ご略歴をお教えください。
2001年に大学の政治経済学部を卒業しましたが、就職先に選んだのは放送局系のシステム開発会社。ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)を手掛けたくて、その会社がカーナビに強かったことが入社動機となりました。しかしながら、その事業は入社年度から打ち切りとなってしまったので、私は関わりのあったプロバイダ事業会社に出向となりました。そこで4年ほどネットワーク系のエンジニアとして働いたところで、Web系のシステム開発ベンチャーに転職します。開発ディレクターを1年弱手掛けた後、さらに転職を重ね、CXコンサルティング会社でWebソリューションの開発ディレクターに4年、国内のコンサルティングファームでITコンサルティングに1年、デジタルサイネージ会社で事業開発や営業に4年、それぞれ携わりました。 その段階で仕事に疲れて退職し、一旦フリーランスとなりました。そんな時に、前職の株主から「面白い人がいる」と当時シムックス株式会社の社長だった中島高英を紹介されたのです。2014年の当時、新規事業を始めるに当たり、経営幹部を求めていた中島の話に興味を持ち、CTOとしてジョインしたという経緯です。 そして、中島と二人でエネルギー利用の最適化プラットフォーム事業の立ち上げに企画段階から取り組み、2015年に当該事業を手掛ける株式会社アヴニールを設立します。同社は東京電力と事業提携を行ったことで飛躍的に伸ばすことができました。 2020年にはアヴニールとシムックス、シムックスコンサルティングの3社を統合してシムックスイニシアティブに社名を変え、今日に至っています。
御社をどういう会社にしていこうと考えていますか?
2022年10月にCTOからCOOに肩書が変わり、2024年1月よりCEOとなりましたが、私の中では大差はなく、お客様に価値を提供するべく「企業内のあらゆるデータを解析し、継続的に課題を抽出し、改善します」というミッションを追求することに変わりありません。 そのためにも社員が主体的に取り組んでいく組織風土づくりが重要なテーマになっています。一般的に社員数が増えるに従って組織の機能が分化し、指示を待って動く社員が増える傾向にありますが、それをいかに防いで能動的に動く組織にするかに力を入れていきたいです。例えば、リモートワークを止めてオフィスワークに戻し、コミュニケーションを活性化させることや、能力主義によるチームリーダー抜擢、成果主義による人事考課といった施策を検討しています。
長井さんの仕事観をお聞かせください。
仕事は人生のベースにあるもので、仕事を通じて成長し、価値を発揮して、その結果プライベートも充実できるという構造があると考えています。社員もそのように捉えて、仕事に取り組んでほしいですね。常に新しいことにチャレンジし、お客様の役に立ってほしいと思います。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
おいしい店を見つけることが大好きです。機会があるごとに一人で探していますが、見つかったら友人知人に紹介して喜ばれています。事業柄、日本全国に出張していますが、出張先でも探したり、取引先に紹介してもらったりして試しています。
求職者へのメッセージをお願いいたします。
製造現場のDXや企業におけるGXは日常生活ではなかなか接することがない世界で、とっつきにくく感じるかもしれません。一方で、顧客のニーズや困り事を把握し、その解決策を提供するという業務の本質はあらゆる業界のあらゆる仕事に通じるものであると思います。その本質を深く理解し、仕事に生かして顧客から必要とされる人材になれる環境が当社にはあります。 また、当社には社員が実力を試し、向上させていけるだけの環境を用意する宿命があるとも認識しています。ここで力を付けたら、当社を踏み台にして次の環境にステップアップしたいという人も応援していきたいですね。 入社を検討している読者の方が進路に悩んでいるなら、ぜひ気軽にアクセスしていただきたいです。私は開発や事業企画、営業等様々な仕事に就いてきましたので、キャリアパスについて相談に乗れると思っています。2次面接でぜひお会いしましょう。