CEO・井崎 友博氏

最初に、御社設立の経緯を教えてください。

新卒で入社したセキュリティコンサルティング会社での業務を経験し、クライアント企業の情報セキュリティに関する取り組みには効率化できる部分が多いことを実感しました。また、クライアント企業はコンサルティング会社との契約終了後、自らそのシステムや仕組みを運用しなければならず、対策が形骸化してしまうケースが多いという課題も目の当たりにしていました。 その後、転職したソフトウェア開発企業でSaaSサービスに出会い、そのビジネスモデルの「美しさ」に気付きました。SaaS型のサブスクリプションサービス等は、少額から利用開始が可能であり、またそのサービスが不要になれば即日解約することもできます。ソフトウェアに業界のノウハウを盛り込み、また常にアップデートされるサービスの魅力に触れ、前職で感じていた課題の解決策となると考えたことが、当社を設立するきっかけになりました。

御社を運営する中で大切にしている考え、思いはありますか？

当社では、フルリモート・フルフレックスの働き方が可能で、様々な福利厚生制度を活用しながら個人のライフスタイルを大切に働くことができます。自由度の高い働き方の中で、社員達にはメリハリのある勤務をしてほしいという思いがまずあります。その中で、私が大切にしているのは「性善説での経営」を行うこと。従業員を信じることでより早い組織拡大ができると考えているんです。 また、会社の「利」と個人の「利」を合わせることも大切にしています。個人の成長に向けた方向性と、会社として進むべき道の方向性を合わせることが、より当社を成長させる原動力になると、私は考えています。従業員に裁量と自由度を持って意思決定してもらい、自分の仕事に自覚を持ってもらいながら、会社と個人が同じベクトルで成長を目指していくという考えを、私は大切にしています。

これから入社する方々に求めることは何ですか？

まずは、当社の「悲報をなくす」というビジョン、「TRUST TEAM」「HIGH PERFORMANCE」「HUMAN CENTRIC」という三つのバリューに共感していただきたいですね。そして当社は、ある意味で“大人な”組織であり、残業もゼロではありませんが、個人のライフスタイルに合わせ、強い思いを持ちながらもヘルシーに働く環境だと思っています。その社風にも共感してもらいたいですね。 また、細かなところでは、フルリモートで働く中でのやり取り等、相手に気をつかわせないコミュニケーション力も求めたいと思っています。当社では、マニュアルや各種のドキュメントを作成しながら業務を進めることを推奨していますが、それらをまとめ上げる文章力とは別に、チャットツール上でのテキストコミュニケーション等、場に応じたやり取りができる力を、ぜひ身に付けていただきたいと思います。

御社が理想とするのは、どのような姿になることですか？

何よりも、「悲報をなくす」というビジョンを追求していきたいと思っています。その実現のためのアプローチとしては、規定やルールを守ることをより簡単にできる世界をつくる、ということを考えています。 社内規定を守らないことで情報漏洩が起きる、また道路交通法を守らなかった結果事故が起こること等、規定を守らないことで起こる悲報をなくしていきたいという考えです。 今後、より社会が複雑化し、様々な場所で規定やルールが増えていくことが予想されます。その現実の中で、当社は「守り手」側の仕組みをアップデートすることで、ルールを守りやすい環境をつくっていきたい。その結果、悲報のない世の中に近付くように社会に貢献していくことが、当社の理想の姿です。

最後に、転職者に向けたメッセージをお願いします。

今、当社は大変幸運な状況にあると思っています。国内で成長の余地が見込めるマーケットを舞台にビジネスを拡大させ、素晴らしい仲間と共に手掛けるプロダクトを多くのお客様にご利用いただけるチャンスがある。事業成長に邁進できる幸運な状況の中で、個人と会社の「利」を合わせながら成長を目指せる企業で活躍してほしいと、私は思っています。 当社の環境で働き、成果を残すことを、ぜひ皆さんの人生における「最高傑作」にしていただきたい。それが私の願いです。将来、過去を振り返った時に「SecureNavi社でやったことが、人生で最高の功績だった」と思えるような日々を、ぜひ送っていただきたいと思います。“悲報をなくす”という壮大な目標に向けて努力を重ね、世の中に最大の貢献をしていただきたいですね。