながら円滑に回していける会社にしたいと思っています。
谷さんの仕事観をお聞かせください。
私個人としても、会社としても、システムを世の中に送り出して役に立ち、貢献していくことに尽きます。
社員に対して、御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。
一緒に働く“仲間”として、上下の関係なくフラットに付き合っていきたいし、付き合ってほしいと思っています。社長もエンジニアもそれぞれの“役割”であって、人としての立場はあくまでも対等であり、同じ会社を運営する“仲間”だとの思いがあります。 その上で、社員一人ひとりがイキイキと仕事を楽しめることがパフォーマンス向上の上でも、人生を充実させる上でも重要。ですから、社員が主体性を発揮し、裁量を持って仕事に取り組んでいける環境や企業文化をつくっていきたいと思っています。 読者の方々に対しては、当社では主体的にスキルアップ、個人としての価値の向上が図れる成長機会があるとともに、近しい関係で切磋琢磨できる仲間を持てるメリットがあると申し上げておきたいと思います。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
9歳と7歳の息子がいて、休日はサッカーの練習に送り迎えしながら見学する等、家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。 また、継続的に勉強し続けることも大事だとの思いがあり、一人の時間では電子書籍やオーディオブック等でプログラミング言語や経営者としての考え方等を学んでいます。