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インタビュー画像取締役CTO 渡邊 新介氏

株式会社アングラーズの設立に参画した経緯は?

前職はSI業界のエンジニア。高知のシステム開発会社に所属し、受託開発をしていました。東京や神奈川への長期出張も含めて、百貨店や銀行系、クレジットカード会社等の案件に関わりました。7年間その会社で働いて、当社の立ち上げに参画。若槻とは大学時代の同級生で、当社COOの藤井と二人で会社を立ち上げるから参加しないか、と声をかけてもらったことがきっかけです。 当時29歳という年齢もあって、自分が起業に参加するのは少し考えるところもありました。ですが、二人のスマホアプリを開発するというコンセプトと、エンドユーザーの顔が見えるポジションで受託ではない開発をしてみたいという私の希望が合致していたので、思い切ってジョインしました。 最初はどんなアプリを作るかも決まっておらず、試行錯誤の連続でした。いくつかアプリを開発して試すうちに、藤井のアイデアで開発した釣りSNS『アングラーズ』に手応えを感じ、『アングラーズ』の開発をメインに進めることになりました。

釣果記録アプリ『アングラーズ』の開発で苦労した点は?

資金が底をつきそうになった時が、最も苦労しました。『アングラーズ』の開発をメインに据えると決定したものの、当時は資金不足だったため受託開発で運転資金を稼いでいました。『アングラーズ』の初期開発は私とCEOの若槻とパートナーの方1名で進めました。私とパートナーの方が主にフロントエンドからバックエンドの開発を担当。若槻もエンジニア出身のため、設計フェーズや開発を受け持っていました。 釣果記録ANGLERSの製品版をリリース後は、銀行から借り入れを行ったり某CGMの元COOが出資をしてくださったりと、ピンチのたびにチャンスに恵まれました。出資含め色々な方からご支援をいただき、アングラーズの開発に専念できたんです。

CTOとしてどんな役割を担っていますか?

CTOといっても自社エンジニアは私を除いてまだ少ないので、私も手を動かして開発しています。エンジニア組織全体の意思決定はCTOである私の役割だと思っています。特にアーキテクチャ設計や技術選定は、開発全体のスピードやクオリティーに関わることなので、重要な決定事項です。知見のあるパートナーの方々もジョインいただけているので、一緒にディスカッションしながらゴールと現状のリソースから現時点での最適な解決方法を探っています。 『アングラーズ』のアプリは、当初、制作や管理にかかるコストを抑える目的で「Webview」で開発していました。けれども、ユーザビリティを考えて、ネイティブアプリの開発を決定し、リプレイスを実施しました。iOSとAndroidアプリを効率良く開発するために、React Nativeを言語に選びました。当時はまだFlutter(フラッター)が世に出る前でしたので、iOSとAndroidアプリを同時開発するには、React Nativeがベストの選択肢だったと思います。 バックエンドのRuby on Railsも同じですが、React Nativeはスマホアプリの開発言語として効率的な開発が可能です。エンジニアのリソースが限られる中での開発なので、できる限り効率的に開発を進めたいと考えています。 ー株式会社アングラーズはどんな会社ですか? 定着率が高い会社です。2023年で12期目ですが、これまでに辞めた方は1名だけ。パートナーの方々も長く開発に携わってくれている人が多いです。それは、メンバーと誠実に向き合うカルチャーを持っているからだと感じています。 バリューのひとつに「誠実」という言葉があるように、社内外を問わず、全てのことに誠実に対応する会社であり続けたいと考えています。 2022年からはメンバーが一気に増え、少しずつ規模が大きくなってきましたが、朝会は社員全員が顔を揃えて参加しているんです。ミーティングも顔出しで参加するなど、自然と心理的安全性の高い環境を作れるメンバーが揃っていると感じています。 リモート&フレックスの働き方は自由にデザインできる反面、コミュニケーションロスやモチベーションの低下に繋がるケースも少なくありません。 引き続き、物事に対して誠実に向き合うカルチャーを育てたいと思っています。

株式会社アングラーズはどんな会社ですか?

定着率が高い会社です。2023年で12期目ですが、これまでに辞めた方は1名だけ。パートナーも長く開発に携わってくれている人が多いです。それは、メンバーと誠実に向き合うカルチャーを持っているからだと感じています。 バリューのひとつに「誠実であり続ける」という言葉があるように、社内外を問わず、全てのことに誠実に対応する会社であり続けたいと考えています。 2022年からはメンバーが一気に増え、少しずつ規模が大きくなってきたので、朝会で社員全員が顔を揃えるというルールを作りました。リモートのメンバーも顔出しでミーティングに参加しています。 リモート&フレックスの働き方は自由にデザインできる反面、コミュニケーションロスやモチベーションの低下に繋がるケースも少なくありません。 また、朝会をやると決めても、オンラインで画面をオフにして、一方的に他のメンバーの発言を聞いているだけでは、会社と仕事に対して誠実に向き合っているとはいえません。 顔出しの朝会をすることで、物事に対して誠実に向き合うカルチャーを育てたいと思っています。

渡邊CTOの趣味は何ですか?

「釣り!」と言いたいところですが、釣りは『アングラーズ』の開発をスタートした時に始めましたが、仕事が忙しくてあまり行けていません。そういう意味では、仕事が趣味かもしれません。釣り体験をアップデートする仕事は、釣りが趣味ではない私でもやりがいを感じます。ユーザからアプリを通して釣り人同士が繋がり釣りを一緒に楽しんだ話を聞いた時には、私達がやってきたことは誰かのためになっていると感じ、かなり報われました。釣り自体は自分と魚、1:1の孤独な趣味ですが、仲間の輪が広がれば新しい釣りの楽しみ方が生まれるはずだと考えています。 また、当社には福利厚生の一環で「釣り支援」があり、釣り好きのメンバーと定期的に釣りにも行っています。月に2回まで、当社の関係者と二人以上で釣りに行くと1回5,000円の補助金が出るというルールです。釣りが趣味ではない社員もいますが、釣り支援があるおかげで、社員同士のコミュニケーションとして釣りに出かけています。

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