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株式会社アングラーズ

  • IT/Web・通信・インターネット系

ITで“釣り体験”をアップデート!釣り業界No.1のCGMを開発するTechベンチャー

上場を目指す
自社サービス製品あり
シェアトップクラス
カジュアル面談歓迎

企業について

株式会社アングラーズは、ITテクノロジーで“釣り体験”のアップデートにチャレンジするTechベンチャー。

魚釣りに必要なものが二つあるといわれている。それは「情報」と「道具」だ。今、どこの釣り場で、どんな魚が、どれくらい、どの釣具で、どうやって釣られているか?こういった情報を基に釣り人は、道具を選び、仕掛けを作り、魚釣りに挑む。

しかし、インターネットにはまだ「釣り情報」が充実しているとはいえない。釣り情報を発信するWebメディアはあるが、リアルタイムな情報を届けるには至っていない。同社は、ユーザー参加型の「Consumer Generated Media(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)」で、リアルタイムな釣り情報を共有するサービスを開発・提供している。

「クックパッドや食べログのようなCGMで釣り情報を集める事業を展開しています。自分の釣果を記録するアプリを開発し、SNSのように投稿することができる機能を装備しました。スマホで撮影するだけで、位置情報、日付と時刻、天候、風速、タイドグラフ(潮位)、潮名等を自動で記録。魚種や、ルアー等、計20種類の情報を記録できます。この情報をインターネットにアップすることで、釣り情報をみんなで共有できます」(代表取締役CEO・若槻嘉亮氏)。

釣果記録を共有する『アングラーズ』は、iOSとAndroidアプリがあるほか、Webメディアも展開している。Webメディアは月間のアクセス数が約136万UU、マーケティングチャネルの分析プラットフォーム「シミラーウェブ」のフィッシング部門において世界第2位の釣りメディアに成長した。

「スタートアップが事業を成功させるには『PMF(Product/Market Fit)』が重要だといわれます。2013年のサービス開始以来、ユーザー数が伸びない苦難の時期を経て、2019年頃から少しずつユーザー数・アクセス数が伸び始め、2020年のコロナ禍で急成長しました。2020年と2021年に、前澤友作氏の個人ファンドである『前澤ファンド』から投資を受け、現在、次のフェーズへ向けて前澤氏と月に一度のミーティングを実施しています」(若槻氏)。

釣果記録数:600万件、掲載魚種:1,230種類、釣り場:4,000カ所。日本中の釣り情報が集まる釣り業界No.1メディアを作り上げることに成功した同社。10年かけて集めたデータを基に、次のフェーズへのチャレンジが始まっている。

日本中の釣り情報が集まるCGMの構築に成功した同社が、次に狙いを定めたのは「釣具」。同社が開発した釣具データベース『タックルボックス』は、釣具のスペックや評価が分かるWebサービス。価格比較で最安値が分かり、ワンクリックで販売サイトへ誘導。釣具の情報を吟味して、そのまま購入できる便利なサイトだ。

「『タックルボックス』を『アングラーズ』のデータと連携させることで、クチコミを投稿している人の釣り歴が分かります。そうすることで、クチコミの信憑性を判断でき、購入の目安になります。『アングラーズ』の利用者は、その90%以上が月に2回以上釣りに行く“ガチ勢”です。彼らの釣具に関する情報は、購入検討者に良質の情報を提供できます。『アングラーズ』のデータがあるからこそ、『タックルボックス』の価値が高まります」(若槻氏)。

釣船・船宿検索サービス『釣船ポータル』も『タックルボックス』と同じく、『アングラーズ』の釣果情報に紐付けたサービスだ。

「釣り人が乗りたい釣船は『釣れる釣船』です。釣船を検索するのに『アングラーズ』の釣果情報が役に立ちます。釣船の船長さんは、釣り人に選んでもらうために、自らホームページの情報を更新して釣果をネット上に上げていますが、『釣船ポータル』があれば、もうそんな努力は必要ありません。スマホで写真を撮って釣果をアップするだけ。しかも、船長がしなくても釣り人が勝手にやってくれます」(若槻氏)。

『アングラーズ』の利用者を“ガチ勢”からライト勢へと広めるべく、同社は自社マガジンを運営したり、「アングラーズマイスター制度」を作ったりと、釣り業界を盛り上げる活動にも注力している。

「アングラーズマイスターは、『アングラーズ』の公認釣り人。質の高い釣果投稿やメディア出演を通じて釣り業界を盛り上げるインフルエンサーとして、当社が独自に認定しています。厳正な審査を経て選ばれたアングラーズマイスターには、年間120万円の活動費を支給します。これまでに120名のアングラーズマイスターが生まれました」(若槻氏)。

