ゼアーウィンスリーサービス株式会社に入社したきっかけは?
私が当社に入社したのは、「タイヤ保証サービス」がスタートしたタイミング。学生時代から事業をしていた私は、現在の当社社長である一戸と出会って、当社に新卒入社する運びとなりました。1単位足りなくて大学の卒業が夏になってしまったので、日本では珍しい9月入社です。 一戸が当社の第1号社員で、私が第2号社員。創業者である前澤と三人で「タイヤ保証サービス」を成長させるところから始まりました。最初は全て手作業です。 営業活動は保険会社の営業の方々と同行させていただいておりましたが、事務や電話対応は手が回らないので、秘書サービスを活用して何とか回していました。 そんな中で事務を任せられる女性社員を雇用し、アドミ業務として本格稼働をした形です。
ゼアーウィンスリーサービス株式会社では、どんな仕事をしてきましたか?
パートナーの保険会社のの強力な代理店網を活用して、「タイヤ保証サービス」は一気に広まりました。それに合わせて社員もどんどん増えていきましたが、人力の作業には限界があり、顧客管理システムを開発しようという話になりました。 私はエンジニアではありませんが、小学生の頃からパソコンが大好きで、エンジニアに憧れていました。人とのコミュニケーションが好きで、得意でもあったことから営業職を生業にしていましたが、エンジニアになりたい気持ちは、ずっと持っていました。 顧客管理システム『ARMAJIRO(アルマジロ)』は、外部ベンダーに開発を依頼しました。最初はデータベースを共有できる程度のシステムでした。 その後、損害保険会社とデータ連携できるようになったことで、作業効率はアップしました。ところが、途中で別の事業所からも取引したいという話があり、『ARMAJIRO』をコピーして使いました。その後、我々側の管理もどんどん煩雑化し、二つのシステムを統合して『ARMAJIRO2』にバージョンアップしました。
仕事をする上で大切にしていることを教えてください!
最近、私がポリシーにしているのは「是々非々」。物事の是非をしっかり見極めて対処しようと考えています。特に、「非」が重要です。良いものを良しとするのは難しい話ではありません。悪いことを悪いとするのは組織にあっては結構大変です。だから、悪いことに目をつぶる会社がいっぱいあるのだと思っています。彼らも悪いことは悪いと分かっているのに、組織のしがらみや自分の生活を考えると、悪いことを悪いと言えないのだと推測します。 ブラック企業やパワハラ体質の会社も最初からそれを意図しているわけではなく、悪いことを悪いとはっきりさせないまま放置することで、いつしかそれが慢性化して、取り返しのつかない事態になるのだと思います。だから、ダラダラ仕事をする社員がいれば、周囲を巻き込まないように気を配ります。自身の成長を意識して効率的に働く社員を積極的に評価することで、ダラダラ働く社風にはしません。
システム部の今後の展開は?
2023年12月1日からシステム課をシステム部に昇格させました。システム開発に関しては、今後、積極的な投資をしていく計画です。『ARMAJIRO』等社内システムの開発だけでなく、保険・保証付帯サービスの顧客管理システム『sigUma(シグマ)』を活用した外部のサービス作りも拡大させる予定です。子会社であるゼアー少額短期保険株式会社で使うシステムや病院内での決済システムの開発もシステム部で担当します。独立採算の意識を持って、システム開発で当社のビジネスをスケールさせてください。 社風としてメンバー間で活発なコミュニケーションがある会社ではありますが、「全員で仲良く手を繋いで」といった感じではなく、各部署がプロフェッショナル集団としてそれぞれしっかりプライドを持って業務を進めようとしています。お互いにリスペクトし合って、プロとして意見をガンガンぶつけ合える組織にしたいです。エンジニアも社内からの依頼を待つだけでなく、他部署に自分達の意見をぶつけてほしいですね。
吉田部長にとって「仕事」とは?
ワーク・ライフ・バランスの「バランス」が大切だと思っています。私は「仕事が全て」といった人間ではないですし、かといって「ライフワーク」と割り切ることもありません。たとえお金持ちになって働かずとも暮らしていけるようになったとしても、何かしら仕事はすると思います。そう考えると、私にとって仕事とは「社会との繋がり」なのかもしれません。 ちょっと天狗になった話ですが、私は割と仕事ができるタイプだと思って働いてきました。営業や人とのコミュニケーションが得意ですし、システムについての知見も一般的なビジネスパーソンよりは深いものを持っています。タスク整理も徹底しています。ところが、ある時、自分一人での限界を感じるようになって、一緒に働くメンバーがいるから時間的にも体力的にも多くのことができると考えるようになりました。正直な話、それまでマネジメントには興味がありませんでした。でも、今はチーム・組織でワークするのに、どうすれば最高の結果を出せるかあれこれと学んでいます。