株式会社Tooに入社した理由は?
Tooには1995年に新卒で入社しました。就職活動では『営業』という職種のみを決めていて業種は絞っておらず、さまざまな企業の話を聞きました。 就職活動をしている中で、自分にはメーカーよりも多くの商品を取り扱うことのできる商社が向いていると感じ、方向性も定まってきました。 その中で、デザインという業界に特化し、デザイナーのニーズに応えるべく、多くの商品を取り扱っているTooという会社に出会いました。 顧客目線を大事にしており、デザイナーが本業に専念できるように支えているという企業文化に魅力を感じました。 また、Tooは創業時は画材屋なのですが、時代がデジタル化に進んでいく中で、デザインのデジタル化を推進しているという、変化を積極的に取り入れる文化があることも魅力に感じ、入社を決めました。 入社してから約30年になりますが、『顧客目線』、『変化を先取りする』という企業文化は継承されており、ここ最近ではデザインという業界だけではなく、Tooの強みである『Apple製品に関する知見がある』ということを活かし、スタートアップやベンチャーといった企業を中心とした新しい市場におけるビジネスを展開しています。
エンタープライズアカウント部の仕事内容は?
エンタープライズアカウント部は、Apple社のMacやiPadを業務で利用されるお客様に、調達から管理、保守までワンストップでサービスを提供しています。 かつてMacといえばデザインをするためのコンピューターという位置付けでしたが、近年ではデザインだけではなく、通常業務でも多く利用されるようになってきています。 特にスタートアップやベンチャーといった企業が業務でMacを利用されていることが多く、エンタープライズアカウント部のお客様層もそういったお客様がメインとなります。 業務でMacを使うためには、企業として守るべきセキュリティ対策やデバイス管理が必須となりますが、TooではMacを管理するためのツールやセキュリティ製品も扱っており、デバイスの調達だけではなく、導入したデバイスが企業として問題なく利用できる状態にするための支援をさせていただいています。 Apple製品については、1985年から取り扱いを行っており多くの知見があること、また正規サービスプロバイダとしてMacやiPadの修理対応もできることから、調達から修理、保守といったサービスをワンストップで提供できます。 このような取り組みがApple社より評価され、2022年に日本では唯一の戦略的パートナーであるApple Authorized Enterprise Resellerとして認定されました。 このような価値をお客様にお届けすることが、エンタープライズアカウント部のミッションです。
株式会社Tooは、どんなカルチャーの会社ですか?
TooのVMVにおけるValueでは、『ホスピタリティ・透明性・風通し』を掲げています。 ホスピタリティとは『相手の立場になって考える』ことであり、常に相手の目線に立って考えることで、自分ごと化していくことにつながります。 これは社内においてはスムーズに仕事をしていくために絶対に必要なことであり、お客様と接する際にも信頼関係を築く上で必要なものとなります。 相手の立場になって考えるためには、相手のことを知る必要があります。 相手が何をしたいと思っているのか、何に困っているのか、そういったことにアンテナを張り、先回りして対応していくことをTooは大切にしています。 また、『透明性・風通し』といったことを実現するためには、情報が共有されていることと心理的安全性が確保されていることが重要です。 情報を公開し、そこに何か不明点があれば誰でも質問ができる環境、Tooにはそういったカルチャーがあります。
仕事をする上で大切にしていることは?
常に『お客様の困りごとは何か?』を意識するようにしています。ビジネスの基本は『不の解消』だと思っています。お客様の不満・不安・不便という『不』を解消することで、そこに価値が生まれます。ですので、自分達が何かを売りたい、何かをしたいということよりも、まずお客様がどういう状況にあって何に困っているのか、それを把握して解決することを意識して仕事を進めます。 また、『スピード』も大事にしています。 スピードといっても、とにかく早ければいいというわけではなく、まずは反応すること、そして大事なことは『相手と時間軸を共有する』ということだと思っています。 反応がないと相手は不安になります。見ているのかいないのか、進んでいるのか進んでいないのか、そこがわからないことが一番のストレスになると思うので、まずは反応して相手に気付いていることを伝えます。 そして相手が求めている時間軸の確認をし、スケジュールを明確にします。 『急ぎで』といった場合に、人によってはその日中だったり、1週間後だったり、時間軸が違うので、明確な期日を設定をしないとトラブルの元になります。 ですので、こちら側での対応が必要なものについては、必ず期日を明確にすること徹底しています。 この『不の解消』、『スピード』については、私自身が大切にしていることでもあり、チームメンバーにも大切にするようにしてもらっています。
渡邉さんが考える「仕事」とは?
私が考える仕事とは『未来の創造』です。 仕事を続けていくために必要なことはサスティナビリティだと考えます。 この先10年、20年、それこそ100年を考えたときにも、このTooという会社がビジネスを継続できている状態にするために今の仕事を全力で取り組んでいます。 サスティナブルな会社になるためには、常にお客様の困りごとに着目し、それを解決するということをしていく必要があります。 『お客様の課題を解決する会社』であれば、それは時代が変わっても、必ず必要とされる会社だからです。 そのためには何でもやればいいということではなく、会社の得意なことを磨き上げてお客様により高い価値を提供していくことが必要です。 現在のTooはAppleデバイスに対する知見がある、ということが強みとなっているので、Appleデバイスを軸にお客様の課題解決を行なっています。 Tooの強みを活かし、それをお客様に価値として提供していく、時代が変わり、扱うものが変わっていったとしても、そのスタンスを忘れずに仕事に取り組んでいき、それを後世に伝えていく、ということが私が考える『仕事』というものとなります。