『アングラーズ』にはSNSの機能もあり、釣り人同士が繋がることで“釣り体験”の新しい楽しみも増える。日本は周囲を海に囲まれ、川や湖が多い、釣り人にとって天国のような場所。『アングラーズ』が普及してどんどんとブラッシュアップされることで、日本の“釣り体験”はアップデートされる。

「『アングラーズ』を中心にした釣りコミュニティが広がれば、豊かな人生を歩む人が増えると思っています。『一生幸福でいたかったら釣りを覚えなさい』という中国のことわざもあります。釣り人は情熱的な人が多く、釣り人が増えれば世界の幸福度もアップすると考えています。当社は、デジタルの力で釣りをもっと面白くして、釣り人から最も必要とされる企業を目指します!」(若槻氏)。

デジタルの力で釣りをもっと面白く。前澤ファンドからの出資を受け、次なるフェーズにチャレンジ中の同社。IPOを目指してやるべきことが山積している。

これまで広告モデルで事業を展開してきたが、今後は違った形での事業にもどんどん挑戦していく。『タックルボックス』での経験を生かしEC事業も始めた。

「次のフェーズの目標の一つが、安定的な収益基盤の構築です。『アングラーズWEB店』をYahoo!ショッピング・楽天市場・Amazonにて展開しています。釣具のマーケット規模は約8,200億円とされており、Eコマースによる収益軸を強化していく計画です。趣味×ITの領域で上場している企業は非常に少なく、そのうちの一社である『ゴルフダイジェスト・オンライン』をベンチマークにして、IPO、そして時価総額1,000億円企業を目指します」(若槻氏)。

同社は、パートナーやインターンも含めてメンバー数70名の企業。そのうち、エンジニアチームは約15名。次のフェーズへのチャレンジに合わせ、エンジニアを積極増員中だ。

「Ruby on RailsやReact Nativeを使ったアーキテクチャで開発を進めています。一般的なアーキテクチャを採用することで、スピーディーな開発を実現しています。『課題を解決する一つとして技術がある』と考えており、過度なテクノロジードリブンに走ることなく、釣り人の本質的な課題解決をミッションにしています」(取締役CTO・渡邊新介氏)。

同社のエンジニアチームは、フレックス&リモートを前提にした働き方を構築している。フレックスはコアタイムが10時~16時、フルリモートで働くメンバーもおり、全国のエンジニアと開発を進めている。

「パートナーを中心に開発を進めてきたこともあって、正社員エンジニアは現在1名です。福島県に在住しています。そのほかにもパートナーのエンジニアが日本全国から『アングラーズ』の開発に参加してくれています。事業拡大に伴い、2025年春にかけて正社員エンジニアを2~3名増やす予定です。釣りが好きなエンジニアにとってはチャンスだと思います」(渡邊氏)。

同社で働くエンジニアは、その多くがやはり“釣り好き”。しかし、中には同社のビジネスに興味を持ってジョインするメンバーもおり、必ずしも“釣り好き”でなくても同社での開発にやりがいを覚えられそうだ。

「実を言うと、私も若槻も釣りが好きで当社の事業を始めたわけではありません。共同創業者の藤井COOのアイデアで、彼が釣り人でした。しかし、事業を始めてみると、釣りには情報が非常に大切なのにもかかわらず、デジタル化が遅れている領域で、釣り業界はDXを必要としていました。アナログな世界をデジタルの力でアップデートする仕事は、エンジニアにとって魅力的でやりがいがあります」(渡邊氏)。

IPOを目指してストックオプションの付与も検討中という同社。釣り好きなエンジニアはもちろん、釣りに興味がなくてもアナログな業界のDXに興味があるエンジニアにとって、楽しく働ける環境が同社にはある。

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インタビュー

株式会社アングラーズのインタビュー写真
取締役CTO 渡邊 新介氏

── 株式会社アングラーズの設立に参画した経緯は?

前職はSI業界のエンジニア。高知のシステム開発会社に所属し、受託開発をしていました。東京や神奈川への長期出張も含めて、百貨店や銀行系、クレジットカード会社等の案件に関わりました。7年間その会社で働いて、当社の立ち上げに参画。若槻とは大学時代の同級生で、当社COOの藤井と二人で会社を立ち上げるから参加しないか、と声をかけてもらったことがきっかけです。

当時29歳という年齢もあって、自分が起業に参加するのは少し考えるところもありました。ですが、二人のスマホアプリを開発するというコンセプトと、エンドユーザーの顔が見えるポジションで受託ではない開発をしてみ... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社アングラーズ

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、上場を目指す、自社サービス製品あり、シェアトップクラス
資本金

8億1453万5694円(資本準備金含む)

設立年月

2012年10月

代表者氏名

若槻嘉亮

事業内容

スマートフォンアプリ及びWebサービスの企画、開発、運営

株式公開(証券取引所)

従業員数

26人

平均年齢

33歳

本社住所

東京都町田市森野1丁目36-11 WALD136 3F

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