代表取締役社長　山崎 真氏

ご略歴をお教えください。

大学の経済学部を卒業後、京都の自動車ディーラーに入社しました。そこで3年ほど営業職に就いた後、祖父が創業し父親が社長を務めていた当社に入社しました。 入社したのは父親から承継を請われたからではなく、100%自分の意思です。正直言うと、前職での業務がきつくなったこともありますが、自分の一生の仕事として選択するのであれば、家業の会社を盛り立てていきたいとの思いがあり、入社を決めました。自分が後を継ぐ事は父との間で決めごとがあったわけではありませんが。 入社後、当社でも営業を手掛け、営業部門の責任者を務めた後、2023年12月1日に4代目の社長に就任しました。社長が交代するタイミングと、コロナ過を経て自社やお客様の働き方が激変するなか、時代に応じた改革を自分がやるしかないという意志で決断しました。

御社をどういう会社にしていこうと考えていますか？

これまで、当社で一営業担当として自らを現場で叩き上げてきたと自負しています。もちろん、周囲のメンバーの協力があってこそですが、今度は経営者としてそのメンバーと共に会社を大きくしていきたいとの思いがあります。 私の方針としては、トップダウンというより、フラットにコミュニケーションしながら和気あいあいとやっていきたいです。その方が情報が多く行き来するので。また、お客様についての情報は営業やサービスの担当者しか把握しておらず、ほかの誰も分からないという状態は会社として良くないパターンだと思います。お客様は担当者のものではなく、会社全体のお客様。全員でスクラムを組み、一社のお客様に対応していく組織風土をつくっていきたいですね。そのためにも、当社の取扱製品である『RICOH kintone plus』で構築したグループウェアを活用していきます。 当社には1,000社近い顧客基盤があるのに、それを生かし切れていないという課題があります。多くのお客様の経営課題に対応し、その結果として当社を発展させていきたいです。

山崎さんの仕事観をお聞かせください。

仕事は、もちろん会社のためにやることではありますが、自分のためにやる側面が大きいと思います。仕事を通じて人として成長できるからです。お客様等と人間関係を深めることは、自分の肥やしになる。私は、自分の人生のためにやっているという意識があります。 また、当社はいろいろな業界のお客様をサポートしています。様々な業界の業務フローや動向を知ることができるので、興味が尽きることはありません。そこは純粋に楽しいと感じています。

社員に対して、御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。

私自身、勉強中の身ではありますが、社員もお客様の困りごとに応える形でお客様の業務フロー全般に関わる仕事を通じて成長してほしいと思います。お客様の経営者から現場スタッフの方々までと交流を深め、お客様の課題を掴むとともに、その課題を解決して喜ばれることを人生の糧にしてほしいものです。 また、お客様だけでなく、取扱製品のベンダーの人達とも交流して人間関係を築いてほしいと思います。そのために、会社としては交際費用を提供しますので、積極的にそういった場をもって欲しいですね。 求職者の方へのメッセージとしては、当社は2024年度に創業60周年を迎え、経営体制も41歳の私が社長に就任し、今後組織が若返っていく事を強調したいと思います。そして、時代の変化に対応しながらお客様の支援に取り組み、共に当社を大阪一のOA総合商社に発展させていきましょう。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

回答 もっぱら好きなゴルフの練習に精を出しているほか、よく社員やお客様とラウンドしています。また、社員ともよく飲みに行きますし、お客様と会食する機会も増やしています。仕事で関わる人とのコミュニケーションを、オンタイムもオフタイムも大事にしているという感じですね。